レンズ千夜一夜

カテゴリ:Summitar50/2( 4 )

431 奈良町 (ズミタール50mmf2って、なかなかどうして素敵じゃない?)



ズミタール50mmf2

この開放とF8絞り込みの2例を掲載しましょう。

開放は、ちょっと2Bの鉛筆で描いたようで、
けっして線は細くありませんね。
ズミクロンにかなり似ているのではないでしょうか?

絞り込みは、カチンカチンと思っていたのですが、
それほどでもなさそうです。
真面目にしっかりと写し込んでくれます。

どうしてどうして、このレンズ、使えますね。

カルティエ=ブレッソンの写真の中には、
実在感とシャープネスを備えた、実に見事な画像が幾枚もあります。
1950年以前の作品の一部は、もしかするとこのレンズかな?
ますますそんな気がして、
ますますこのレンズが好きになりました。

「違います、彼はズミタールを使ったことがありません。
彼が使っていたのは......」なんてコメント来ないかな?




b0226423_17182054.jpg
b0226423_1718946.jpg

by Sha-sindbad | 2012-08-26 17:19 | Summitar50/2 | Comments(2)

430 ご婦人 (ズミタール50mmf2の開放はライカらしい情感に溢れ)



b0226423_21191357.jpg





1年ばかり前、ライカの標準レンズを1万5000円で手に入れました。
ライカレンズが1万5000円?
きっとよほど程度が悪いものが来るだろうと覚悟はしていました。
一度は使ってみたかった、ただそれだけが入手の動機なので、
あまり期待していませんでした。
ヨーロッパから到着したのは、

    ズミタール50mmf2

かなり使い古したレンズですが、
筐体は一応めぼしい傷もない、かなりの美品です。

ズマールに交替して1939年から1955年まで、
なんと17万本も生産されたそうです。
1953年にズミクロン50mmf2第一世代が登場したことを考えますと、
押しも押されぬライカのフラッグシップモデルの地位を
少なくとも14年間も保ったことになります。

とすると、カルティエ=ブレッソンは、エルマー50mmf3.5とともに、
このズミタールを使った可能性は高いのではないでしょうか?

購入してから使ったのはたった1回。
かなり武骨な描写だなという印象でした。
でも、カルティエ=ブレッソンが使った可能性を考えると、
もっと大事に撮らなきゃという気持になります。
そんな気持で撮ると、撮れるものです。

    今日、撮影を終えて、近鉄奈良駅からタクシーに乗りました。
    東大寺南大門前で西から南に直角に折れるあたりで、
    信号待ちのタクシーの窓から撮りました。

強い西日射す時間帯でしたが、無理に開放で撮りました。
窓ガラスの1枚が入っているせいかも知れません。
かなり使われてきたレンズらしく、
前玉の周辺部にかなり拭き傷があるせいかも知れません。
ズミタールは1945年以降コーティングされるようになったそうで、
私のレンズは1946年製です。
そのせいもあるかも知れません。
とても丁寧で、気品のある写真が撮れた感じがします。

軽くて使いやすいレンズですね。
by Sha-sindbad | 2012-08-25 21:22 | Summitar50/2 | Comments(2)

140 土塀と空 (ズミタール50mmf2はやっぱり立派なライカ標準)



b0226423_11454561.jpg




ライカ標準レンズを、古い順に、

    エルマー50mmf3.5
    ズマール50mmf2
    ズミクロン50mmf2

これだけ集めて、まあ、これでよいだろう、
そう考えていました。

    ノクチルックスは超高価すぎる。
    ズミルックス50mmF1.4は、一頃はとても安かったのに、
    今では、手の出ない高嶺に。
    他は、かなりマイナー。
    手に入れる必要はなさそうだ。

でも、オークションで偶然見付けてしまいました。

    ズミタール50mmf2

とても安い。
Cマウントレンズよりも安い。

調べてみますと、1939年から55年までの制作本数が、

    17万本!

    53年からはズミクロンがフラッグシップを握ったのでしょうけど、
    それまでは、ライカの標準だった!

使ってみて、納得しました。

    決して硬くなく、立派な再現性。
    ライカに珍しい男性的な毅然として風情。

    これはこれで立派な標準レンズなのです。
by Sha-sindbad | 2011-11-05 12:05 | Summitar50/2 | Comments(6)

133 ニンニク (ズミタール50mmf2はズミクロンのお兄さんでしっかり者)


b0226423_2212312.jpg




ズミタール50mmf2

1939年から1955年までになんと約17万本も作られたそうです。
スクリューマウントの王者、ズミクロン50mmf2は6万本。
その3倍近いレンズを作り続けたのですから、
このレンズ、絶対に失敗作ではありえません。

その数が災いしてでしょうか、とても安い価格で手に入ります。
私のは2万円程度。

でも、がっしりとした作りで、信頼感を感じさせます。
その開放描写をご覧下さい。

    磯江毅さんのニンニクの絵に触発されて撮りました。
    もっとも、その絵を見なくても、撮ります。
    玉葱やニンニク、とても絵になります。
    だから、磯江さんも大変な手間を掛けて描いたのです。
    私は、ぜんぜん手間をかけずに、ひょいと撮りました。

でも、レンズがスパルタ的に厳粛に撮ってくれました。

    よいレンズですね。
by Sha-sindbad | 2011-10-29 22:02 | Summitar50/2 | Comments(0)