レンズ千夜一夜

カテゴリ:Ektar35/3.3( 6 )

917 にわかに小雨が(エクター35mmf3.5は暗い冬の日でもおっとりと堂々と受け止め)



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昨日も今日も寒い日ですね。

    奈良でこんなに寒いのであれば、
    雪国ではどうなのでしょう?
    また、昨年のような大雪に苦しめられなければよいのですが。

昨日の出勤はリコーGXR+A12を持ち出しました。

    レンズはコダックの怪物レンジファインダー、
    エクトラの交換レンズ、
    エクター35mmF3.3

エクトラのレンズ群もまた高名です。
35mmはとてもあたたかい描写をしてくれます。

    リコーのパラメータはシャープネス最低、
    彩度とコントラストは下から2番目。
    これでかなり銀塩に近い味が出るようです。

この設定で思うのですが、

    クラシックレンズはもとよりデジタルレンズでも同様で、
    カメラ本体の設定のダイナミックレンジが猛烈に広いうえ、
    フォトショップのような画像処理ソフトで
    どうにでも変改できる時代なので、
    今や、レンズの味なんて言葉そのものが死語に化す危険に
    さらされています。

レンズなんかただの道具、
結果としての画像そのものがすべてだと考える向きには、
このような時代はまさに夢の時代でしょう。

    でも、懐を痛めて必死の思いで買い求めたクラシックレンズの
    味わいが、こんな処理のお陰で死んでしまうのでは、
    まったく骨折り損のくたびれ儲けでしかありません。

昨日は、昼食後喫茶店を出た途端に小雨が降り出しました。
職場間近になったあたりで、止みました。

    エクター35mmf3.5はピーカンの日にはかなり華麗になります。
    でも、小雨交じりの暗い日には銀塩風のおっとりとした写りに。
    懐の深いレンズなのです。

あんまり嬉しくて、29枚も選んでしまいました。

    レンズの紹介としてはやり過ぎではないか、
    といぶかしくお思いの方のおいででしょう。
    でも、別に人が見に来なくても、
    自分がレンズの味わいを確かめる目的のブログなのですから、
    どんなに多くてもよい、そう次第に考えるようになっています。
    もしおいでになって辟易されるなら、立ち去ればよいのです。

私は絶対に自分の写真に辟易しないので、
これからもサンプル数無制限の方針を貫くことにしましょう。
by Sha-sindbad | 2014-01-18 22:01 | Ektar35/3.3 | Comments(2)

617  路傍8景 (エクター35mmf3.3はのびのびとした写りが特徴らしい)

今日の出勤では、
キノプラズマート25mmF1.5をリコーGXRに付ける予定でした。

しかし、前回の記事へのコメントで中将姫光学さんから、
エクター35mmF3.3についてさらに分析をするように注文があったので、
方針を変更して、エクターを付けて家を出ました。

    もちろんレンズ性能の光学的分析など完全に無知ですから、
    できることと言えば、ただ撮ってみるだけ。

昼食どき、いつもの英国喫茶店に参りました。
紅茶のおいしいお店はとても少ない感じがします。
茶葉の適量とお湯の適切な温度を学んでいないので、
銘柄の区別どころか、ただの色付きお湯のことが多いのですが、
このお店はティーがおいしいのに加えて、
サンドウィッチが猛烈においしいので、お気に入り。

このお店の手前の駐車場を通りかかって、
何気なく顔を右に向けて、びっくり。
車がにっこり笑っているじゃありませんか。
車体が太陽の反射板となっているので、
まばゆいばかりの微笑。
レンズの距離をアバウトに合わせ、F8に絞って、
ノーファインダーで撮りました。

レンズは52.5mm相当の標準。
ぎりぎりいっぱいで撮れました。
帰宅して、シネマディスプレイでチェックして感嘆。
直射日光にほとんど相当する反射する光の物体が、
ちゃんと立体感よろしく立ち上がっています。

今日、昼食の往き帰り20分間に撮った写真数十枚から、
ちょっと気に入ったものを並べてみます。

最後の1枚は帰宅途中のバスの中。
目の前の座席の女性にふっとひきつけられて撮りました。
途中のバス停で降りた彼女は、とても利発そうな美女でした。

    私は背後から頭半分を見ただけで、美女を見分ける、
    スペシャルギフトの持ち主らしい。
    知らなかった。
    だから、これまでついぞこの才能を利用したこともない!
    別にいいですけど。
    間に合ってますから。

さて、肝心のレンズですが、

    ドライでもなく、ウェットでもなし。
    シャープ過ぎず、さりとて弱々しくもない。
    万事中庸という感じが大人のレンズの印象につながります。

使えるレンズなのではないでしょうか?




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by Sha-sindbad | 2013-03-06 20:17 | Ektar35/3.3 | Comments(2)

616 変化 (エクター35mmf3.3はコダック自慢の逸品か?)



私たちが心に思い描く夢にも2種類ありますね。

    いつか絶対に実現したい夢、
    そして、
    いつまでも夢に残しておきたい夢。

コダックの幻のレンジファインダー機、エクトラ。
堂々たる偉容といい、これを包む伝説といい、
夢の一つであることは間違いのないところですが、
大きくて重そうだし、使い勝手もかなり悪そう。
それに、高価すぎるし、壊れると修理も厄介らしい。
つまり、けっして手を出さない方がよろしいようで。

    これぞまさしく、後者の夢。

ただ、コダックがエクトラにために用意したレンズ群は、
かなり優秀という評判。
だから、レンズだけ手に入れました。

今日の出勤に持ち出したのは、
    エクター35mmf3.3
    宮崎貞安さん改造にかかるライカMマウントレンズ。

リコーGXR/A12に付けました。
仕事に忙しく、27枚しか撮れませんでしたが、
天候もあったのでしょうか、
彩度やコントラストを最低近くに落としているせいもあるでしょう、
かなりおとなしい描写。

しかし、コダックが満を持して製作したフラグシップモデルのレンズです。
さすがに、いかにも信頼感あふれる真摯な写り。

    35㎜広角レンズの白眉の一本。




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by Sha-sindbad | 2013-03-05 22:32 | Ektar35/3.3 | Comments(5)

535 Demons (エクトラ用エクター35mmf3.3はデーモンインスペクタかな?)



誰もが、なにかを見たら、なにか別のものを連想する。
誰もが、なにかを見たら、そこに顔を見てしまう。
私はそう考えていました。

どうやら、そうでもないようですね。
というより、そんな連想をする人間の方が少ないらしい。
近ごろ、そんな風に感じています。

誰のことかは申しませんが、
絶えず、どこにでも顔やなにか別のものを見つけるとなると、
これは異常域にあるのかも知れません。

火曜日の出勤に、リコーGXR/A12に付けたのは、

    コダック・エクトラ用レンズ、
    エクター35mmf3.3

50㎝近くまで近寄れ、しかも見事な画像。
歪曲はほとんど無視できるほど。

忙しい日で、ほとんど写真を撮るヒマはありませんでしたが、
隙を見て、32枚撮りました。
その内、11枚がデーモンたちの肖像となると、
やや異常かも知れませんね。

    でも、彼らは、あらゆるものに化けて、
    至るところに隠れているのです。
    もしかすると、私はデーモン監督官なのかもしれません。
    だとすれば、それだけ沢山のデーモンを見つけるのも当然でしょう。
    エクター35mmf3.3はいわばデーモン検出器なのです。

5枚、サンプルをお目にかけましょう。




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by Sha-sindbad | 2012-12-05 22:39 | Ektar35/3.3 | Comments(8)

162  観音 (エクター35mmf3.3はエクトラのやんごとなき末裔なのだ)


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№117でも、このレンズを採り上げ、こう書きました、

    「開放から雄渾」

コダックは、エクターというレンズ名を自由に使ったようです。
コダックの主力レンズなのだよという記号なのかも知れません。

私がこれまでに使ったエクターは数種類ありますが、
共通して言えることがあります。

    明るく元気よく、画面から飛び出してくる!

製造国のお国柄がはっきりとレンズに出るなんて、
そんなバカな、と言いたいところですが、
ドイツ、イギリス、フランス、アメリカ、日本、
各国のレンズを使ってみると、なぜかそう感じますね。

このエクター35mmf3.3は、こうして見ると、
ヤンキー丸出しと言いたくなるほど、アメリカ的。

その上に、このレンズは特別の存在なのです。

    レンジファインダーカメラの極点、
    幻のエクトラの交換レンズとして、
    まさに家門の誉れを背負って生きる、
    御曹司の風格。

開放描写の確かさには、ある種の誇りが感じられるのですが.......
by Sha-sindbad | 2011-11-29 21:44 | Ektar35/3.3 | Comments(5)

117 花の城 (コダックのエクター35mmf3.3は開放から雄渾)



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いつか使ってみたい、そう夢見たまま、
ついにかなわないままになってしまった、
そんなカメラ、レンズがありますね。

私にもあります。
実は沢山あります。
その一つが、

    コダックのエクトラ

ギリシア悲劇のヒロインの名がエレクトラ。
三大悲劇詩人がみんなドラマを書いたのですから、
古代ギリシア人にとっては、忘れることのできない女性。
でも、父アガメムノンの仇討ちをするのですが、
その仇敵のかたわれが、なんと母親。
禍々しい運命を走り抜けた、かなり怖い女性。

そんな女性を連想させる名前をどうして付けたのか?
ちょっと不思議なのですが、
ひょっとすると、コダックの製作陣、
エレクトラを知らなかったのかも知れませんね。

私は、ライカM9を手に入れたおかげで、
ついにエクトラを使う機会を逸してしまいました。
そこで、交換レンズだけ手に入れて、
例の通り、宮崎さんにMマウントに改造していただきました。

    城砦のような筐体に包まれていたエクターが、
    帰宅してみると、とても可愛いレンズに変身していました。

    でも、写りはかなり雄渾。
    雨の日の開放描写ですが、堂堂たるたたずまいですね。
by Sha-sindbad | 2011-10-14 22:37 | Ektar35/3.3 | Comments(2)