レンズ千夜一夜

カテゴリ:Sp.Anastigmat15/1.5( 8 )

822 朧の世界に(スピードアナスティグマート15mmF1.5はやっぱりダルメイヤー)



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前回の記事に、キノプラズマート15mmに対抗するダルメイヤーレンズは
スピードアナスチグマートだろうと書きましたが、
昨夜、今日の出勤に携えるレンズを選ぼうとして、
そのレンズを持っていることを思い出しました。

    スピードアナスチグマート15mmF1.5

オリンパスEP-L1に付けると、30mm相当ですから、
この付近のレンズとしては一番明るいレンズの一つになりそうです。

朝の訪問先で、ちょっと時間が開き、
待合いのロビー応接セットから見回すと、
撮りたいものがいくつかバンバンと目に飛び込んできました。
ただちにバッグからカメラを取り出して撮影。
10枚ばかり撮りました。

ちょっと成金趣味もあって、室内装飾はてんでばらばらというところ。
でも、高級品をそろえたからと言って、ハイセンスとなるものでもありません。
おかげさまで、写真に撮りたいものがいくつもできたのですから、
私としては文句を付ける筋合いではありませんね。

スピードアナスチグマートは、レンズ前面の筒がかなり長く延びているので、
大きくけられます。

    先端部は膨らんで、刻みが入れられて、絞りリングの操作部になっています。
    これを1mm程度削れば、かなりダークコーナーは減少しそうです。

描写はごらんのとおりです。

    どちらも−1.7補正。
    下位機種のトリプルアナスチグマートの方が闊達たおやかな写りに見えます。
    でも、戦場の中核部分である中央付近の描写はスピードの方が締まって、
    いっそう上質に見えます。
    でも、その差はわずかという感じ。

ダルマイヤーは腐ってもダルマイヤー。
ましてトリプル族はみんなとびきり立派に写る一族です。
ようするに、ダルマイヤーはみんなダルマイヤーなのですね。




        [後書き]
          金曜日から今朝まで、インターネットの接続が切断。
          ルーターのヘルプデスクでようやく快復していただきました。
          インターネット接続使用中に切れた事故。
          原因は不明とのこと。
          私は、いつも「殿、ご乱心」と考えることにしています。
          考えるだけ無駄。
          2日間ブログができないのは、やっぱり寂しいですね。
          今日は、埋め合わせにもう一度掲載予定です。
          
          レンズファンにはビッグニュース。
          乞うご期待!
by Sha-sindbad | 2013-10-06 12:05 | Sp.Anastigmat15/1.5 | Comments(4)

767 喫茶店で (トリプルアナスチグマート15mmF2.9は幻灯機のレンズだったかも?)



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今日は午前中遊び、午後仕事という中途半端な日でした。
撮るチャンスがあれば、と、カメラを一台バッグに潜めました。

    ダルメイヤーの古式レンズ。
    トリプルアナスチグマート15mmF2.9

このレンズはF8に絞ってミニホロゴンにするのが正解。
その場合、ASA感度は400が原則です。
それなのに、感度設定は100。

午後の仕事の地に到着しますと、
局地豪雨襲来の直後で、まだ雨が残っていました。
空はどんより黒ずんで、かなり暗い。
少し早く着いたので、駅高架下の喫茶店に入りました。
とても古いたたずまい。

    エントランスの2段のしつらえがまことに古風なので、一枚。
    座った席の横は腰までのガラス窓。
    宣伝の掲示板なのでしょうか?
    これまた古めかしいデザインなので、
    カメラを構えると、女子高生たちが視界に入ってきました。
    2枚とも開放で撮りました。

なんとも古めかしい描写。
このダルさ加減が私を喜ばせます。

    幼い頃に見せてもらった幻灯機の写真という感じ。

現代レンズだと、シャチホコ立ちしたって撮れない写真。
一説によると、
シャチホコ立ちさせられたって、撮りたくない写真。
by Sha-sindbad | 2013-08-05 21:42 | Sp.Anastigmat15/1.5 | Comments(2)

744 いつもの町 (WideAngleSpeedAnastigmat15mmF1.5は広くて狭いレンズ)



ダルメイヤーばかり続きますが、今回は、

    WideAngleSpeedAnastigmat15mmF1.5

レンズ史上もっとも長い名称のレンズかも知れませんね。

    でも、焦点距離は対照的にとても短い。
    たった15㎜。
    オリンパスE-PL1に付けると、30㎜広角レンズ。

ところが、四隅に大きなダークコーナー。
そこで、またはの名を、

    「ぼくでもアジェレンズ」

ものものしい名前の割りには、かなりの廉価版レンズ。
でも、ダルメイヤーらしく、とても臨場感溢れる描写。

    マイナス2に補正しているので、かなり暗めの画面。
    でも、使っている私の気持は明るい。
    しっかり写してくれると分かっているからです。



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by Sha-sindbad | 2013-07-12 22:02 | Sp.Anastigmat15/1.5 | Comments(0)

696 女性たち (トリプルアナスチグマート15mmF2.9は女性にも合うらしい)



火曜日、昼食の往き帰りでした。
腰のトリプルアナスチグマート15mmF2.9が活躍しました。

    黒い小さなブラックボックスなので、目立ちません。
    もっとも背広姿でカメラというスタイルそのものは目立ちそう。
    そこは、さりげない表情を作って、撮りました。
    でも、その表情でかえってばれるかもしれません。
    ああ、難しい!

ええい、気にせず、撮りたいものを撮りたいときに撮ろう!
というわけで、ばんばん撮ったものに、
帰宅途中のもつけ加えて、もう一度このレンズ特集です。

やっぱり28㎜相当の広さになると、
ノーファインダーでも、なんとかなるものですね。
このレンズ、ますます気に入りました。



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by Sha-sindbad | 2013-05-22 21:58 | Sp.Anastigmat15/1.5 | Comments(0)

156 紅葉 (ワイドアングルスピード・アナスティグマート15mmF1.5はシックなレンズ)



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今日、天王寺から堺市まで通じる阪堺線にしばらく乗りました。
オリンパスE-PL1にスピード・アナスティグマート25mmF1.5を付けて、
首からぶら下げて、つり革につかまっていました。
完全に見せびらかしの構図ですが、
いつどんなものが撮りたくなるか、予測がつかないので、
臨戦態勢を布いていたのです。

前に座った年輩のカップルがぶつぶつつぶやいています。

「これ、銀塩かな、デジタルかな。
かっこいいじゃないか!」

思わず、私も応じてしまいました、
「デジタルカメラですよ。
オリンパスです」

「ああ、今問題になっている、あの......」
「そう、あのオリンパスです」

「でも、絞りが見えたんですが......」
よいところに気づいていただきました、
「レンズは16㎜映画用レンズなんですよ」
と、まあ、天王寺終点まで話が弾みました。

そこで、スピード・アナスティグマートの作例と来るのが自然ですが、
不自然なのがとっても好きな人間です、
ここは、その弟分のワイドアングル君に登場してもらいましょう。

目測式で撮っているので、大幅に後ピンとなりました。
でも、イギリスのレンズらしく、
とってもシックではありませんか?
by Sha-sindbad | 2011-11-23 18:44 | Sp.Anastigmat15/1.5 | Comments(2)

65 椅子 (スピードアナスチグマート15mmf1.5はファンタジック過ぎるかな?)



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今日は、おかしな体験をしました。

出勤のバス内。
座席に座って、ふとバッグを見ると、
小さな尺取り虫がむっくり背中を持ち上げています。

バスの窓から放り出しても、コンクリート車道の上に落ちるだけ。
バス内でも不毛の場所。
しょうがないけど、いつまでもバッグに付いておられてもと、
指で弾き飛ばしたのです。
バッグから弾き飛んだことは、はっきり覚えています。

2、3分後、バッグにふと目にやりました。
あれっ?
また今さっき居たのとほとんど同じ場所に、
尺取り虫が付いています。
一点接地方式で頭をもたげて、周りをみたりしています。

弾き飛ばしたはずの尺取り虫Aと、
このバッグで涼しい顔のBとは、
同一虫なのでしょうか?
まったく同じ大きさで、顔も同じ顔、スタイルもそっくり。
区別がつきません。
座席の下あたりを見回してみたのですが、Aの姿はなし。

まさか座席の下にいったん落ちて、そこから尺取りしながら、
えっちらおっちら上ってきたわけではないでしょう。

弾き飛ばされたA君、バッグのどこかにさっとしがみついて、
「I shall return!」なんてつぶやきながら、元の位置まで戻ってきた。
そうでも考えないと、
あっという間に原状復帰した、この離れ業を説明できません。

それとも、座席の下に弾き飛ばされたのですが、
とっさにテレポーテーションで戻ってきた?
まさかね。

なんにせよ、とにかく尺取り虫B君は毅然として、
身体全体で宣言しています、

    「ぼくはここにいる!」

     降参、降参!

バッグのB君がなにかに触れて、落ちたり、つぶされたりしないように、
気をつけながら、
バスを降車し、まず、銀行ATMでちょっと送金し、
職場に向かう道中の途中にある小さな神社まで一緒に行き、
片隅の湿り気のある草むらにお移りいただきました。

なにしろ言葉が通じないので、
世間話をするわけにもいかず、
ちょっと座を保つのに苦労しましたね。

というわけで、話が長くなりましたが、
本日は、ダルメイヤーのWide Angle Speed Anastigmatを携行していたのですが、
出勤途上ではほとんど撮影できないままに終わりました。

15mmf1.5のレンズです。
開放描写はかなり眠いのですが、
これもレンズクリーニングで改善されるはずです。

周囲がかなりけられますが、それでも、
とても空気感、臨場感のある写真が撮れます。

私のお気に入りレンズなのです。
by Sha-sindbad | 2011-08-17 18:40 | Sp.Anastigmat15/1.5 | Comments(0)

28  ピエロ  (WideAngleSpeedAnastigmat15mmF1.5は夢幻への扉)



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レンズの楽しみ方は、人様々でしょうね。

私にとって、写真とは、

    カメラで見る夢

これ以外の何ものでもありません。

写真は、もちろん、人が見ることができます。
そこに何かを感じたり、感じなかったり。

でも、その写真を撮ったときの気持ち、
その写真に感じる私の気持ち、
これはあくまでも私のもの。

それが、夢であり、
夢って、人と共有できるものではありません。

シェークスピアの「テンペスト」のセリフが、
そっくり私の気持ち、

    We are such stuff as dreams are made on,
    and our little life is rounded with a sleep.

このレンズを使ってみて、
その気持ちはさらに強まった感じがします。   


    
by Sha-sindbad | 2011-07-11 21:52 | Sp.Anastigmat15/1.5 | Comments(2)

27 仲間 (WideAngleSpeedAnastigmat15mmF1.5は懐かしのレンズ)



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今日到着して、今日早速撮った、とれとれの写真を一枚。

    ダルメーヤーのWideAngleSpeedAnastigmat15mmF1.5

以前、私が写真を始めた頃は、
ダルメーヤーは「ダメメーヤー」とあだ名されて、
駄レンズばかり生産する会社という評判だったように記憶しています。

メーヤーだって、そうでした。
でも、評判、噂って、根拠のないがせネタが多いですね。
実際に付き合ってみないと、生地、真価が分からない、
という点では、レンズも人間もまったく同じですね。

私にとって、
ダルメーヤー革命はスピード・アナスティグマート25mmF1.5から。

なにを撮っても、戦前のフランス映画になってしまう!
雰囲気と空気感がこんなに濃厚なレンズはない。

そう思っていますと、
その弟分か兄貴分かわりませんが、
WideAngleSpeedAnastigmat15mmF1.5もまったく同格でした。

私の横を通り抜けていった仲良し4人組の男たち、
近ごろ珍しい硬派の雰囲気を漂わせていました。
by Sha-sindbad | 2011-07-10 21:21 | Sp.Anastigmat15/1.5 | Comments(2)