レンズ千夜一夜

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22  西陣織り  (アポクロマート100mmF2は玲瓏涼やかなレンズだった)



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アルパ9Dというカメラをかなり愛用していました。

継ぎ目に隙間があるような、ちょっと雑なところが、
いかにも手作り風で、工芸品のような風格のあるカメラです。
これに、ブラック鏡胴のマクロスイター50mmF1.8が似合いました。

結局、アルパで使ったレンズはわずかに2本。
もう一本がキノプティックのアポクロマート100㎜f2でした。

当時から、レアで高価なレンズでした。
そんな稀少レンズをどうして私が手に入れることができたか?
自分でもちょっと謎なのですが、とにかく手に入りました。

玲瓏という言葉がとても似つかわしい、精密レンズでした。

このレンズが私のもとから離れていった理由ははっきり記憶しています。
大きく重く、使い勝手が悪かったからです。
そして、私の好みよりもちょっぴり切れ味が良すぎました。

しかし、今回の写真でお分かりのように、よいレンズ。

透明ガラスの向こうの部屋には、一面、黒石が敷かれて、
いわばショールームの体裁。
そのガラスの内側すぐそこに、西陣織の婦人靴。
とても美しい色彩の文様だったので、
敷石にピントを合わせて、開放で撮りました。

靴にピントを合わせたのも一枚撮りました。
そちらの方は、どこに行ったのでしょうねえ?
by Sha-sindbad | 2011-07-05 20:51 | Apochromat100/2 | Comments(0)