レンズ千夜一夜

カテゴリ:Elmar65/3.5( 13 )

1903 古佛と木(2017年9月13日エルマー65㎜F3.5と仏様の渋い関係)4-完-古佛と私の関係



昨日ちょっと外出しました。
我が家の近くのバス停は徒歩3分、とても便利です。
次の終点で折り返してきて、近鉄奈良駅、JR奈良駅に向かいます。

でも、昨日は紆余曲折はありましたが、合計45分間待ちました。
① 祝日なのに、平日と思い間違って、10分早く行っていました。
② この路線、休日には大渋滞となります。
東大寺近くの観光バス停車場入り口がバス路線沿いにあるために、
県外から車が殺到して、空き駐車場探しのため渋滞状態になるのに、
停車場待ちの観光バスの縦列も加わって、交通を遮断してしまうため。
バス待ち45分もあれば、徒歩でも、近鉄奈良駅にほとんど着いています。

予期する時間待ちであれば、ウォークマンで音楽を楽しみ、
アイデアが頭に浮かんだら、ポメラも使えます。
でも、もう来るはず、まだか、まだかと待っていると、
そんな気にもならず、完全な時間ロス。
あなたと一緒で、私もこんな人生の無駄が大嫌い。
でも、よくしたもので、近所の奥様がやってきて、
いろいろ話し込んでしまいました。
結局二人で、別のバス路線の停留所に向かうことになったのですが、
遅れているバスが途中到着するかも知れない。
そこで、次のバス停があるバス道を下りました。
案の定、次のバス停を200mほど過ぎたところで、
バスとすれ違いました。
こうなると、まだ数百mある別路線のバス停に向かうより、
終点から折り返してくるバスを待つ方が得策。
二人で戻りました。

途中、見かけない顔が神社の生け垣の中に。
顔と言っても、目のある枯れ葉。
前の枯れ葉の陰から顔を出している光景が可愛い。
さっそくバッグからカメラを取り出しました。
ソニーα7
ダルメーヤーのアナスチグマート35mmF4.5
しゃれたデザインのバカンスカメラ、
アドヴォケートに付いていたレンズのMマウント改造版。

バス停に着くと、先に行っていた奥様が不思議そうに、
「なにを撮っておられたんですか?」
私、ニヤリ。
「顔です」
見せました。
「どうです、片目をのぞかせた顔が見えませんか?」
10人中7人は答えます、
「葉っぱしか見えません」
彼女は違いました、
「ああ、ほんとに!」
珍しい人です。

でも、分かったからと言って、
このような写真を好んで撮る人間を理解してもらえるか、
これは別物。
カメラマンは美しい光景を撮るもの、
そう考える人がいかに多いことか!
おかげで、私はこの40数年間、ずっと変わり者扱い。

今回の奈良公園の古木の中に隠れ住む森の隠者たちの写真、
こんなものは決して人に見せるものじゃありませんね。




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by Sha-Sindbad | 2017-11-05 20:08 | Elmar65/3.5 | Comments(0)

1902 古佛と木(2017年9月13日エルマー65㎜F3.5と仏様の渋い関係)3 珠玉の仏たち



9月13日水曜日、
奈良国立博物館の別館、奈良仏像館に参りました。
名品展「珠玉の仏たち」
残念ながら、撮影禁止です。
ああ、仏像写真家になったら、良かったのに!
もう魅力的な仏像たちが目白押しに並んでいました。

どこかで聞いたことがあります。
お寺は国宝保全、維持管理に窮して、国立美術館に寄託することで、
見返りに寺院の維持管理費の補助を受けるのだそうです。
予測不能の天災地変、人災が頻発する時代には、
大切な寺宝を守る苦肉の策なのかも知れません。

でも、かなり本末転倒、
「それをやっちゃおしまいだ」方式に思えるのですけどねえ。
新薬師寺の本尊薬師如来の脇寺の日光、月光菩薩のどちらからしい、
木造十一面観音立像もその一つ。
国宝ではなく、重要文化財指定でしかないのですが、
私には新薬師寺のベスト3に数えられる名宝と思えます。

お寺に行かれたら分かりますが、
ご本尊の薬師如来様、脇侍を失って、一人ぼっちで寂しそうです。
その代わりに、この観音様の方は独立して奮い立ち、
国立博物館の女王として君臨なさっているようです。
この観音様に会うだけでも、奈良仏像館をのぞく価値があります。

もう一つ、とても魅力的なのは、
南無仏太子立像。
お釈迦様の幼年時代の姿。
面構え、体躯、すべてがすでに釈迦如来を予見させる、
堂々たる立ち姿。
肌、袴の彩色も絶妙に古びています。

エルマー65mmF3.5
この十数年は知りませんが、
銀塩フィルムの時代は、このレンズに勝るマクロレンズはない、
とまで言われた名玉です。
もっとシャープなレンズだったら、
たとえば、ニッコールのようにスゴいレンズがありましたし、
等倍と言えば、
マクロプラナー60mmのような優れものがありました。
でも、エルマーには敵いません。
現代レンズの映像の凄みは、自身の光学性能を際立たせる、
それに対して、エルマーの凄みは、被写体そのものを、
存在感たっぷりに立ち上がらせるところにある、
そんな風に言いたくなります。
ああ、奈良仏像館が撮影自由にならないものでしょうかねえ?





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by Sha-Sindbad | 2017-11-03 11:44 | Elmar65/3.5 | Comments(0)

1901 古佛と木(2017年9月13日エルマー65㎜F3.5と仏様の渋い関係)2 夢幻レンズ


極端なほどスペクトルの両極限を、
正確かつリアルな再現をレンズに求める人、
どこまでもレンズで夢幻を見たい人、 
こんな風に表現してみることができそうです。

真面目に生き、この世界で有用な仕事をする人は、
写真を撮ってもリアリズムに傾き、
いつもなにかしら充足できず、
見果てぬ夢にいつも足下をすくわれて、
ふわふわと浮かんで生きている人は、
どうしてもファンタジーを求めるようです。

私は、どうやら、どころか、断然、後者。

エルマー65㎜F3.5はマクロレンズですから、
いかにもリアリズムにふさわしいと思われるのに、
実は、これ完全な夢幻レンズ。
その証明のような写真を並べてみました。

この巷でしっかり両眼を開いて生きているのに、
心の中では半ばファンタジーに浮き上がっている、
そんな人間にはぴったりのレンズ、
そんな感じがしてきました。



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by Sha-Sindbad | 2017-11-02 22:13 | Elmar65/3.5 | Comments(0)

1900 古佛と木(2017年9月13日エルマー65㎜F3.5と仏様の渋い関係)1 ただの作例集


本ブログも1900回、節目のときが来ました。
私のレンズたちを紹介し、他のレンズとの対比において、
私の可愛いレンズたちがどんなパフォーマンスを見せてくれるか?
それぞれのレンズたちの撮影例をできるだけ沢山ブログに掲載して、
レンズの特性を実例で知ることができるように。
これがブログの最初のコンセプトでした。

でも、私のブログはレンズフェチたちを惹きつけませんでした。
なぜ?
光学に完全に無知の私はレンズの諸特性を撮影例で確認する、
なんて作業も文章も完全に無縁だったからです。
つまり、レンズフェチたちにはなんの参考にもならない。

そんなわけで、我がレンズブログ「レンズ千夜一夜」は、
ただの作例集に化してしまったのですが、
私にとって折良く、別ブログ「わが友ホロゴン」も、
同じ頃、パブリックにアピールする写真ブログではなくなって、
単なるプライベートな写真日記になっていました。
そこで、「レンズ千夜一夜」も速やかに適応して、
わずかにレンズ側に重点がシフトした、ただの写真日記に。

そこで、1900回記念という伏し目に、
私が選んだテーマは、いつか撮影許可となった東大寺での、
「大仏様とのご対面」
私が選んだレンズは、銀塩時代のマクロの隠れたるオーソリティ、
エルマー65㎜F3.5。
かなり大仏様にはマッチできるレンズと踏みましたが、いかが?




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by Sha-Sindbad | 2017-11-02 22:05 | Elmar65/3.5 | Comments(2)

1900 東大寺へ(2017年9月13日エルマー65㎜F3.5と大仏様の渋い関係)1 ただの作例集



本ブログも1900回、節目のときが来ました。

私のレンズたちを紹介し、他のレンズとの対比において、
私の可愛いレンズたちがどんなパフォーマンスを見せてくれるか?
それぞれのレンズたちの撮影例をできるだけ沢山ブログに掲載して、
レンズの特性を実例で知ることができるように。
これがブログの最初のコンセプトでした。

でも、本ブログはレンズフェチたちを惹きつけませんでした。
なぜ?
光学に完全に無知の私はレンズの諸特性を撮影例で確認する、
なんて作業も文章も完全に無縁だったからです。
つまり、レンズフェチたちにはなんの参考にもならない。

そんなわけで、我がレンズブログ「レンズ千夜一夜」は、
ただの作例集に化してしまったのですが、
私にとって折良く、別ブログ「わが友ホロゴン」も、
同じ頃、パブリックにアピールする写真ブログではなくなって、
単なるプライベートな写真日記になっていました。
そこで、「レンズ千夜一夜」も速やかに適応して、
わずかにレンズ側に重点がシフトした、ただの写真日記に。

そうして、1900回記念という伏し目に到達。
私が選んだテーマは、いつか撮影許可となった東大寺での、
「大仏様とのご対面」
私が選んだレンズは、銀塩時代のマクロの隠れたるオーソリティ、
エルマー65㎜F3.5。
かなり大仏様にはマッチできるレンズと踏みましたが、いかが?



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by Sha-Sindbad | 2017-10-29 17:40 | Elmar65/3.5 | Comments(0)

1164 颯爽! (1930年代生まれの老レンズが颯爽たる若者と出会った)



本日は2人の親友と一緒に大阪市大正区を歩いてきました。
ソニーα7に初めてパンタッカー50mmF2.3を付けました。

    長い間、このセットを試そうとしなかったのは、
    この私にとっては最高の幽玄レンズをソニーα7に付けたとき、
    その味わいが消えてしまうのでは、そう心配していたのです。

杞憂でした。

    小さな道を歩いているとき、青年とすれ違いました。
    生き生きとしている姿にちょっと惚れました。

    すれ違う直前、手元のソニーα7で、ノーファインダー撮影。
    幸運にも、かなりピントが合ってくれたようです。




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by Sha-sindbad | 2014-10-24 22:55 | Elmar65/3.5 | Comments(0)

1158 Who? (エルマー65mmF3.5はやっぱりマクロレンズの王様なんだ)



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この写真はなにか?

99%の方はこう答えるでしょう。

    岩。

私はこう答えます。

    顔。

    もちろん岩でできた擁壁の一部なのですが、
    これを見た途端、「顔だ」、私はそう思い、
    顔を撮るつもりで撮り、
    写真を見ても、顔にしか見えません。

私がこう書いても、ほとんどの方はおっしゃるでしょう、

    「どうしてこれが顔?
    顔なんか、ないじゃない?」

このギャップは、私が写真家になりえないことを証明しています。

    でも、平気です。
    だって、顔にしか見えないのですから。

エルマー65mmF3.5をソニーα7に付けて撮りました。

    もちろん開放です。
    それなのに、この峨峨たる感触、外観!
    これらはすべてエルマーのお陰です。
by Sha-sindbad | 2014-10-17 23:48 | Elmar65/3.5 | Comments(2)

1152 駅から駅まで (エルマー65mmF3.5のマクロ域にますます魅せられて)



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中崎町にクラシックカメラ店「カメラのマツバラ光機」を、
店主の松原さんが開店されてまもなくだったと思います。
マクロプラナー60㎜F2.8を手に入れて、
「こんな凄いマクロレンズを手に入れた」と自慢しに行ったのです。

折から松原さん、京都の人形師から相談の電話を受けていました。

    「人形を撮るマクロレンズを欲しいって言うんですか?」
    「えっ、ヤシカのマクロプラナー60㎜ですか?
    悪くないけど、それほど良いわけでもありませんよ」
    「そりゃ、一本しかありませんよ。
    ビゾ用のエルマー65mm、これ以上のマクロレンズはありませんよ」

たしかにマクロプラナー60㎜F2.8は良いレンズでした。
等倍まで撮れるのですから、この点は申し分がありません。

    数年後、エルマー65mmF3.5を手に入れて、納得しました。
    なぜか、どんな距離で撮っても、人が、ものが、風景が生きている!

    大したレンズです。
by Sha-sindbad | 2014-10-06 16:49 | Elmar65/3.5 | Comments(0)

1151 バス停まで (エルマー65mmF3.5はやっぱりマクロ中の白眉)



今日は芦屋で吉田正写真教室のクラブSei-G写真展準備会でした。
台風が接近して、午後からは強い雨が降る予報なので、
奈良まで帰られなくなっても困ります。
出品写真10枚をご覧いただいて、できるだけ早く奈良に帰るつもり。

重いのですが、カメラも1セットバッグに納めました。

    ソニーα7
    エルマー65mmF3.5

ライカのビゾフレックス用のレンズです。

    宮崎さんに一度はMマウントに改造していただきました。
    遠近どこでも最高の描写性を誇る希代の名レンズですが、
    中でもマクロ域での生命感には目を見張るものがあります。
    Mマウントでは最短はせいぜい80cm程度。
    これじゃ一番活かしたい才能が活きてくれません。

思い切ってM42マウントに再改造していただきました。

    市販のM42マウントアダプタを2段組み、
    そのアダプタにエルマーを組み込んでいただきました。

このレンズを家からバス停までの道すがら使ってみました。



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最大のデモンストレーションは1枚目。

    空をバックに、幹の右側側面に小さな黒点が見えます。
    これをピクセル等倍まで拡大してみると、ちゃんと見えるのです。
    細い足で立つ小さなアリ。

そして、立体感もただならぬ実在感を醸しだしてくれます。
やっぱり再改造をお願いしてよかった!
by Sha-sindbad | 2014-10-05 19:52 | Elmar65/3.5 | Comments(0)

519  街角変化 (エルマー65mmF3.5はメタモルフォーゼの名人らしい)



私はレンズをリアリズムの道具と考えたことは一度もありません。

    記録の道具だと考えていますが、
    ドキュメンタリーとしての記録ではなく、
    私の心の遍歴の記録。

目が見たものではなく、心が感じたものを撮りたい。
ものをものとして猛烈に正確に写し取るレンズがあります。
そんなレンズを、私はできるだけ避けてきました。

私が求めてきたレンズ特性の第1はメタモルフォーゼ。

    私が見たものを変容して、
    そんなものとは予測もしていなかったイメージを生みだし、
    それこそ私が見たいものだったと思わせてくれる、
    そんなレンズ。

エルマー65mmF3.5は、かなり精緻な描写なのですが、
その精緻な画像からオーラのように生命感が輝き出る、
そんな芸当のできるレンズなのです。

私の好きなレンズはそれぞれに個性がありますが、
よくよく考えてみますと、みんなこの芸当ができるレンズたち。
エルマー65mmF3.5を久しぶりに使って、安心しました。

このレンズ、私の仲間なのです。




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by Sha-sindbad | 2012-11-18 22:05 | Elmar65/3.5 | Comments(2)