レンズ千夜一夜

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1810 奈良町(2017年5月18日写真教室帰りスピードパンクロ50㎜F2が寄り道)Part 4-完-



「虚実の皮膜」という言葉があります。
近松門左衛門の言葉として伝えられるものです。

  「芸といふものは実と虚との皮膜の間にあるもの也」 

考えてみると、ロボグラフィもまた虚実の皮膜にありそうです。
大抵の写真家にとって、写真の価値はその真実性にあります。
  「一見、ファンタジーに見えます。
  でも、これはリアリティなのですよ」
そう主張することで、写真の価値を確保します。

私は逆のようですね。
  「一見、リアリティに見えます。
  でも、これはファンタジーなのですよ」

スピードパンクロ50㎜F2はどちらに向いているか?
バカとハサミとレンズは使いようです。
有能なレンズならどんな風にでも使い手次第でしょう。

写真家ならリアリティレンズとしても使えるでしょう。
異常なほどに見事な切れ味なのですから。

でも、私のお望みのファンタジーレンズにもなれます。
生み出されるイメージに躍動する生命感をみなぎらせて、
その勢いで幻想への扉をぐいと引き開ける、
そんな異能を秘めているようなのです。




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by Sha-Sindbad | 2017-06-06 15:48 | SpeedPanchro50/2 | Comments(4)

1809 奈良町(2017年5月18日写真教室帰りスピードパンクロ50㎜F2が寄り道)Part 3


photography(光の絵)を「写真」と翻訳したのは誰でしょうね。
カメラを売るための、欺瞞的キャッチフレーズだったかも知れません。
それほどに、この言葉が歴史に果たした役割はかなり疑わしいですね。

モノクロームの時代から、写真にさまざまな細工をすることなど、
大抵の写真家に撮ってはお茶の子さいさいだったからです。
「写真は嘘はつかない」
よく言われて来た言葉です。
単に角度を付けるだけで、もう完全な嘘になります。

アラン・ラッドは「シェーン」でトップスターに躍り上がります。
でも、ラブシーンが苦手でした。
実は背が低いので、大抵の女優さんを見上げることになるからです。
だから、台に上って、ときには女優さんが穴に入って、
抱擁シーンを撮影しました。
(アラン・ラッドは死ぬほど恥ずかしかったそうです)
下半身を写さないから、トリックが分からない。
遠景を撮るときは、レンズの角度、遠近感でいくらでもごまかせます。

つい最近まで、大抵の人は「写真は嘘をつかない」と信じてきました。
「写真が証拠だ」、よく言われる言葉です。
でも、裁判の場では、写真はむしろ証拠価値の低い資料。
いくらでもごまかせるからです。

デジタル時代になって、カメラ自体に種々の粉飾が仕込まれています。
CCDそのものですでに、レンズを通過した情報に加工粉飾がなされます。
そのうえ、さまざまな画像処理ソフトが組み込まれています。

当初のもう1つの訳語「光画」こそ、初めから正確な訳語だったし、
今では、「写真」という訳語は、写真の性質について、
完全な誤解、欺瞞を招きかねない「誤訳」であることは明らかです。

私のロボグラフィはまさに最初から「光画」として撮られています。
光は魔術師。
ロボグラフィは「光の魔術」「視覚の遊戯」です。
スピードパンクロ50㎜F2は「魔法の杖」、
それも最高クラスの杖というわけです。
私は写真で嘘をつきまくっているわけですが、
ロボグラフィたちもその嘘に片棒かついでいるわけです。




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by Sha-Sindbad | 2017-06-03 23:33 | SpeedPanchro50/2 | Comments(0)

1808 奈良町(2017年5月18日写真教室帰りスピードパンクロ50㎜F2が寄り道)Part 2

ギター
良い楽器ですね。

どこがよいか?
人さまざまでしょうね。
でも、そんなことはどうでもよい。

私にとって、良い楽器だと心から感じられる!
私にとって、良い楽器ですね。

じゃ、なぜ、良い楽器だと感じられるの?
私にははっきりとしています。
私はギター音楽などほとんど知らないのに、だから、なおさらなのですが、

  幾度聴いても、
  「ああ、いいなあ..........」そうつぶやいて、ため息をついてしまう、
  そんな曲がいくつも見つかるからです。

感じる印象は一つ。

  静寂の闇の中に響く、たった一つの音、
  そのたとえようもない密やかな美しさ。

そんなひそやかな味わいを楽しませてくれる稀有の楽器ですね。

サンプルを2つ紹介しておきましょう。
なにも最高、というわけではありません。
たまたま出会って、私が愛している演奏を2曲。

① アグスティン・バリオスの「森のささやき」
Kyuhee Park - A. Barrios: Un Sueño en la Floresta
https://www.youtube.com/watch?v=fU-RJD9qRlU

② タレガ アラビア風奇想曲
Francisco Tárrega - Capricho árabe  
https://www.youtube.com/watch?v=y_goHl-GuNk

なぜこんなことを書いたか?
私がロボグラフィを見つけたとき、
私の目にはロボグラフィだけしかありません。
私のそんな印象をとどめるためには、
ただそれだけが写ればよいのです。

  ロボグラフィだけを闇の中に浮かばせてくれる、
  そんな風に撮ってくれるレンズこそ、
  私のレンズ、マイレンズなのでしょう。

ホロゴン、パンタッカー50㎜F2.3、ゾンネタール50㎜F1.1、
タンバール90㎜F2.2、私が愛するCマウントレンズたち、
そんな私の気持ちに沿った画像をプレゼントしてくれます。

そして、今回の奈良町写真を眺めて、つくづく悟りました、

  スピードパンクロも心底私好みの写真を撮ってくれる!





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by Sha-Sindbad | 2017-06-03 16:06 | SpeedPanchro50/2 | Comments(0)

1808 奈良町(2017年5月18日写真教室帰りスピードパンクロ50㎜F2が寄り道)Part 1


言葉って、おかしなものです。
ただの記号として、いつか発明され、進化したものです。
ただの記号、信号、音、字です。
ところが、なぜかそんな言葉にニュアンスや情感がまとわりつく。

たとえば、アフロディテやヴィーナス。
言葉そのものが美女を思い起こさせます。

ニュアンスという言葉もそうです。
なんだか言葉や文章から立ち上る、柔和なほのかなほのめかし。

ユートピア、ハーモニー、イリュージョン、
それぞれにいかにもその意味にふさわしい語感ですね。

悪逆非道、傍若無人。
もう語感だけで、いやな感じがしてしまいます。

レンズ名にもそんな語感がともないます。
タンバール、ホロゴン、アンジェニュー、ゾンネタール、
私の大好きなレンズ名を並べてみますと、
ふわっと包み込むような語感が名レンズにふさわしく、
あまりきつい語感は名レンズに似合わない感じがしますね。

そう考えると、スピードパンクロ50㎜F2。
この名前の語感も写りにかなりふさわしい感じがしませんか?

きりっ、すぱっと視野の一部を切り取り、
すきっとしたイメージに仕上げるレンズ、

そんな感じがあって、いかにもこのレンズにふさわしい。
私の勝手な思い込みでしょうか?

吉田正さんの写真教室の帰途、
JR奈良駅に降り立って、そのままバスで帰宅せず、
奈良町あたりを一巡しました。
スピードパンクロ50㎜F2をもっと使ってみたかったからです。

151枚撮りました。
5回に分けて、一応全部アップするつもりで、
どうしても気に入らないのは没にしながら、進んでみましょう。
名前の語感にふさわしい写真がどれだけ撮れているか?
ご自分で確かめてみてください。




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by Sha-Sindbad | 2017-06-02 19:49 | SpeedPanchro50/2 | Comments(0)

1808 梅田(2017年5月18日写真教室にはスピードパンクロ50㎜F2を携行)Part 2


私がインターネットで一番感謝しているのは、
いつも書くことですが、
YouTube

オーディオファンでなくなったことがYouTubeの扉を開いた、
私はそう確信しています。
今の私には、音質などどうでもいいのです。

最高級のシステムで聴いても、私の好きな音楽でなければ、時間の無駄。
iPodで聴いても、私の好きな音楽であれば、無上の至福。
結局、オーディオシステムは関係がない、

素敵な音楽だけが私の琴線を震わせてくれるのですから。
日々YouTubeにひれ伏して感謝しています。
そして、今、至福!

アルゼンチンのフォルクローレを聴きたくなったのです。
レコードで十数枚持っています。
でも、レコードを納戸の棚から見つけ出してきて、
プレーヤーで鳴らすのは面倒。
そこで、YouTubeで探してみたのです。
宝の山がザックザック、というところです。
何十というグループ、歌手たちの昔のレコードが収録されていたのです。

あれこれと手当たり次第に聴いてみました。
目下、私の心を最高に震わせてくれるグループは3つ。

   Los Cantores de Quilla Huasi (ロス・キジャワシ)
   Los del Suquía (ロス・デル・スキア)
   Los Cantores del Alba(ロス・カントーレス・デル・アルバ)

この3グループには明確な共通点がいくつかあります。

   1 その歌声の切れ味がすばらしい。
   2 高音に名歌手をもっている。
   3 持ち曲が風を切るような清々しさを常に感じさせてくれる。

実のところ、上記の3点は同じことを言っているのかも知れません。
颯爽とした切れ味がなければ、名手とはとても言えませんから。

写真でもそうですね。
どんなに凄い作品を次々とものしても、
あるとき、ある写真にどこかで野暮ったい弛みが感じられたら、
ああ、この人はやっぱり「巧いアマ」であっても、
「本物の写真家」じゃないなあ、と慨嘆することになります。

でも、アマチュアでそんな域に到達するのは至難です。
結局、命はおろか、生活もかけていないんだから、当たり前。
その点、私のようなレンズ頼みの写真趣味の素人は気楽ですね。
写真的な価値などなくても、ブログに平気で写真を並べて、
「スピードパンクロで撮りました、どうですか?」
そんなスタンスで、ネット劇場に気楽に自分の写真を並べて、
レンズの味をあらためてエンジョイできるのですから。

それにしても、中将姫光学さんにお借りしている映画用の名レンズ、
スピードパンクロ50㎜F2は甘さと切れとが絶妙に溶け合っていて、
その独特のコクにしびれますね。
どっち向いて、なにを撮っても、なんだか意味ありげに深い。
そんな感じがするのは、私だけでしょうか?





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by Sha-Sindbad | 2017-06-01 23:58 | SpeedPanchro50/2 | Comments(0)

1807 梅田(2017年5月18日写真教室にはスピードパンクロ50㎜F2を携行)Part 1


写真家吉田正さんの写真教室に月1回通っています。
今回採り上げたのは、その教室からの帰り道のロボグラフィ。
ソニーα7に付けたスピードパンクロ50㎜F2はさすがに名レンズ。
2回に分けて、撮った写真全部をごらん頂きましょう。




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吉田さんの豊かな体験談、芸術談を楽しむことができるうえ、
時折、吉田さんの写真作品に接することができるのが特典です。
吉田さんの作品を見ながらいつも思うことは、
現代の鬼面人を驚かせる写真世界との間に広がる大きな懸隔。

まるで映画史における、「東京物語」と、
コンピューターグラフィックスが創り出す荒唐無稽な映画世界と、
この懸隔と同じくらいの距離があります。
人の心も芸術観も写真観もなにもかもが変わってしまった感じ。
だから、吉田さんの静寂に満ちたモノクローム作品になにも感じない、
そんな人がどんどんと増えていくでしょう。
デジタルカメラ業界もこのような変化を敏感に感じ取って、
ユーザーの大半を占める絢爛豪華変幻自在の画像愛好家の心をつかむため、
さまざまな画像処理メニューを開発しています。
そうして、ますます私の心から離れていくわけです。

この日、教室が終わってから、近くのビル近いの大衆レストランで昼食。
カツやエビフライの盛り合わせ定食を選択しました。
私はエビフライが好きなのです。
ところが、一口いただいて、仰天、

エビの味は?
ない!
なんの味?
小麦粉、パン粉などの、要するに非エビの味!
エビをおそらく4分割して、
その4分の1のエビを巧みに太らせて、エビらしい形に整え、
衣を付けて揚げている!

pretty-bacchusさんがはるか前にお書きになっていました。
都の一流ホテルの高級喫茶室で「生絞りジュース」を注文されたのです。
たしか1500円ほどだったと記憶しています。
やがて供された「生絞りジュース」を口に含んで、仰天された。
ただの缶詰ジュースだった!

これが現代です。
おいしいものをお客様に食べて頂こう、なんて気持ちはさらさらない。
とにかくあらゆる手だてを講じて原価を節約して、高く売りつけて、
利益を貪ろうという姿勢。
「お客様義」「お得意様」なんて意識はなくなって、
すべて、「ユーザー」「消費者」「歩く財布」。

現代のデジタルカメラのコンセプトは、
「どんな初心者でもプロのグラフィックデザイナーに変身させる!」
余計なお世話だ!

私の2つのブログの画像だって、
できるだけデジカメ粉飾を避けたいと努力していますが、
カメラそのものがすでにレンズを通して取り込んだ画像に、
密かにグラフィック処理をしているのですから、
デジタル写真臭さを避けようとしても、その方法がありません。

しかも、アマチュア写真家の多くは、
現代デジタルカメラによる果てしない超高画質化を歓迎しています。
写真からコンピュータグラフィックスへの止めようのない潮流、
そう言えそうです。

現代の超高画質、変幻自在のグラフィック処理に慣れたユーザーは、
銀塩写真を、未開時代の遺物と感じ、「昔の人はひどい画質でかわいそう」
私のような前時代の未開人は、現代の絢爛豪華なソフト処理された画像に、
「なんだかカラオケに無理矢理閉じ込められて、
自己陶酔のエコーまみれの歌を大音響で聴かされているみたい」
by Sha-Sindbad | 2017-05-31 23:24 | SpeedPanchro50/2 | Comments(0)

1647 奈良の裏町(スピードパンクロ50㎜F2が奈良船橋町伝いに躍動し)Part 3



私はブログ文の80%をポメラで書いています。
ポメラ
ご存じでしょうか?
超小型ワープロです。

通常のノートパソコン風に液晶画面を引き上げると、
キーボードが姿を現しません。
もう一段右に引き上げると、
それは、裏からキーボードの右半分が出現。
同時に、底部のキーボード左半分が左にスライドして、
両方がピタリと合わさって、小型ノートパソコン風キーボードに。
だから、ブラインドタッチングで入力できます。
文章はテキスト文書として保存されます。
ミニSDカードを媒体として、マックに移すことができます。
ポメラがあれば、「どこでも書斎」というわけです。

書斎のューローもそっくり同じフラップドア式。
横幅1m56cm×奥行き60㎝の天板が下りてきます。
私はコンパクトに畳めるフラップドア式が好きなようです。
ただし、ポメラは超小型。ビューローは超巨大。
隣接するプリンタ収納用小型ビューローの天板を下ろすと、
奥行き1m15㎝×横幅2m10㎝の書斎机となります。

これ以上巨大な書斎机を使っているのは学者先生位でしょう。
まさに分不相応。
でも、人間は小さいけど、気持ちは大きく生きたいものです。
奈良町をほんの1時間ちょっと撮影しただけでも、
たゆまずシャッターを切りますので、230枚撮れて、
90枚選択して、ブログ記事3回分にする、というのですから、
粗製濫造もいい加減にしろと言われそうです。

いわば、東京オリンピックの特例として、
日本はお金が一杯余っているので、
1競技のメダル数は3倍にしちゃいましょう、
つまり、1位から3位までは金メダル、
4位から6位までは銀、7位から9位までは銅メダル上げます。
こんな特例式で写真たちを大盤振る舞いで選んであげているわけです。

スピードパンクロ50㎜F2を使うと、全部ブログにアップしたい、
そんな気持ちにさせられてしまいます。
だから、これでも激しく謙抑しているのだ、
そうお考え頂きたいものです。




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by Sha-Sindbad | 2016-09-11 23:57 | SpeedPanchro50/2 | Comments(0)

1646 奈良の裏町(スピードパンクロ50㎜F2が奈良船橋町伝いに躍動し)Part 2


「表現芸術」という言葉があります。
ちょっとグーグルで検索してみました。
面白い言葉の引用を見つけました。

「……氏の心に響く言葉より…」
その中から、勝手に面白い部分を抜き出させて頂きます。

「芸術には、2種類あります。
代替芸術(代替芸術家)と、表現芸術(表現芸術家)です。
代替芸術…誰かがつくったものを、自分という人間を媒介して、表現するという芸術のこと。
表現芸術…ゼロから1を生み出すことで、自分を表現する芸術のこと。
多くの人は、芸術をひとくくりに考えています。
ですが、代替芸術と表現芸術は、明らかに違う分野です。」

「何もないところから、何かを生み出していくのが、表現芸術家です。」

「表現芸術家であるシェイクスピアがストーリーを作り、
代替芸術家である役者が演じます。」
「多くの人が見ている前で活躍するのが、代替芸術家。
誰も見ていないところで頑張っているのが、表現芸術家です。」

「「ナンバーワン」になると評価されるのが、代替芸術家です。
一方、「オンリーワン」でいることで評価されるのが、表現芸術家です。
ピカソの絵は、誰が見ても「ピカソの絵だ」とわかります。
ピカソは、誰とも競争していません。
ただ、自分と戦っているだけです。」

面白い定義ですね。
でも、この定義が芸術を正しく二分しているかどうか、と考えると、
かなり怪しい感じがします。
上記の代替芸術家が唯一無二の芸術の域に達することで、
創造的な芸術の域に達することで初めて本物の芸術家に成りますし、
表現芸術家が常に誰か他人と競争して、
なお、創造的なアートを生み出すことがあります。
「オンリーワン」でいるつもりなんか、まるでなくて、
誰かに見せるために、誰もいないところでがんばっています。
こんな風に考えて行きますと、
上記の定義は、本質的なファクターによる定義ではない感じがします。

本来の表現芸術の定義は、むしろこうではないでしょうか?
(例のとおり、私の勝手な独断ですから、あしからず)

   「自分自身にとどまらず、
   第三者に向かって、自分自身の創造作品を呈示することで、
   第三者に、感動、感慨、悟り、発見、精神的影響を与えようとすること」

もちろん写真のほとんどは、表現ではあっても、
芸術の域に達することはほとんどありません。
でも、写真家の多くは、いつか芸術の域に達したい、
そう切望している方がほとんどでしょう。

私も昔はそんな気持ちになったこともありました。
でも、ブログを続けて来て、
自分の写真の撮り方、あり方がますます明確になってきています。
上記の表現芸術の定義にぴったりあてはまります。

   誰も見ていないところで頑張っているのが、表現芸術家です。
   「オンリーワン」でいること。
   誰とも競争していません。
   ただ、自分と戦っているだけ。

じゃ、なにを戦っているんだ?
自分の素直な気持ち、思いを写真にそっくり塗り込めたい。
写真は私だけが解読の鍵を知っている暗号文なのです。
スピードパンクロ50㎜F2は、なにかに出会った瞬間私が感じた思いを、
私が再体験できるようなキーワードを潤沢に含んだ暗号機、
そんな感じがします。   

このスピードパンクロ50㎜F2って、
実に精確、精密に描写してくれるんだけど、
その至る所に襞、襞、襞が隠されていて、
その襞にそっと私の心の震えを隠し込んでくれています。
そのせいか、私の写真はますます晦渋となりつつあり、
私のブログはますますプライベートな深層に沈み込んで行くようです。
スピードパンクロ50㎜F2は一種のエニグマなのかもしれません。




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by Sha-Sindbad | 2016-09-09 23:27 | SpeedPanchro50/2 | Comments(0)

1645 奈良の裏町(スピードパンクロ50㎜F2が奈良船橋町伝いに躍動し)Part 1


  
8月17日水曜日に戻ります。
診療所でルーチンの薬(どれもこれも予防用)をもらってから、
バスで近鉄奈良駅前に移動しました。
郵便局で速達を出した後、
眼科になくなりかけた点眼薬の予備をもらいに行きました。
ええっ??!
まだお盆休みだ!
ネットのホームページでは、「本日営業」と表示。
もしかすると、眼科医、どこかリゾート地で予定外のアクシデント?
いえいえ、実は「お盆休み」をホームページに入力していなかっただけ。
迷惑な.......
目の炎症は治りかけなので、もう目薬はあきらめました。

代わりに、バッグから取り出したのは、
中将姫光学さんにお借りしている第3の目、

    スピードパンクロ50mmF2

ソニーα7に付けています。
ゆったりとした味わい、どこか静寂の気配を留めつつ、
幽玄を醸し出すパンタッカー50mmF2.3とはがらりと変わり、
あくまでも鮮鋭、それなのに、パンタッカーに負けずに幽玄、
それがスピードパンクロ50mmF2。
使い心地は、快調!

私が何度も挑戦して、ついに手に入れることができなかった、
最後の逸品レンズです。
キノプラズマート50㎜F1.4は論外。

近鉄奈良駅の北西、県立奈良大学の東の船橋町あたりを一巡して、
JR奈良駅に至ったのがちょうど1時間後。
撮影枚数はたった229枚でした。

でも、よく考えてみますと、銀塩モノクロ時代は、
コンタックスRTSⅡあたりでの巡航速度は、
1時間4本(144枚)、撮影時間はリミット6時間、合計24本(864枚)。
デジタルになって撮影スピートは増えています。
でも、これは私が貧乏だったため。
私が富裕で、フィルム現像は現像所に任せることができたら、
きっと今と同じくらい撮っていたでしょう。
というのは、よく考えてみますと、
昔も今と変わらず、ロボグラフィだったからです。

ただし、オリンピアゾナー180mmF2.8で撮った時期もあったのですから、
まあかなり昔の方がスケールの大きな写真を撮っていましたね。
でも、今の私にしてみますと、今の撮り方がいい。
今のロボグラフィたちでいい。
目も覚めるような切れ味を求めていた私が、
幽玄茫洋の写真ばかり求めているのは、なぜ?
私は、自分だけに通用する美を見つけ出したからです。
一人、自分だけの街道をとぼとぼ歩き続けるようになったら、
それがどんなに心穏やかな境地か、分かったからです。
それにしても、このスピードパンクロ50mmF2、
良い!
90枚ほど選びましたので、3部構成でご覧頂きます。




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by Sha-Sindbad | 2016-09-08 22:37 | SpeedPanchro50/2 | Comments(0)

1632 カリスマ性(スピードパンクロ50㎜F2を持つといつもの光景も異空間に)Part 3



7月27日、孫プリンスのピアノレッスンに付き合うため、
大阪加美に参りました。

まず孫のマンションにあれこれと差し入れの食品を届け、
レッスン用のバッグを携帯して、出発。
半時間ばかり大阪加美の下町をあちらこちら撮影しつつ、
孫の保育園にたどり着き、プリンスを身一つで請け出して、
(プリンスの保育園バッグは後でママが来て、
妹の孫プリンセス1号と一緒に帰ります。
プリンセス1号、まだ2歳になったばかりなのに、
もうボーイフレンドが出来て、二人で駆け回っているそうです。
もう油断も隙もない!)
プリンスと手をつないで徒歩15分、先生のマンションに着きます。

プリンスとは、道すがら、7、8歳の子供と同程度に、
普通の会話を交わすことができます。
自分からどんどんと話してくれるので、話題には事欠きません。
この道中が私の楽しみ。
保育園にやってくる昆虫たちをあれこれ列挙してくれます。
何が来て、何が来ないか、どの昆虫が危険かなども話してくれます。
レッスンが済んで家に帰る道中は倍ほどかかりますので、
さらに会話を楽しむことができます。

孫たちとの対話が私の一番の生き甲斐になっています。
2歳2か月になった孫プリンセス1号も、
片言ですが、かなり話せるようになっています。
彼女も自分の頭で考えることができます。

男と女の違いを動物で学ぶ絵本があります。
たとえば、ゴリラのパパとママと子供が描かれています。
ところが、パパほどの大きさの説明のないゴリラがいるのです。
尋ねてみました、
「これ誰だろう?」
即座に、2歳の女の子らしいか細い声が返ってきました、
「おっちゃん」
大阪の女の子ですから、すでに大阪弁。
(ただし、大阪に限らないようですが、
私の孫は大阪弁のおっちゃんなのです)
自分で推理したのです。
ゴリラママよりも大きいから、男だ、
とすると、答えは一つしかない!
こんな風にして、段々と頭の使い方を鍛えていくのでしょう。

おっと、何のブログだ、これは?
幼児の発達心理学?
違いますね。
そう、レンズブログですね。
失礼しました、
スピードパンクロ50㎜F2の大阪加美編の最終回です。

私の場合、なぜかカラーで、
それも、ホワイトバランス自動で撮っているのに、
全部、黒みがちのモノトーンですね。
それなのに、このレンズ、不思議です。
そんなモノトナスな写真に光彩陸離な風合いを与えてくれます。
私がこれまでに撮ったことがないような調子を出してくれます。
これがこのレンズにカリスマ性を与える由縁かもしれません。




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by Sha-Sindbad | 2016-08-23 22:57 | SpeedPanchro50/2 | Comments(0)