レンズ千夜一夜

カテゴリ:Sp.Anastigmat25/1.5( 66 )

1522 西大寺(スピードアナスチグマート25mmF1.5が久々に楽しんだ)Part3



私も長い間写真を楽しんできました。
沢山の写真を観てきました。

昔からそうですが、私の選択基準はいつも一つでした。
自分の感じるがままに撮っているか?
ただ、それだけ。

良い写真を撮ろう!
人がびっくりするような写真を撮ろう!
そんな下心、魂胆が見えると、もう駄目ですね。
たいていの写真からはそれが見えてきます。
もう20年、写真雑誌をのぞいたことがありません。
コンテスト写真はまっぴらごめん。
ブログもほとんど訪問していません。
アマチュア写真家の世界から絶縁状態に。
作られた傑作を観て、たじたじとなることもないし、
人に自分の写真をとやかく言われることもなくなりました。
おかげで、ひっそりと自分の人生を楽しむことができます。

大和西大寺での二胡演奏家陳少林先生の揚琴伴奏レッスン。
この日は撮影時間がありませんでした。
やむなく急ぎ足のまま撮影しました。
最後に、レッスン会場のビルだけは足を止めました。
足場を組んでのビル修理風景なんて、滅多に見られませんからね。




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by Sha-Sindbad | 2016-02-24 15:14 | Sp.Anastigmat25/1.5 | Comments(0)

1521 西九条(スピードアナスチグマート25mmF1.5が久々に楽しんだ)Part2



まだ出会ったことはありませんが、
金鉱とか地下水を感知する人がいるようですね。
芸術的な直感もそれに近い離れ業なのでしょう。
もって生まれた貴重な才能です。
でも、才能と言うためには、我がため、人のため、世のために役立つ、
そんな条件があるようです。

ロボグラフィに出会える能力って、我がために役立つのですが、
人のため、世のために役立つという条件にはどうも達しないようです。
でも、ここだけの話ですが、それがどうした?
自分に役立つのだったら、それで十分。
人のため、世のために役立つんだけど、我がためには役立たない、
そんな才能で我が身を滅ぼした人たちが歴史を埋めているのですから、
私は運が良かった、そう信じたいものです。

スピードアナスチグマート25mmF1.5って、
私には第一級のロボグラフィ探知機。




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by Sha-Sindbad | 2016-02-23 23:59 | Sp.Anastigmat25/1.5 | Comments(0)

1518 ユニバーサルシティ(スピードアナスチグマート25mmF1.5が久々に楽しんだ)



2月8日月曜日、揚琴レッスンのはしご日です。
オリンパスE-PL1に定番、と言いつつ、久しぶりに付けたのが、
ダルメイヤー
スピードアナスチグマート25mmF1.5
キノプラズマート25mmF1.5と並ぶ、Cマウントのぼけレンズの双璧。

気温は低いけど、陽光の強さは春近しを告げています。
レンズは常に開放なので、感度を最低の100にセット。
それでも、かなりのショットがオーバー、それも過剰なオーバーに。
でも、これは私にとっては夢レンズです。
撮りたいものを、こんな風に撮りたかったと思う以上の
夢見心地に仕上げてくれます。

そこで、突然、気がついたことがあります。
そうだ!
撮影仲間に「これ、いいですよ」と勧めるのはやめよう!
よけいなお世話だし、
第一、夢を壊してしまいかねません。

自分で見つけ、自分で心の中に「こうなるんだろうな」と夢を見て、
撮ったものを見ると、その予想とはまるで違ったなにかが浮かび上がる。
発見と結果予測と現実の結果、
この3段階での思いのギャップが乱高下する、
それが喜びの源泉。
その最大の喜びが発見にあります。
それなのに、友人から発見の喜びを奪ってしまっている。
罪ですね。

逆に、友人にも平気で教えていただくのがこれまででした。
独創性などかけらもないので、独創にこだわらないからです。
でも、やっぱり発見の喜びが自分のものです。
友人たち、私の好みを知り尽くしているから、
よく「これ、ここにありますよ」と教えてくれます。
そのたびに、「ありがとさん」とお礼を言って、
喜んで撮らせていただくのが常でした。
これもやめましょう。

もちろん独創性のためではありません。
写真趣味の最大の喜びがこの発見にあります。
その喜びを放棄するのは、馬鹿げていますね。
友人からこんな風に言われるようなものです、
「君、すばらしい女性と出会ったんだよ、
だから、これまでつきあっていた女性、
よかったら、君に譲るよ」
とても無茶な、女性に失礼な比喩ですが、
他意はないので、お許しください。
よくよく考えたら、被写体を教えあうという行為、
これに近いのではないでしょうか?
自分にも友人にも被写体にも、全部、よくないことです。
やめましょう。

さて、スピードアナスチグマート、
オーバー気味もたくさん混じりましたが、
やっぱり良い雰囲気ですね。
その過剰とも言えるぼけ味は、
レンズ設計者の意図に沿ったものとは言えないのでしょう。
オリジナルのフォーマットよりも無理を強いるカメラで使うことで生じた、
副次効果なのですから。

でも、設計者に遠慮する必要はありませんね。
このあからさまなぼけ味こそ、このレンズの身上。
今日は一人だったので、全部正真正銘私の発見。
人には分からぬ喜びを私一人感じる、
これが醍醐味ですね。

以前に富士フォトサロンの出展者が観客にした驚愕の説明を思い出しました。
「わたしら、特別なんやからね。
こんな特別な場所をよーく知ってる写真家に連れていってもらって
撮るんだから!」
あなたは、どちらをとりますか?




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by Sha-Sindbad | 2016-02-16 22:27 | Sp.Anastigmat25/1.5 | Comments(0)

1384 妖精発見の前後(スピードアナスチグマート25㎜F1.5は見境なく撮っていた)



前回、スピードアナスチグマート25㎜F1.5が検出した妖精写真でした。
今回は、その前後に撮った写真たちをご覧頂きます。

昨日、揚琴伴奏レッスン時、陳少林先生から聴きました、
生徒さんの一人が退職後猛烈な体調不良に襲われ、
精密検査の結果、ついになにも見つからなかったのだそうです。
私も親しい方です。
とてもまじめな人物。

一種の退職シンドロームなのでしょう。
この言葉、勝手に自分で作ったのですが、
グーグル検索をしてみると、医師の使う言葉なのだそうです。
昔よく言っていた燃え尽き症候群の同類なのでしょう。
燃え尽きなくても、長いサラリーマン生活の習慣である、
早起き、出勤、会社生活、夜遅い帰宅というカリキュラムが突然消える。
脚立に載って作業をしていたら、突然、脚立を取っ払われるようなものです。
私のように、第2の人生だ、忙しくてたまらない、という人間は別として、
退職者が多かれ少なかれ襲われる体調不良の主因がこれでしょう。

その一番大きな理由は、仕事がなくなったということよりも、
さまざまな形でチームを組んできたのに、そのチームが消えてしまった、
これなのではないでしょうか?
人間は、難破して、ただ一人漂流すると、水も食料もたっぷりあって、
体調は万全に保つことができるにもかかわらず、
日ならずして死んでしまうのだそうです。
人間社会のあらゆる絆を失って、
完全な孤独に陥ってしまったことに起因する絶望感が主因なのだそうです。

私は狭いながらも緊密な人間関係を退職前よりも緊密にできたことで、
楽しい毎日を送ることができるのでしょう。

そして、私が孤独感を感じなくて済む大きな理由の一つが、
レンズという絆によって、行く先々、至るところで、
心から讃嘆したくなるロボグラフィたちに出会えること。
 
私は孤独ではない。
さまざまなものたちと一緒に宇宙を遊泳しているのだから。




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by Sha-Sindbad | 2015-08-11 16:56 | Sp.Anastigmat25/1.5 | Comments(2)

1383 妖精見つけた!(スピードアナスチグマート25㎜F1.5は妖精探知機だった)



今日は、大和西大寺での陳少林先生の揚琴レッスン日。
私のために、生まれたばかりの孫を育ててくれている娘と私の2人分、
昼食を作ってあげて、これを平らげ、後片付けをしてから家を飛び出しました。

何十年も経験したことがなかったことが起きました。
嘔吐感。
おそらく8日の炎天を押しての撮影がたたったのでしょう。
その疲労がたまっていたのかも知れません。

バス停までの道中です。
思わずわき道に逸れて、樹林の陰で....と、心の片隅にささやき。
ところが、習慣の怖ろしさですね、
気がつくと、バッグから装備を取りだしていました。
スピードアナスチグマート25㎜F1.5付きオリンパスEP-L1。
これを手にした途端、吐き気をどこかに消えてしまったようです。
要するに、夜、ブログ文を書き始めるまで、すっかり忘れていたのですから。

妖精の影を撮ることができました。
吐き気を忘れたのは、妖精のおかげかも?





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by Sha-Sindbad | 2015-08-10 23:08 | Sp.Anastigmat25/1.5 | Comments(2)

1203 隅のブルー (スピードアナスチグマート25mmF1.5が佐保路をほんわりと)


12月5日金曜日、佐保路を歩いたとき、
私の心を躍らせたレンズがホロゴン以外にもありました。

FujiXPro-1に付けたスピードアナスチグマート25mmF1.5

Cマウントレンズ中、ぼけレンズとしてはキノプラズマートと双璧。

神社の社殿の陰に素敵なシーンを見つけました。

私は色の中では断然赤が好きです。
私の写真はモノクロームに赤だけが残る、
そんなのが多いのですが、
次に好きな色がブルー。




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by sha-sindbad | 2014-12-08 22:54 | Sp.Anastigmat25/1.5 | Comments(0)

1076 雨上がり(スピードアナスティグマート25mmF1.5で雨後の西大寺を撮ってみた)



大和西大寺に到着したのは午後2時半。
陳少林先生の揚琴伴奏レッスンが午後3時15分なので、
行きつけの喫茶店まで約10分撮影して、
半時間、マンゴージュースで一息つきました。

    朝は激しいほどの雨でしたが、今は曇天。
    おかげで、F1.5の開放でほとんど撮ることができます。

そう言えば思い出しました。
私はまだFujifilm X-Pro1でスピードアナスティグマートを撮っていません。

    たしかCマウントアダプタがあったはずと考えて、
    アマゾンで探してみると、何種類も販売されています。
    もちろん1番安いのを注文しました。

というのも、ソニーNex-5Aには、私にとっては致命的な欠点があるからです。

    とても使い勝手のよい超小型ミラーレス一眼ですが、
    カメラ内部でパラメータを設定できません。
    RAWで撮ってソフトで加工処理なんてことはごめんなので、
    かなりデジタル臭い写真になってしまいます。

いつやってもコンピュータ的な画像処理である点が変わりがないのですが、
どこか銀塩風に扱い、撮影後の加工を可能な限り避けたいという願望があります。

    もっとも、こうしたカメラに対する不満は
    写真の喜びをかきたてる方向に役立っているかもしれません。
    なにか抵抗があった方が力を入れやすいのと同種の原理で、
    レンズやカメラの欠点、癖、不利、制限が
    写真を逆におもしろくしているかも知れません。

シグマDP-1の8×10判並の超高画質には、
吐き気に近いほどの不自然さを感じさせられ、とても使えません。

    私の場合、そんなに完全無欠な画像など望んでいないからです。
    ゴミ箱をゴミ箱以外のなにものでもないものとして撮れても、
    なんだか居心地が悪い感じだけ。
    何の変哲もないゴミ風景を撮るのがロボグラフィなのですから、
    レンズの癖が画像をおもしろくしてくれたら、という願望。

スピードアナスティグマートなら、ソニーNEX-5Aで撮っても、
曇天なら、かなり銀塩風の落ち着いた画像になってくれるようです。

    帰途の10分間と合わせて、55枚撮り、30枚を掲載しました。

ソニーNEX-5Aでこれだけ撮れるのであれば、
FUJIFILM X-Pro1なら、ますます魅力的な写真が撮れそうです。
楽しみです。



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by Sha-sindbad | 2014-07-15 14:28 | Sp.Anastigmat25/1.5 | Comments(5)

1075 雨上がり(スピードアナスティグマート25mmF1.5の写真には化身の気配が)



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今日揚琴レッスンに持ち出したのはソニーNex-5A。

    付けたレンズはダルメイヤー。
    スピードアナスティグマート25mmF1.5

私にとっては、キノプラズマート25mmF1.5と並ぶ、ボケレンズの双璧。

    37.5mmの広角レンズとして使えます。
    キノプラズマート同様に、絞ってもなおフレアが漂います。

この記事はユニバーサルシティから大和西大寺への移動中、
電車内で書きました。
空いています。

    私の横は一人分空いていて、女子高校生が座っています。
    受験勉強に余念がないと思いきや、
    B5判ほどの巨大なミラーをのぞきながら、
    一心不乱にお化粧。
    化粧用の鉛筆風のものが転がってきましたので、
    手渡してあげました。
    目が合うと、なかなか美しい容貌。

いったい女子高校生が月曜日の放課後に、
なんで電車内でお化粧しているのでしょうねえ?
それだけでなく、高校生がお化粧なんてする必要があるのでしょうか?

    不思議ですね。
    思春期の少女こそ、この世でもっとも美しい存在なのにねえ。

そう言いつつ、スピードアナスティグマート25mmF1.5だって、
ロボグラフィたちにうっすらとフレア化粧を施して、
現実とはかなり違う存在、いわば化身にしてくれるのですから、
大きな口は叩けないかも知れませんね。

今日は、ユニバーサルシティでたった3分、
西九条の乗り換え待ちで7分、合計10分しか撮影できず。
合計40枚撮って、22枚選択しました。
by Sha-sindbad | 2014-07-14 21:34 | Sp.Anastigmat25/1.5 | Comments(0)

1053 さらに重厚に(スピードアナスチグマートは50㎜で使うのが正解かな?)



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金曜日は昨日のバリエーションを楽しみました。

木曜日、スピードアナスチグマート25mmF1.5をソニーNex-5aに付け、
37.5mmレンズとして使いました。

    金曜日は、オリンパスEP-L1に付け、
    50mmレンズとして使うことにしたのです。

スピードアナスチグマートの描写は、どんな風に変わるか?

    ソニーNex-5aに付けることのできるCマウントレンズは、
    そんなに多くはありません。
    ほとんどのCマウントレンズは使えないか、
    使えても、円形にけられてしまいます。
    このレンズはどちらでもしっかりと使えます。
    でも、周辺の暴れ方を見る限り、
    オリンパスEP-L1で使うのが無難のようです。

オリンパスの後継機種、上位機種は、
機能と性能をかなりアップさせているようです。

    私の好みから言いますと、カメラのバージョンアップは原則として、
    私の撮りたい写真から遠ざかる傾向があります。

    かなりの方が、喜々として新機種に乗り換え、
    超精密、超高生彩画像に随喜の涙を流しておいでになるようです。

    なんだか自分が絶滅種のような気分がしてきます。

でも、レンズに心を奪われている私が、
こうしてつまらない写真しか撮れないのと同様に、
カメラの性能改善を追求する方も、
写真的には思うほどの改善の道をたどってはおられないようです。

    自分の道具を古くてもよいからじっくりと使い込んで、
    カメラやレンズのことにこだわったりしない方の方が、
    優れた写真をお撮りになっているように見えます。

    写真に関する限り、
    写真家たちは遙か昔から使いがっての悪いカメラで、
    さまざまな修練、工夫を積み、艱難辛苦の果てに、
    すごい写真を撮ってきました。

そんな修業の余地を残してくれているオリンパスE-PL1は、
私のような立場から見ると、なかなかの優れもの。
そして、スピード・アナスティグマート25mmF1.5は、
私の目には、ソニーNEX-5AよりもオリンパスE-PL1に合っている感じ。

    かなり重厚な画像ではありませんか?
by Sha-sindbad | 2014-06-14 21:29 | Sp.Anastigmat25/1.5 | Comments(5)

1018 廃業(スピード・アナスティグマート25mmF1.5は滅びの美学も似合う)



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午後3時45分、孫の家を出て、JR加美駅までの撮影を楽しみました。

    カメラはソニーNex-5A。
    レンズはダルメイヤー、
    スピードアナスティグマート25mmF1.5

究極のボケレンズの逸品です。

    逆光ぎみの撮影で、しかもマイナス1.3に補正しているので、
    ほとんど画面が見えない状態。
    それでも、なんとか撮れるものです。
    半時間で158枚撮りました。

加美駅に近づいたトタン塀の続く細い路地、
向こうから来た60前のサラリーマン風の男性とすれ違いました。

    全身から暗い苦悩を発散しているような姿で、気の毒でした。
    なにを悩んでおられたのでしょうか?
    知りたくはないのですが、気になります。
    もっとも大した苦悩ではないかもしれません。
    苦悩の深さと表情の暗さは必ずしも対応していないからです。
    精神力が表情をコントロールするからですが、
    むしろ笑みを浮かべている人が、
    絶望の縁に立っている可能性だってあります。

さて、先ほどの男性、狭い路地をバックグラウンドに、
なかなか絵になっていました。

    しかも、目を落としたまま。
    撮ろうと思えば、好きなように撮れます。
    でも、撮りませんでした。
    ここで撮るのは、なんだか彼の聖域を侵すようで、
    撮るか撮るまいかなどという選択はちらっとも浮かばず。

今、どんな表情をしているでしょうか?

    案外、ニコニコ満面に笑みかも?
by Sha-sindbad | 2014-05-08 22:49 | Sp.Anastigmat25/1.5 | Comments(0)