レンズ千夜一夜

カテゴリ:MakroPlasmat50/2.7( 2 )

412  交差点 (高嶺の花マクロ・プラズマート50mmF2.7はゲーテの詩のように)



マクロ・プラズマートの写真を眺めているうちに、
なぜかゲーテの詩を思い出しました。

シューベルトがゲーテの多くの詩を見事な歌曲にしあげました。
フィッシャー=ディースカウ、ヘルマン・プライ、ハンス・ホッター、
そして、フランスの名バリトン、ジェラール・スゼー、と、
偉大な歌手たちが名演を沢山残してくれています。

チャイコフスキーには、あの見事な「ただ憧れを知るもののみ」があります。
私の大好きなボリス・クリストフがふつふつとわき上がる心の思いを、
オルガンのように重厚なんだけど、軽やかに飛翔する名演があり、
なんど聞いたか、分からないほど。

そして、トーマのオペラで、あの妙なる「君よ知るや南の国」があります。
これもジュリエット・シミオナートの名演を愛聴してきました。

そんな音楽の中から浮かび上がってくるのは、
ゲーテの毅然として高邁な精神。
その精神は、カントの箴言につながっています、

     「わが上なる星の輝く空と、わが内なる道徳律」

マクロ・プラズマートって、そんなドイツ的な魂を体現している、
そんな風に感じられるのだけど、そう書きましたら、
牽強付会に過ぎるでしょうか?

     ともかく、どこかが違うのです。




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by Sha-sindbad | 2012-08-05 11:01 | MakroPlasmat50/2.7 | Comments(10)

411  路傍 (高嶺の花マクロ・プラズマート50mmF2.7との至福のひととき)



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フーゴー・メイヤーのマクロ・プラズマート50mmF2.7

この超レアレンズを中将姫光学さんが近ごろ入手されました。
ブログにその顛末とレンズに関する詳細な分析を読むことができます。

    Leica Virgin 中将姫光学
    (http://zunow.blog51.fc2.com/blog-category-261.html)

作品を拝見するにつけ、これは素晴らしいレンズと納得。
そして、わき起こってきたのは、
このレンズを使いたいという願望。

この願望は意外と早くかなえられました。
このレンズをお借りすることができたのです。

100枚ばかり撮りました。
とても撮りにくいレンズです。
F2.7ですが、ライカM9でぴたりと合焦させるのはかなり困難。

「シャープなだけのレンズ」と聞いていましたが、
確かにシャープなのですが、とても柔和。
キノプラズマートのように、アウトフォーカス部が暴れることはなく、
とても整然明澄に画像が浮かび上がります。

使って、納得しました。

    これは、高嶺の花。
    至福の、でも蜃気楼のようなひとときでした。
by Sha-sindbad | 2012-08-04 23:08 | MakroPlasmat50/2.7 | Comments(2)