レンズ千夜一夜

カテゴリ:Focotar50/4.5( 6 )

952 石切り神社参道(フォコター50mmf4.5はライカ陣営の影の立役者だった)



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今日は一日中在宅していたので、最新の撮影分がありません。

    ハードディスクでランダムにマウスのポインターを止めたら、
    一昨年の5月5日の撮影分が当選しました。

ライツの引伸機フォコマートの標準レンズの撮影分。

    フォコター50mmf4.5

宮崎貞安さんにMマウントに改造していただいたレンズです。
私のかつての写真の師匠、田島謹之助さんも愛用していました。

    「これはいいよお。
    こんなにやさしいグラデーションが出る引伸レンズはないよ」

カルティエ=ブレッソンや木村伊兵衛のプリントは、
このレンズなのでしょうか?

    少なくとも木村伊兵衛の写真にはフォコターの味わいがある、
    そんな感じがするのですが......

つまり、ライカレンズの素晴らしさはプリントで知られました。

    そのプリントをライカレンズの性格に合わせて引き立ててくれたのが、
    このフォコターだったのではないでしょうか?

ところが、面白いですね。
ライカMマウントレンズに変身したフォコターはちょっと違います。

    圧倒的なほどの立体感と質感と重量感に溢れています。
    純正ライカレンズとはかなり性格が違う。
    なんだかライカRのレンズ群の性格に近い感じがするのですが......
by Sha-sindbad | 2014-02-27 21:14 | Focotar50/4.5 | Comments(2)

421 パンフレット (フォコター50mmf4.5は三味ほど違う)



レンズの理想は1つ、
被写体のすべてをできるだけ正確に再現すること、
これだけだ、そうおっしゃる方の方が多いでしょう。

レンズ技術者はましてそうでしょう。
特殊な使命、ニーズでもない限り、
癖玉をわざわざ作ろうとする技術者はあまりいないでしょうから。

でも、私は言いたいですね、

    レンズの理想は無数だ!

撮影者の方がニーズを作り出すこともあれば、
レンズの方がニーズを提供して、撮影者が撮る気になる、
そんなことだってあります。

他のレンズにはない非凡なフェイズ、様相を生みだし、
レンズ描写をそのレンズごのみのものにねじ曲げ、
「やあ、これこそ、欲しかったイメージだ!」
使い手にそう感じさせることができるレンズ、
そんなレンズが非凡であり、
そんなレンズこそ、私の熱望するところです。

フォコター50mmf4.5はまさにそんなレンズ。

他のいかなるレンズよりも精密感豊かに撮れるのですが、
リアルとは一味違う、何かが加味されている、
そんな描写をプレゼントしてくれるのですから。




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by Sha-sindbad | 2012-08-15 21:32 | Focotar50/4.5 | Comments(2)

334  (フォコター50mmf4.5は目測撮影が軽々できる便利レンズ)



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フォコター50mmF4.5の作例をもう一枚。

    タクシーに乗って、左前方歩道を元気よく走る自転車を発見。
    絞りをF5.6にして、
    とっさにフォコターの距離を3メートルにあわせ、
    とおりすぎる直前、窓からさっと撮りました。
    被写界深度がかなりあるので、
    ちゃんとピントが合いました。

袖摺りあうも多少の縁と言いますが、
追い越しつつ撮るのも多少の縁です。
フォコター、使えば使うほどに、すごみを感じます。

いったい、フォコターという引き伸ばしレンズは何バージョンあるのでしょう?
おそらく戦前から銀塩フィルムが使われていた最近まで、
かんりのバージョンがあるに違いありません。

私が師匠の田島謹之助からプレゼントされたフォコターは、
とても古風なデザインで、シャープネスはそこそこ、
コントラストはかなり弱め、
グラデーションだけが傑出していました。

私のフォコターは最新型らしく、
ーロッパ中世の円塔のたたずまいで見事な作り、
重く、信頼に溢れる持ち心地、
レンズもきらきらと輝いています。

いつか古いバージョンも手に入れたいものです。
また、別の味わいを見せてくれることでしょう。
最新型は、これはこれで、使い甲斐があります。
ライカ社のアスフェリカル時代に対応する性能を求めたのかもしれません。

圧倒的な描写力。
楽しみましょう。
by Sha-sindbad | 2012-05-18 18:40 | Focotar50/4.5 | Comments(2)

334  (フォコター50mmf4.5は恐るべき精密重厚レンズ)



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今日は孫の世話に行ってきました。
いつもながら、ついでにライカM9をバッグに。
レンズはライツの伸ばしレンズ、

    フォコター50mmF4.5

午後4時40分頃長女の家を出て、JR加美駅まで約40分歩き、
170枚ばかり撮りました。

27度、おそらく今年一番の暑さです。
西日がじりじり照りつける中、太陽に向かって歩きました。
開放値がかなり暗いので、開放から絞る必要がまるでありません。
もうビンビンとピントがきます。

私のレンズの中では、精密描写力に関しては、
おそらくベストスリーに入るはず。
しかも、とても厚みがあって、あたたかな表現。

とにかく立派に撮りたいときは、このレンズに限る、
そう言っても良いのではないでしょうか?
by Sha-sindbad | 2012-05-17 21:32 | 未分類 | Comments(2)

325 缶詰提灯 (フォコター50mmf4.5Mマウント版はライツとツァイスのミックスか)



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今回の写真は、フォコター50mmf4.5の最近接。
絞りは開放。

このがっしりとした実在感には恐れ入ります。
しかも、描写には潤いがあって、
硬からず、柔らかからず。
材質感をしっかりと出してくれています。
ライツのまったりとした味わいと、
ツァイスのコントラストと精密感、
このどちらも兼ね備えている。

ライツとツァイスのいいとこ取りのレンズというところ。

往年のライカ使いのカメラマンたちは、
当然の帰結として、
引き伸ばしはフォコマートでした。
メカニズムとしての精度が抜群で、
ピント合わせが完璧だったそうです。
だから、フォコマートによる伸ばしは極上だったそうです。
当然、伸ばしレンズはフォコター50mmf4.5。

つまり、このレンズ、ライツの名声を支えていた礎石だったのです。
この写りは、そんな礎石にふさわしい、
そんな感じがしてきました。
by Sha-sindbad | 2012-05-08 22:07 | Focotar50/4.5 | Comments(2)

324 少女 (フォコター50mmf4.5Mマウント版は正統派の完璧な標準レンズ)



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レチナⅡcのクセノン50mmf2.8と抱き合わせで、
宮崎さんにMマウントへの改造をお願いしたレンズがありました。

    フォコター50mmf4.5

ライツの伝説的引き伸ばし機フォコマートに付けたレンズ。
昔教えていただいた写真家田島謹之助さんが伸ばしをやめるとき、
私に下さったことがあります、

    「これ、最高の伸ばしレンズだよ」

確かに最高のグラデーションでした。
とくにライカレンズ、
たとえば、エルマリート90mmF2.8の写真を伸ばすとき、
とても相性がよかったことを覚えています。

でも、かなり使い古しになっていて、
最新のローデンシュトックのロダゴン50mmF2.8の方が、
コントラストと黒の深みで勝っていました。

でも、今度オークションで超廉価で落札したフォコターは、
ほとんど使用の痕跡がないMintレンズでした。

宮崎さんに改造していただいて、届いたその日に石切で撮りました。

宮崎さんのレンズテストではF4.5開放でほとんど完璧ということ。
ライカM9に付けると、ピーカンでも開放で撮れます。
だから、開放だけで撮りました。

1.2メートルほどの近接で撮りました。
これほどの実在感で鮮度よく撮れるレンズって、
あまりないのではないでしょうか?
(ズミクロン50mmf2はもう少し大人びて撮れて、
これほど瑞々しくは撮れない感じがするのですが)
by Sha-sindbad | 2012-05-07 20:52 | Focotar50/4.5 | Comments(0)