レンズ千夜一夜

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1149 壺坂にて (フレクトゴン35mmF2.4は一眼レフ用広角の白眉で)


今日は壺坂に行ってきました。
壺坂から飛鳥にまわるつもりでしたが、
壺坂の町を撮るだけで一日が過ぎてしまいました。

珍しく2台態勢で出陣。
まず、ソニーα7に付けたのが、

    フレクトゴン35mmF2.4

とにかくナチュラルに堂々と撮れる一眼レフ用35ミリレンズの白眉。
18㎝ほどにも寄れるので、これ一本でなんでも撮れる重宝さもあって、
銀塩時代には、ご愛用の方もかなり多かったと思います。

宮崎貞安さんにライカM9用に改造していただきました。
ちゃんとMマウントのヘリコイドを付けていただいたので、
ライカM9ではそのヘリコイドしか使えませんが、
ソニーα7ではヘリコイドリングが2段構えとなり、無敵。

そんな最短から遠距離までの作例を3枚ご覧下さい。



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by Sha-sindbad | 2014-10-03 23:12 | Frectgon35/2.4 | Comments(0)

874 美女(フレクトゴン35mmF2.4は美女の美しさを余すところなく?)



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M42マウントの名レンズを宮崎貞安さんに改造していただきました。

    フレクトゴン35mmF2.4

ライカM9に付けると、Mマウントアダプタのおかげで、35㎜というよりも、
ズミルックス50mmF1.4並ののっぽのレンズになりました。

長い間、私はこのレンズをコンタックスRTSⅡ、ペンタックスMEに付けて、
定番の常用レンズとして愛用してきました。
なぜか?

    どこもとんがらない、中庸を得た描写をしてくれるからです。
    どんぴしゃり壺にはまると、まるでタイムマシーンのように、
    撮影現場に私を連れ戻してくれるような、
    静かな実在感を醸しだしてくれるからです。

さて、ライカM9ではどうでしょうか?
土曜日、ほとんどすべて開放にして撮りました。

    奈良町でとても美しい犬と一緒に散歩する男性に出会いました。
    得も言われぬ優雅さがあって、一目で女性と分かります。
    男性にお願いして、撮らせていただきました。
    美女の気持ちを損ねないように、距離を見積もって、
    伸ばした手の先のライカM9を縦位置にして、
    ノーファインダーで撮りました。
    幸い美女の気持の損なうことなく、ピントもあってくれました。

    やはりフレクトゴン35mmF2.4は極上でした。
by Sha-sindbad | 2013-12-02 21:31 | Frectgon35/2.4 | Comments(0)

50  入口 (フレクトゴン35mmF2.4なら生活感が写せます)



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私が長年心を澄ませて撮ってきた写真の中で、
一番大好きな写真をあげろと言われますと、
まあ、30枚位はあげるでしょうね。

わたしゃ、一枚と言っただだよ、一枚、と迫られても、
にっこり笑って、言うでしょうね、

    だから、この30枚、これらが一番です。

そんな30枚の一部も、このブログに選んでいます。
もちろん、全部が全部そうではありません。
50回になるのですから、当然玉石混淆。

でも、今回の写真は、大の大の大好きな写真なのです。

ハノイ近郊の村で撮りました。
なんでもない、民家の入口。
私が自分で撮ったので、当然ですが、
私はこの写真をいくら見ても、見飽きません。

いろいろと考えてしまいます。
たとえば、スリッパ、つっかけを眺めるだけでも、
面白いことが沢山発見できます。
並び方だけ見ても、全部違う。
持ち主の性格が出ていますね。

1つだけ、発見を書いておきます。
1人として、外向けには置いていませんね。
外向けに脱ぐ、または置き直す民族って、
日本人以外にいるんでしょうか?
知りたいですね。

他にも、面白い推理ができそうなポイントが幾つもあります。
お時間があれば、ご自分で考えてみてください。

それにしても、このレンズ、
素晴らしいと思いません?

    この立体感、実在感、空気感、自然さ!
    この生き生きとした雰囲気!

フレクトゴン35/2.4の美質が全部出ています。
その美質を一言で言えば、なんだと思います?
私は、いつも、必ず、この言葉を思い出します、

    中庸

フレクトゴン35mmF2.4は、黄金の中庸のレンズなのです。
by Sha-sindbad | 2011-08-02 22:04 | Frectgon35/2.4 | Comments(4)

7.6フレクトゴン35mmF2.4 「6-完- フレクトゴン35mmF2.4はビビッドなレンズ」


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凡そこの世の完璧なレンズがあるとすれば、
このフレクトゴン35mmF2.4もその1つでしょう。

このレンズがさほど人気がでなかったのは、
東独の廉価版レンズだと思われていたためです。
デザインも、とてもありふれて、とても並の姿なので、
これがどんなによいレンズか、誰も想像しようがありませんでした。

もしこのレンズがズミクロン50mmf2固定鏡胴のような立派な姿だったら?
もしこのレンズが、たとえば、ニコンマウントだったら?
もっともっともてはやされたことでしょう。
by Sha-sindbad | 2011-06-11 21:37 | Frectgon35/2.4 | Comments(0)

7.5フレクトゴン35mmF2.4 「5 フレクトゴン35mmF2.4はとにかくやさしいレンズ」


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フレクトゴン35mmF2.4は開放値がとても明るいので、
接近しますと、望遠レンズのような効果をだすことができます。

ハノイのイタリアンレストランのウェイターと仲良くなりました。
観光大学を出て、旅行会社に就職口を探したのですが、就職できず、
レストランに勤めています。

ハノイから1時間半ばかりも山間部に入った村に連れて行ってくれました。
私の出会った最悪の路面が幾度も出現する難路でしたが、
小さなバイクで連れて行ってくれました。
ご両親が待っていて、ささやかなご馳走を振る舞ってくれました。

ご両親は、日本のテレビドラマ「おしん」のファンでしたが、
お母さんはおしんのヴェトナム版のように、やさしい人でした。

フレクトゴン35mmF2.4をとっさに開放にしたのですが、
母のやさしさと愛情とを写してくれたでしょうか?
by Sha-sindbad | 2011-06-10 21:12 | Frectgon35/2.4 | Comments(0)

7.4フレクトゴン35mmF2.4 「4 フレクトゴン35mmF2.4はスナップ最適レンズだった」


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かなり長い間、ペンタックスMEスーパーを常用カメラとしていました。

M42マウントの一眼レフ。
なにしろ超小型で、精密、
ファインダー倍率が高く、明るい。

さまざまなM42マウントレンズを使いましたが、
その中でも、このフレクトゴン35mmF2.4の使い勝手は最高でした。

レンズが明るいので、ピント合わせがとても簡単だったうえ、
写り具合はいつも最高でした。
それなのに、なぜこのレンズを友人に譲ってしまったか?
ホロゴンウルトラワイドに専念するためでした。

フレクトゴン35mmF2.4を使い続ける方が得策だということは
分かっていました。
フレクトゴン35mmF2.4でバリバリとスナップを撮ることができたでしょうから。

でも、私は、自分の写真への取り組み方を完全に捨て去ることに決めたのです。

りっぱな写真、巧い写真、人が驚くような写真を撮るのはやめ!
自分が喜ぶ写真だけを撮ろう!

おかげさまで、人が喜ばない写真、無意味な写真ばかり撮って、
ひっそりとブログに掲載する人生になってしまいましたが、
後悔はしていません。

でも、こうしてフレクトゴン35mmF2.4の写真を久しぶりに見ますと、
失われた可能性も小さくなかったんじゃないか?
なんて、手前味噌、独りよがりの感想を抱いてしまいます。
by Sha-sindbad | 2011-06-09 21:56 | Frectgon35/2.4 | Comments(2)

7.3フレクトゴン35mmF2.4 「3 フレクトゴン35mmF2.4は女の子だって撮れるのだ」


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この女の子、私の娘(猫ですが)にそっくりなのです。
真っ白で、目がきらきらと光り、愛嬌がある。

この女の子に見入る姿と微笑も、
私が娘に見入るときとそっくり。

お父さん、もう女の子に夢中で、
私が側に立って悠々とシャッターを切ったのに、
まるで気がつきませんでした。

2000年夏、ハノイで撮りました。

フレクトゴン35mmF2.4は、
ホロゴンとがっぷり四つに組んで、
一歩も退かない活躍振りでした。
by Sha-sindbad | 2011-06-08 21:39 | Frectgon35/2.4 | Comments(0)

7.2フレクトゴン35mmF2.4 「2 フレクトゴン35mmF2.4は中庸の徳を備えたレンズ」


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フレクトゴン35mmF2.4を使っていて、
いつも感じていたこと、それは、

   中庸

孔子がこう述べています、

   中庸の徳たるや、それ至れるかな。
   民すくなきこと久し。

どこにもとがったところがないこと、
過不足がないこと、
それが最高の美徳なのです。

フレクトゴン35mmF2.4を1年でも使い続けてみてください。
中庸というものがどんなものか、レンズを通して実感できるでしょう。

ライカで言えば、ズマロン35mmF3.5がそれです。

この2本のレンズともに、
無理をしないから、不満を感じない。
そんなレンズを使うとき、
カメラは本当の意味での道具となります。
by Sha-sindbad | 2011-06-08 01:40 | Frectgon35/2.4 | Comments(0)

7.1フレクトゴン35mmF2.4 「1 フレクトゴン35mmF2.4はありふれてるけど、内面美人」


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心やさしい、でもどこか魔的な蠱惑を秘めたレンズの次に登場するのは?
丁度その正反対の性格のレンズでないと、ね。

そう考えると、私にとっては、もうこのレンズしかありません。
東独ツァイスの生んだ傑作レンズ、

フレクトゴン35mmF2.4。

外観は、何でもない普通のレンズ。
ありふれた容姿ですが、
溢れんばかりの愛情とデリカシーに満ちた女性、
そんなたたずまいのレンズがあるとすれば、
このフレクトゴンこそ、それなのです。



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by Sha-sindbad | 2011-06-07 20:51 | Frectgon35/2.4 | Comments(0)