レンズ千夜一夜

1778 号外!!(肺炎なおると、宮崎さんからダゴールが届いた!)Part 1



朝です。
突然呼び鈴。
(呼び鈴は全部、突然鳴りますね。
でも、なにも注文などしてなかったので、やはり、突然)
黒猫ヤマトの配達員の手にある小さな箱を目にした瞬間、
ただちに中身は判明しました。
現代の稀代のレンズ制作者宮崎貞安さんのニューレンズ!
待望の古典レンズの歴史シリーズが幕を開きました!

皮切りはツァイスの古代レンズ、プロター!

   Histrio-Prot 40mmF6.3

2群2枚の準広角レンズです。
歴史的なプロターはF9,18と大変に暗いレンズでが、
高性能レンズとマルチコートで、
開放値F6.3の現代レンズに生まれ変わりました。

3本試作されたそうですが、その1本の試写の依頼。
名誉に思って、恭しく心を込めて試写させていただきます。
すり鉢を逆さにしたような、まさに円盤状のレンズ。
絞りはF6.3,8,11,16の4段階。
F8に絞れば完璧だそうです。
でも、私は不完全画像による画像のゆらぎを醍醐味とする人間。
もちろん最初は開放オンリーで使います。

医師からは「散歩はほどほどに」と制せられていますが、
非常事態です。
午後3時半頃家を飛び出し、
40分ばかり近くの田園地帯を撮影しました。

あるサイトではこう紹介されています、
「カールツァイスが写真部門を設立し最初に誕生した写真レンズ。
原形や基本という意味のプロトから命名。」
そんな歴史を開いた名レンズの現代版を2回に分けてご覧頂きましょう。
描写性はご自分でまずお確かめください。




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# by Sha-Sindbad | 2017-04-25 21:05 | Histrio-Prot40/6.3 | Comments(0)

1777 戦士の休息(日曜日肺炎治療終り、アポクアリア28mmF2で散歩したりして)Part 2


今日4月24日月曜日、
診療所で血液検査と最終結果の診断を受けました。
血液は肺に関連するすべての項目で一週間で正常に復していました。
他の項目はすべて正常値。
肺の聴診もしていただきましたが、
「まったくなんの音もしませんから、
完全に直っているようです」

私が有頂天になって、
「昨日から心身清明になった感じで、散歩もしました」
すると、先生、あきれ顔で、
「そう調子に乗ってもらっては困ります。
肺炎は怪我やふつうの病気と違います。
適度に運動すれば、体がよくなるというのではなく、
絶対安静が前提なのです。
そんなすぐに平常運転は困ります」
私、「大丈夫です。
先生がおっしゃった安静期間、
5月6日までのスケジュールは全部キャンセルしましたから」
先生、一安心という表情でした。

私の周辺で肺炎罹患の体験者はいっぱい見つかりました。
全員ほとんど入院治療で、熱も幾度か再発した方もいます。
畏友RAさんの奥様のように、ついに適合する抗生物質が見付からず、
若くして亡くなってしまった方もいます。
私のように、かなり重症の肺炎でありながら、
受診直前から熱が下がったままで、
一週間で炎症が全部消えるなんて、どうやら異例中の異例。
医師もそんな患者は診たことがないそうです。

「とにかく当分は絶対安静に」、そう先生はおっしゃったのですが、
こうして目出たく完治したのですから、お祝いをしたい。
そこで、先生に内緒で、バスで近鉄奈良駅まで出ました。
30年以上も行きつけの中華料理店「飛天」で、
いつもの「黒酢のミルフィーユ酢豚ランチ」980円でお祝い。
おそらくかぶを巻いた料理で、黒酢と相まって、
とてもおいしい料理です。

さて、食後は図書館に行ってから帰ろうと、
奈良町の商店街を歩いている最中、
「おっと、今日開館しているか、調べなきゃ」
携帯で検索してみると、「本日休館」
せっかく全快祝にお宅で朗読CDを5点見つけようと思っていたのに、
がっくりしながら、反転。

丁度約1時間後に私の使う1時間1本の過疎地行きバスが、
午後2時24分に出ます。
よし、快調、と、あれこれ買い物して、
バス停近くのパン屋さんの喫茶スペースに収まり、
アップルパイとホット珈琲を楽しみつつ、ポメラで作文。
2時20分にお見せを出て、バス停で並ぶこと8分。
別のコースのバスが1本来ただけで、バス停には私一人。
おかしいな、と時刻表と時計を見比べて、あっけにとられました。
わたしゃ、1時間間違っていた!
もう2時台と思っていたのに、まだ1時だった!
1時には過疎地行きバスは運行していない。
すごすごと元来たパン屋さんに戻り、
今度はグレープフルーツジュースを楽しみつつ、50分待機。
まあ、どこでなにをやっても、私が世界の中心で叫ぶのですから、
変わりはありません。
またせっせせっせとポメラで作文。
このドジさ加減は疑いもなく肺炎の後遺症です。





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# by Sha-Sindbad | 2017-04-24 23:59 | Apoquaria28/2 | Comments(0)

1776 戦士の休息(日曜日肺炎治療終り、アポクアリア28mmF2で散歩したりして)Part 1



親友のAMさんからお見舞いのメールを頂きました、

「肺炎は、私も過去2回なったことがあり、
いずれも入院治療しました。
熱が下がったり上がったりで、中々、大変でした。
熱が下がったからと油断しないでくださいね。
もっともホロゴンさんの持ち前のパワーで、
病気も吹っ飛んでしまうと思いますが…」
皆さん、肺炎にかかってきたのですねえ。
しかも、たいてい入院!

AMさんから驚くべき情報!
「熱が下がったり上がったりで、中々、大変でした。」
私もたった1度だけですが、8度6分から6度5分に下がった翌日、
つまり日曜日に1回だけ、7度2分に反騰したことがありました。
それで原因解明のために月曜受診したのですが、
反騰はそれ1回限りで、私の熱は肺炎治療を受ける前から平熱、
治療後も平熱というおかしな状態で1週間経過して、治療完了。

肺は左肺全部と右肺底部が白濁と、かなりひどい肺炎状態なのに、
熱はなく、他の症状は、脱力が少しあっただけ。
奇妙な肺炎だったわけです。
金曜日に再度レントゲンを撮った結果、白濁が半ば以上消えていました。
白濁は順調に減退しているとのおと。

医師からは厳命、
「2週間は絶対安静、毎日、半時間の散歩にとどめること。
バスに乗って出かけるようなことはいけません。」

そこで、昼食後(私が作りました、これが絶対安静?)、
どうにもこうにも我慢ができなくなって、家を飛び出しました。
手にしていたのはソニーα7、
これに付けたのは、私が極めて高く評価する広角レンズ、
アポクアリア28mmF2。
(医師に、撮影もしてよいか、尋ね忘れました)

使えば使うほど、宮崎貞安さんの傑作という確信が高まります。
結局、45分間ぐるりと周り(先生に内緒にお願いします)、
87枚撮りました。
平均値は150枚/時ですから、かなり撮影ペースは低落。
つまり、散歩の方に力点を置いていたわけです(先生に知らせてね)。

70枚ちょっと選択しました。
2回に分けてご覧頂きましょう。
すべて28㎜レンズの開放描写。
ソニーα7は感度を50まで落とせるので、
暑い位のかんかん照りの晴天でも撮れました。




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# by Sha-Sindbad | 2017-04-23 20:45 | Fl.Apochromat135/2.4 | Comments(0)

1775 診療所(土曜日、点滴治療終了、ペラール24mmF4はますます活き活きと)

4月22日土曜日、点滴治療終了日。

畏友RAさんがとても啓発的な体力変化グラフを送ってくれました。
X軸を日の経過、Y軸(マイナス)は疲労度を示します。
毎日疲労し、回復します。
つまり、折れ線は一旦加工し、上昇します。
でも、連日過労が続きますと、
回復しているように見えて、前日の体力の線まで戻りません。
1日、2日、3日と活動を継続しますと、
疲労度は知らず知らずのうちに段々と累積していき、
抵抗力を次第に低下させてしまいます。
そのために、いつしか肺炎の原因となる菌に感染してしまい、
さらに、体力が低下すると、どっと肺炎を発症してしまう。
まさに私の生活、健康状況の変化を見事に図解してくれました。

今は、低下しきった体力曲線を毎日毎日上向きにしていく、
それが仕事です。
本日、6回の点滴がすべて完了。
抗生物質の錠剤服用は日曜日で完了予定。
さて、その時点で、RAさんが作成してくれた表の最上レベルまで、
体力が回復してくれるか?
明日1日どれだけ安静療養するかにかかっているようです。
がんばりましょう。

さて、本日の点滴治療にお供したのは、
リコーGXR
スーパーワイドトリプレットペラール21㎜F4.5
実質31.5mmですが、被写界深度は21㎜のままです。
開放で撮りますが、最近接を除けば、
1m前後から以遠の距離表示で目測設定をして、
ノーファインダー撮影です。
まさに「使えるレンズ」「使いたくなるレンズ」





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  [後書き]

    最初の一枚、ご覧になって、なにか見えましたか?
    神社道の土の道。
    ふと見下ろした私の眼に飛び込んで来たものは、
    ぐっと前方を見つめる兵士の横顔、
    なにかを叫ぶ男の横顔、
    もしかすると、猿?

    私はどうやら自分の観たいものを見つける才能があるようです。
    「才能」じゃなくて、ただの癖だよ。
    何の役にも立たないんだから。
    そうおっしゃる向きもあるでしょう。
    でも「才能」です。
    私の役には立つのですから。
    嬉しくなれるから、楽しくなれるから。
    それで十分じゃありませんか?

    そして、不思議にも、レンズたちは私の観たままに撮ってくれます。
    それがまた嬉しい。

    えっ?
    見えないって?
    御愁傷様。
    私のブログは、だから、ほとんどの人にはバカげているらしい。
    「なんで、こんなもの撮るの?
    一体なにを表現したいの?」

    ハッハッハー、ですね。
    表現なんか、なんにもありませんよ。
    世界中のロボグラフィたちとの出会いの喜びの記録。
    ただ、それだけ。
        ここに隠れていたの?
        ごきげんよう!

    このブログも別ブログ「わが友ホロゴン」も、
    写真家のブログなんかじゃありませんよ。
    ただの素人の写真日記。
    
# by Sha-Sindbad | 2017-04-22 23:59 | Perar24/4 | Comments(0)

1774 診療所(木曜日の点滴からの帰り、ペラール24mmF4が活き活きと)



4月20日木曜日、リコーGXRに付けたのは、
スーパーワイドトリプレットペラール21㎜F4.5
2014年5月に使い始めた宮崎さんの広角レンズです。

本体は、ペラール24㎜と本質的に同型で、
平たい円盤で、実にシンプル。
その中央にフード付きレンズユニットが立ち上がり、
その周辺に4つの同心円状のリングが仕切られています。
その2番目が絞り、4番目が距離表示部。
1番目と3番目が可動リングで、
1番目で絞りを、3番目で距離を設定します。
見事なデザインです。

レンズ径は約5㎜、豆粒みたいな大きさですが、
高性能です。
リコーGR21㎜は厚みのある描写でしたが、
私には堪え難いほどの濃厚カラー。
とても使用に耐えませんでしたが、
ペラール21㎜F4.5は中庸を得た発色とシャープネス。
超小型なので、ストリートフォトには最適。

肺炎の抗生物質点滴を受けてから、
近くのお弁当屋でおいしいお弁当を手に入れ、
我が家の近くのバス停に着く、
運行量最低の過疎地行きバスにも間に合い、
バス停に下り立ってから我が家までの300メートル。
いつものロボグラフィです。




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# by Sha-Sindbad | 2017-04-22 15:37 | Peral21/4.5 | Comments(0)

1773 危機を脱する(点滴の行き帰りには一番楽なホロゴンにしてみた)


月曜日から続いた肺炎治療も、運が良ければ、今日が最後。
終わったら、近鉄奈良駅までバスで出て、図書館に行こう、
そんな計画を立てて、バッグに忍ばせたのは、私のベストカップル。

    ソニーα7
    ホロゴン15㎜F8U

まず、レントゲンを撮り、無事点滴も済み、診察室に。
先生、2枚のレントゲン写真を並べて、

  「かなり肺の調子は回復しました。
  でも、もう一回、明日点滴しましょう。
  月曜日には血液検査をして、最終チェックをします」

ああ、もう一回で済むのなら、しかたないな。
先生、私の裏の計画を見抜いたかのように、

  「これほどひどい肺炎はあまりお目にかかったことがありません。
  その責任はみんなあなたにあります。
  自己管理をちゃんとしていない。
  (28.5度もあるのに、朝から晩までの外出を2日続けた!)
  肺炎は目立った症状なしに進行します。
  日々の生活をしっかりと健康的なものにしていたら、
  防げたかも知れません。
  昔なら、40日間入院隔離を当然指示するケースです。
  あと2週間は絶対安静をしてください。」

「奈良町あたりに散歩するのは?」

  「散歩は家の近くを半時間だけにしてください」

がっくり。
「でも、とても回復が早かった感じがするのですが....?」
と、私。
レントゲンはたった4回の点滴を処置した効果です。
ひどい肺炎がたった4回でほとんど治るものでしょうか?

  「そうですね。早かったですね。
  ウィルス性肺炎だったら、ぜんぜん効果がなかったのですから」

受付の女性にそっと尋ねてみました、

「とっても効果的な治療で、先生、とても良い先生みたいですね?」

女性、にっこり笑って、

  「名医として知られている先生です」

名医に巡り会えたのは幸運でした。
そこで、先生の指示にどこまでも従うこととして、
図書館行きは中止して、帰宅しました。

でも、ホロゴンは、往き30秒、還り3分だけそっと使わせて頂きました。
そのほとんど全部の写真を並べてみます。
私がホロゴンで撮りたいものの一つがタペストリーみたいな写真。
「タペストグラフィ」と命名しています。
そんな写真ばっかり撮れました。

ホロゴンウルトラワイドから抜き出したホロゴンは、
私にとっては、眼そのもの。
私の視界全部を写真にしたい、
そうだからこそ、私の体験の忠実な記憶になれる、
私はそう信じているからです。





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# by Sha-Sindbad | 2017-04-21 20:01 | Hologon15/8U | Comments(0)

1772 新大阪(リコーダー日のスピードアナスチグマート25㎜F1.5は心を休める仕事)


肺炎の療養の日が続きます。
抗生物質の点滴4日目です。
もうほとんど脱力感もなくなりました。
脱力感がなくなると、
症状として残るのは左肺の白濁状態だけ。

親友のRAさんと一昨夜電話で話しました。
彼も若い頃同様に肺が一つ白濁する肺炎をわずらったそうです。
曰く、「結局、肺の白濁はとれないままに終わりました。
そうすると、気管支炎になりやすく、
容易に肺炎に進む危険があって、苦労しました」

私もそうなるのか?
心配になって、昨日、担当医に尋ねました、
「そんなことありませんよ。
綺麗になりますよ。
その方なにか合併症があったのでしょう」

今日、ブログを見て、姉がお見舞いの電話をくれました。
もう引退していますが、小児科医だったので、
医療関係は万事、この姉に尋ねます。
姉も、「そんなことないよ。綺麗になるから」
ほっ。

使うカメラはボロボロ、
使うレンズの大半は白濁、
使う自分の頭脳も最早白濁、
撮れる写真も白濁、
そのうえ、肺までも白濁されたんじゃ、
たまったものじゃありません。
でも、そう言いながら、白濁は私のお好み状態らしい。

4月5日火曜日、アブニールコンサートを3日後に控えて、
新大阪駅近くのココプラザでリコーダーレッスンでした。
でも、ちゃんとバッグに潜めたOlympus EP-L1に付けたのは、
白濁レンズの白眉、
スピードアナスチグマート25mmF1.5
もっとも白濁したのは、長年使い倒されたせいでしょう。
私がレンズの清掃をしないせいもあるかも?
でも、それがとてもよく働いてくれるのですから、
あの使い古しの言葉をプレゼントしたいですね、
「いぶし銀のような」レンズ表現。





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# by Sha-Sindbad | 2017-04-20 23:19 | Sp.Anastigmat25/1.5 | Comments(0)

1771 お迎え(帰宅の私を迎えた落ち椿にシネエクター25㎜F1.9がキラッとウィンク)


4月19日水曜日、
診療所での肺炎抗生物質点滴治療3日目です。

診療所は、予約患者だけの診療日で混み合っています。
処置室のベッドでの私の点滴開始も40分ほど待たされました。
点滴が完了した後、担当医、女性です、
一枚のペーパーを手に、なぜかいそいそと登場。

   「ものすごく速く数値が好転しています。
   日曜日まで点滴と言っていましたが、
   どうやら金曜日あたりまででいいでしょう。
   最後にもう一度レントゲンを撮って、肺の状態を調べて、
   終わりということになりそうですね。」

あまりにスムーズな治療経過に驚きつつ、尋ねてみました、
「私の親友が30過ぎでやはり肺炎にかかり、
どちらかの肺が真っ白になりました。
肺炎は治ったんだけど、肺の白濁はそのまま残ったので、
風邪引きしやすく、肺炎につながる危険をいつも孕んでいる、
そう聞いたのですが?」

先生、にっこり笑って、

   「その方、ほかにも疾患があったのでしょう。
   肺炎だけだったら、治療すれば、大丈夫、綺麗になります」
   
これで本日の治療はめでたく完了。
私が昼食を用意する番なので、省エネのため、
近くのほっかほか亭に電話して、お弁当を2つ注文。
受取に行く道すがら、バス停の時刻表を見たら、
なんと7分後に我が家の近くのバス停を経路にするバス。
なにもかも順調です。

ほっかほか亭では、お弁当を受取りながら、

   「お宅のお弁当が一番家庭の味があって、おいしいですね。
   いつまでもここで続けてくださいね」

これは症状好転でご機嫌になったら出たお世辞じゃありません。
私はどこでもこんな風に声をかけることにしているからです。
駅のトイレの掃除担当者にもたいてい声をかけます。

   「ご苦労様、おかげで綺麗に使えます」

あんまりそんな人は居ないと見えて、たいていびっくりされますが、
ときにはとても嬉しそうな笑顔になる方もいます。

近頃は参りませんが、現役時代に、辛い仕事からの逃避でしょう、
よく出かけた海外旅行で、諸国で見たトイレを思い出すと、
現代の日本のトイレは異次元的に美しい。

それもこれも、新しい水洗セットのお陰もありますが、
(どうも大手は宣伝のためどんどん提供するみたいですね)
古いトイレでも美しい状態。
どんな最新の水洗トイレでも手入れを怠ると、
2、3週間でどす汚くなるものです。
つまり最新のピカピカトイレほど、手入れが必要。
つまり、どこでも掃除担当者の皆さんががんばってくれているのです。

だから、気軽にねぎらいの言葉をかければ、
自分のやっている仕事は有用なんだ、そう気づいて、
もっと頑張ろう、という気持ちになり、
疲れも少しは取れるでしょう。

おっと、話がまた逸れました。
バスから降りて、我が家までの約300mの下り坂を歩き始めました。
朝より足取りが軽くなっている!
今朝はすでに起床後自然にストレッチを軽くやれるほど快調でしたが、
3度目の点滴と先生の言葉が私をさらに元気づけてくれたのです。

我が家ちかくの路上に落ち椿をたった一つ見つけました。
目が合いました。
目を細めて、にっこりしてくれました。
ちっちゃな両手もちらっと見えます。
ちょっとカラフルなトリケラトプスの頭部に似ていますね。
私のために、わざわざ路上に落ちてくれたのかも?

えっ?
折角だから、持ち帰ったのか、ですって?
いえ、持ち帰りはしませんよ。
だって、実は、別の人を待っていたかもしれないし、
恋人椿が続いて落ちてくるのを待って、
二人して天国に昇天するつもりだったかも知れないじゃないですか?

えっ?
椿にも天国があるの?
当然じゃないですか?
これだけ世界を食い物にして荒らしまくり、互いに殺し合っている、
人間にさえも天国を用意される神様ですよ。
人間って、他の生物に向かって威張れるほどの実績も心の美しさも、
全然ない、かなりみじめな生き物なんですから。




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# by Sha-Sindbad | 2017-04-19 15:24 | CineEktar25/1.9 | Comments(0)

1770 春景色(アポクロマート25㎜F2が診療所にお供して気を吐いた)



医師からは厳しい指示がありました。

  「当分絶対安静のこと。
  そして、重いものは持たない」

でも、間が悪いですね。
妻までかなり風邪が進行してしまいました。
彼女はどんなに辛い状態でも木曜日には必ず神戸に出かけます。
ここだけの話、木曜神戸だけは、孫より絶対優先。
理由は簡単。
孫は私に任せられるので。

でも、神戸に行くためには、なんとか体調を取り戻したい。
体力も要する月2回のこの楽しみが彼女の喜びの一つ。
そこで、私は、先週の8度6分のとき同様、
静養どころか、従前と同じ仕事を続けることになります。
   お布団の上げ下ろし、
   三度の食器の片付け、
   食器洗い。
   階段と2階の掃除、
   お風呂の準備等、
仕事は一杯あります。

でも、だんだんときびきびできるようになっています。
そこで、今日は密かにバッグにカメラ一式を忍ばせました。

   オリンパスEP-L1
   アポクロマート25㎜F2

このレンズも大変に評価の高い、市場価格も高い逸品。
私が買えたのはいつもの通り、安かったから。
なぜ?
前にも書きましたが、
ヘリコイドリングは天の岩戸ほどじゃなくても、
オデュッセウスの王宮の扉ほどは重い。

でも、その重い扉をぐいぐい引き上げる苦労をしてもなお、
使いたい理由があります。
最短40㎝まで近寄れて、
描写はキノプティックならではの重厚そのものだからです。

このヘリコイドリングを、あらかじめ被写体の距離に応じて、
その近くまでぐいぐいと回しておいてから、
ファインダーで精密に合焦させる、という便法をとっています。

ところが、このファインダーが白昼ほとんど視認できない。
かなり苦労しつつ、31枚撮りました。

陋屋からバス停までの300m、診療所からバス停までの30m、
これが今回の路傍距離。
10 mちょっとで1枚だから、まあ平均か平均以下。

でも、今回の後半あたりは、私の原則である開放ではありません。
帰宅して気づいたのです。
ヘリコイドリングを苦労してねじ回している合間に、
とても軽妙に動く絞りリングがちょっと動いていた!
いつもは必ず開放かどうかチェックするので、
肺炎の影響で、頭が働いていなかったようです。

でも、写真を子細に眺めても、どこからF2.8付近に変わったか、
まるで分かりません。
キノプティックレンズは開放だから画質が落ちるわけではなく、
かつ、開放でも深々とした深度の見かけを備えているからです。
写真は平凡なロボグラフィですが、描写には、満足。

でも、医師の指示に背いたのではないか?
ちょっとというか、かすかというか慚愧の念。
そんな感じをもっても、やはり明日も持ち出すつもり。
さて、なににしようかな?




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# by Sha-Sindbad | 2017-04-18 23:39 | Apochromat25/2 | Comments(0)

1769 アメリカ村(フローライトアポクロマート135㎜F2.4が若者の街に夢中に)2-完-

生涯ほとんど病気をしたことのない私にはつらい1週間でした。
先週の月火水木金土日の内、
水を除く全日、朝から晩まで出づっぱりでした。

水の夜、突然悪寒と震えが襲ってきました。
生まれて初めてです。
体温計で測ってみると、8度6分の発熱。
それ以降、木金日の4晩は8度6分が出現。

毎朝7度5分に軽減し、土の午後にはしっかり平熱に
服したので、もう直ったと思ったのです。
そのまま、日の夜までは平熱で平穏に過ごしたのですが、
夜10時頃、哀れ、またも8度5分が舞い戻ってきた!
帰ってきたチャンピオンならぬ、
帰って来た疫病神!

でも、午後2時頃、半身浴を済ませて、就寝前に検温。
よし、6度5分に戻っている。
朝も、平熱。
こんな風に高熱と平熱が毎日サイクルする病気ってあるんだろうか?
原因を調べて見なきゃ、そう考えて、
17日月曜日、診療所に行きました。
どんぴしゃり、正解でした。

種々の検査の後、レントゲン、そしてCTスキャンで、
左肺の大半がまっしろになっていると分かりました。
かなり重い肺炎。
これから毎日1週間抗生物質の点滴を受け、
それでもダメなら、場合によっては入院かもという、
厳しい宣告。

病気とはほとんど無縁だった人間が.............................
だけど、8度6分もありながら、朝速くから出かけて一日中活動。
そんな日を続けたのですから、むしろ当然かも?
神様の警鐘、そう受け取って、真剣に治療に育むことにします。

でも、帰り道、神社横の散策道を歩きながら、
カメラ持ってきたらよかったなあ。
一杯、撮りたいものがある........
これでは、真剣と言えるかどうか?






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# by Sha-Sindbad | 2017-04-18 16:17 | Fl.Apochromat135/2.4 | Comments(2)

1768 アメリカ村(フローライトアポクロマート135㎜F2.4が若者の街に夢中に)1



2017年3月16日一人で、心斎橋の若者たちのファッションタウンを歩きました。
私は自分じゃ若いつもりですが、やっぱりちょっと違和感はありそうでした。
大阪加美の5歳の孫プリンス、先週、ヒトメタルニューモウィルス性の風邪にかかり、
共稼ぎの両親に代わり、私が火、金の2度介護を担当しました。

なんだか私一人が行っているように見えますが、実はそのとおり。
これも暇な方が行くという原則故。
水曜日は急速しましたが、その後、木から土まで、毎日夜まで外出。

水曜日の夜、突然、悪寒がして寒気、震えが襲ってきました。
こんなことは生涯初めてのこと。
ところが、10分足らずで、上記の症状はすべて消え、
体温を計ってみます、なんと何年ぶりかで8度5分。
でも、妻の大事な所用をキャンセルさせるわけにはいきません。
朝には下がってくれることを祈りつつ、就寝。
朝、まだ、8度5分。
他にはなんの症状もない。

おっと、一つだけ。
左脇腹が痛い。
触ってみると、筋肉痛らしい。
夜間の高熱で寝返りがあまりできなかったせいみたい。
そこで、格子縞のスパイラルテープを左脇の下から横腹まで、
舟形に6枚貼付けました。
これで痛みは解消。
体内のいたみではなさそうと、ほっとして、大阪加美に。

お昼頃は7度5分に。
夜になると、8度5分に復帰。
上記のサイクルを木金の2日繰り返しました。
かなり体力は消耗しましたが、なんとか孫の世話はできます。

孫プリンスの病気とは症状がまるで違うので、両親には秘匿し、
ただ風邪気味ということでマスクだけ着用、
かいつまんでその後を要約しますと、
最後の外出日、土曜日は夫婦で劉継紅先生の二胡教室。
やっぱり8度6分。

妻が東京在住の先生に代わり、
大阪教室のすべてのマネージメント担当。
朝9時から午後6時頃まで妻はずっと付き合い、
私もたいてい付き合って夕食を頂いて帰るのですが、
今回はとても無理。
先生と妻に断って、午後3時ころ帰途に。
JR大阪駅から奈良に向かって大和路快速で帰途についたとき、
ふっと、気分が軽いことに気づきました。
携帯の体温計はなんと36度5分!
奈良に帰りついてまた検温、同じ体温!
私の平熱です。
妻にラインで連絡して、「先生に安心してもらって」
今日一日静養。

一度、グーグルで私のような症状を検索してみました。
「悪寒、寒気、左脇腹の筋肉痛、発熱」
ほかに症状がない。
そんな病気ありませんねえ。
一つだけ、つまり、過労。
熱があるときは、トボトボ歩いていたのに、
帰宅のバスが最寄りのバス停について、
私はすたすたを歩いていました。

まあ、かなり治ったか、かなり軽度かも知れません。
今日一日ゆっくりしましたが、なぜかちょっと身体が重い感じ。
完治じゃないみたいだし、もしかすると、ちょっとした中休み?

明日は陳少林先生の揚琴伴奏レッスン。
大和西大寺なので近場ですが、症状の残存次第では、
お休みのメールを送って、診療所に参ります。
ああ、ながなが書いてしまいました。
いつもの高速タッピングです。
指あたりと頭は元気のようです。

でも、本当に書きたいことは、別のこと。
孫プリンス、私の膝に乗ってきて、
私の目をじっと見つめながら、こう尋ねたのです。
「ぺぺ、教えて。いったい、いくつなの?
パパとママとアーちゃん(父方の祖母)の歳は知ってるけど、
ぺぺのは知らないの」
教えてあげて、
「誰にも行っちゃいけないよ。二人だけの秘密だからね」
2、3ヶ月前、孫プリンスの保育園の女友達4人から質問、
「ぺぺって、なんのことなの?」
私「おじいちゃんのことだよ」
4人一様に仰天したような顔で、(いいですか、ここが肝心!)
「わあ、おじいちゃんには見えなーい!!」
この4人、それ以来、大のお気に入りなのですが、
妻に報告すると、すげなく、
「それは、ひいおじいちゃんにしか見えない!だったのよ」
この2行は忘れてください。

というような次第で、ブログへのアップがかなり遅れていました。
久しぶりに、宮崎貞安さんの最新未発売レンズ、
フローライトアポクロマート135㎜F2.4(ソニーα7使用)で、
大阪心斎橋のアメリカ村で撮った写真をごらん頂きましょう。





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# by Sha-Sindbad | 2017-04-16 23:59 | Fl.Apochromat135/2.4 | Comments(0)

1767 加美(トリプルアナスチグマート25㎜F2.9には使う度に驚かされる)


ああ、大変な発見をしてしまいました。
私の精神になにか問題があるかも知れない!

今回も、加美の路傍でかなり顔の写真を撮りました。
と言っても、顔そのものじゃない、顔に見えるなにか。
こういう現象になんだか名前があったなあ?
そこで、グーグルで「何でも顔に見える」と検索。
たちどころに分かりました、「パレイドリア」でした。
ふーん、そうだった?

二、三の記事に面白い記載。
「最新の研究によれば、特定のパターンから
ありもしない顔や動物、幽霊を見たと信じ込んでしまう人は
神経症傾向の高いということがわかった。」
あーれー、私は神経症傾向が高いのであるか?

とすると、5歳の孫プリンスも同様の性癖を生まれながらにして、
持っている。
つまり、孫プリンスは、哀れ、生まれながらにして、
神経症傾向が高いのだ!

妻に喜んで報告しました。
妻、一笑に付して、
「あなたは神経症傾向が高いのではなく、
人を神経症傾向が高い方向にし向ける人なの」
そんなことはないことは自ら保証しますが、
よく考えてみると、私だって、孫プリンスだって、
「特定のパターンから
ありもしない顔や動物、幽霊を見たと信じ込んでしまう」
わけではなくて、そんな見え方がすることを楽しんでいるだけ。

ついでに、孫プリンスの近況。
金曜日、妻が熱の出た孫プリンスを世話に参りました。
二人でテレビを観ているとき、妻が、「熱測ってみよう」
「8度2分ありました」
「やっぱりね、まだ熱があるね」
孫プリンス、尋ねました、

    「どうして、熱があると分かったの?」

「ほっぺがいつもと違って、ちょっと赤いからよ」
彼、鏡のところに行って、「ほんとだ!」
彼、自分の頭をちゃんと使っていることが分かりますね。

今回も、顔に見えるようなものをかなり沢山アップ。
あなたが、「どこに顔が見えるの? そんなもの見えないよ」
と、戸惑うようであれば、安心してくださいね、
あなたは神経症的傾向が高いわけではない。
でも、それじゃ、私の写真をご覧になっても、戸惑うだけですね。
「こんなもの撮って、なにが面白いの?」
ご安心あれ、そんな方は極めて多いようです。
つまり、正常なのでしょう。

ついでに言いますと、
だからと言って、私が異常というわけでもない。
単に見え方が違うだけですね。
なにはともあれ、あなたとはご縁がないわけです。





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    後書き

     ラスト部分の浮き彫りは、
     JR加美駅近くの喫茶店の壁面。
     店主の女性が作者です。
     なかなか魅力的なので、幾たびに撮らせて頂いています。
     隠れた芸術家かも?
# by Sha-Sindbad | 2017-04-09 23:15 | Tri.Anasti25/2.9 | Comments(0)

1766 レッスンの日(スピードパンクロ28㎜F2はチビだけど重厚で)Part 5-完- コンサート


とうとうコンサートの日の前日になってしまいました。
1日家に籠もり、演奏曲3曲を何回練習したことでしょうか?

前回は初めてのアブニールコンサート。
やすやすと弾ける曲を用意し、
かなりしっかりと演奏したのですが、
それなのに、上がってしまいました。

そこで、今回は、対策を講じました。
ちょっと難しい曲として、
テレマンのカノンソナタから1楽章ヴィバーチェ。
長音が少なく、スピード感のある曲として、
サンマルティーニの2本のアルトリコーダーのためのソナタから1楽章。
最後に、私の大好きなルネサンスの作曲家ジョン・ダウランドの
'Now, O Now I Needs Must Part'

精神的に動揺していても弾けるように、
階段を急いで上って、さっと座って、ただちに弾き始める、
そんな奇怪なレッスンも十数回。
夕食時、鼻血が出ました。
弾きにくい個所のパート練習などする余裕なし。
押しに押して、もみにもんで、突っ走る方式。

伴奏なら、何度も体験して、全然上がらない。
本格的なコンサートでも数回体験しました。
まったく上がりません。
それなのに、ほんの10名ほどの仲間が居る程度でも、
独奏曲なら、きっちりと上がる!

でも、今回は音楽家との二重奏。
ハイブリッド的な状態に、
ミューズの神が伴奏と間違ってくれたらなあ?





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# by Sha-Sindbad | 2017-04-07 23:54 | SpeedPanchro28/2 | Comments(0)

1765 レッスンの日(スピードパンクロ28㎜F2はチビだけど重厚で)Part 4


ディーン・マーティンは、だけど、どうやらアル中だったようです。
明らかに酩酊状態で歌っている曲もあります。

なぜ?
そんなことは分かりませんが、
彼の目はある時期からかなり暗さをたたえるようになっていました。

私も学生の頃から、吞むのは嫌いではなかったので、
酔って乱れる人には沢山出会ってきました。
酒乱気味の人も居ました。
いやですね。

ある程度、乱れないと、吞み友達はできないようです
そんな姿が人間味を演出するようです。
私は、酔った姿が人間味を醸し出すなんて考えたことは一度もありません。
弱みをさらけだしているだけ、そう感じます。

私もアルコールは好きですし、
ときにはかなり吞んだこともあります。
でも、すでにお分かりのように、
吞んでも、乱れることはありません。

吞まなくても、乱れてるじゃないか?
なんて外野席でがなり立てる人も居そうですが、
私自身の認識としては、私はどんな状態でも自分を持しています。
どんなときでも、冗談を飛ばすという悪い癖は別として。

私もかなり吞めたのですが、近頃は弱くなりました。
近頃は、ビール中ジョッキ2杯程度(日本酒はたしなみません)。
それを過ぎると、吞みたいという気持ちが消えてしまいます。
完全にコントロール状態で生きています。
そんな悠長なことをしている暇が一切ないからです。
昼寝さえもしないのですから。

酔うのが大好きな方は、こんな私を哀れに思うことでしょう、
「かわいそうに、酔い心地こそ天国なのに」
私は、結局、「隙を見せようとしない朴念仁」だったのかも?
でも、私は人生で損をしたという気持ちは全然ありませんね。
そんな風に考える人間を友人に持ちたいと思ったことがないからです。

人生が与えてくれる種々の醍醐味に、
種々のアートが見せてくれる美に、
さまざまな媒体で出会えるような人間の美しさに、
完全に覚醒した状態で陶酔したい、
それでこそ、醍醐味を完全に満喫できる、そう考える人間だから。

でも、矛盾するようですが、
ディーン・マーティンは許してきました。
彼を含めて、多くのアーティストたちは、
人生ではさまざまに苦しみもがきながら、
人類に多くの美を、喜びを、カタルシスを贈ってくれるからです。






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# by Sha-Sindbad | 2017-04-05 23:58 | SpeedPanchro28/2 | Comments(0)

1764 レッスンの日(スピードパンクロ28㎜F2はチビだけど重厚で)Part 2


今週土曜日が、待ちに待った、というか、
待ちに待ちたくない、というか、
いよいよ、アブニールコンサートです。
果てしなく練習しています。
でも、ちっとも巧くなりませんね。
どうしてでしょうねえ?

模範演奏に耳を傾けますと、とても穏やかで滑らか。
私のは力が入っていますね。
それが初心者というものなのでしょう。
写真でコンサートできるものなら、
かなり肩の力が抜けたパフォーマンスができるんだけどなあ。
でも、今度は、ブログと一緒で、
あっと言う間に聴衆の目はどこかに飛んで、無関心の表情、
ということになりそうですね。

スピードパンクロ28mmF2で撮る写真は、
肩の力どころか、全身全部力が抜けた感じの、
リラックスすぎるロボグラフィかも?

私はディーン・マーティンが大好きです。
小学生の頃、母親に連れられて映画館に通いました。
マーチン・ルイス・コンビの映画を何本見たか?
ジェリー・ルイスというコメディアンが主人公です。
ディーン・マーティンはサポートに徹していました。
後年、コンビを解消して、フランク・シナトラと仲間になり、
何本も楽しい映画を作りましたが、いつも助演でした。

まさに彼の歌声そっくりの人生。
ずっと肩の力を抜いて、あるがままの人生を楽しむ、
そんな人柄、そんな演技、そんな歌声でした。
私には絶対に真似のできない人生。
それだけに憧れます。

このレンズ、なんだかディーン・マーティンに雰囲気が似ています。
映画を撮っても、メインレンズではなかったでしょう。
おっとりとした雰囲気なのですから。
クライマックスシーンには向きそうにありません。

42㎜の準広角レンズとして使えるので、
私には気楽そのものです。
写真全部に古色もついて、どこか遠い記憶のかけら、
そんな雰囲気があります。
そんなところが私好みなのでしょう。




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# by Sha-Sindbad | 2017-04-05 11:30 | SpeedPanchro28/2 | Comments(0)

1764 レッスンの日(スピードパンクロ28㎜F2はチビだけど重厚で) Part 1

2月18日、劉継紅先生の二胡レッスン日でした。
もちろんカメラ一式も携行しました。
ソニーNEX-5
スピードパンクロ28㎜F2
かなり軽快な姿とは裏腹に、
その写りは重厚な味わいの一式です。

二胡は忘れても、カメラは忘れません!
おっと、失言。
この発言を劉継虹先生や妻に知られたら、
私は生きてはおられない!
でも、そのときは、潔くあの世に参りましょう。
もちろん、カメラ一式を手にして黄泉路を辿ります。
じゃ、そのときの一式はなにか?
もちろん、決まっていますね。
ソニーα7
ホロゴン15㎜F8U
なぜMマウントホロゴンじゃないの?
あの世に旅出つ前に、こちらの方は後世に託すべく、
eBayで売却しましょう。
そのお金はどうするの?
もちろん、妻に残します。

おっと、気がついたら、荒唐無稽の脇道に逸れていました。
スピードパンクロ28㎜F2に戻りましょう。
いかにも古風な色合い、おっとりとした中に、
シャープな気配を残していて、
さすがにスピードパンクロ族のレンズらしい力感があって、
古き良き時代の雰囲気の中に、リアルな風貌を湛えています。
やっぱり好きですねえ。





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# by Sha-Sindbad | 2017-04-03 23:47 | SpeedPanchro28/2 | Comments(0)

1763 奈良町夢幻(タンバール90㎜F2.2アルカイックファンタジー)6-完-


古代ギリシア彫刻のアルカイック期の彫像の特徴の一つが、
アルカイックスマイルですね。
シリアスな雰囲気をとどめた、ほのかな微笑。
破顔一笑ではないところに、大きな魅力があります。

タンバール写真にアルカイックスマイルを感じる。
こう書きますと、牽強付会に過ぎる、
そう感じる方もおいででしょう。
まあ、そうかも知れません。
でも、タンバールで撮った写真には、なにかしら謎が残ります。

アルカイック期の彫像に通じるところがあるとすれば、
アルカイックスマイルに認められるあえかでほのかな微笑みの印象が、
タンバール写真にも残されている、というあたりでしょうか?

フローライトアポクロマート135㎜F2.4はかなり違います。
近頃知り合った青年に道角にばったり出会った美少女が見せる、
そんな爽やかで、翳りのない微笑み、といった印象。

どちらも魅力的ですね。





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# by Sha-Sindbad | 2017-04-01 22:40 | Thambar90/2.2 | Comments(0)

1763 奈良町夢幻(タンバール90㎜F2.2アルカイックファンタジー)5 一瞬ごとに

近頃熱狂的に試写していましたニューレンズ、
フローライトアポクロマート135㎜F2.4を、
一昨日、宮崎貞安さんにお返ししました。
A4試写プリント10枚と4回分の試写データ全部を付けて。

「ホロゴン、命」という、超広角一辺倒の私が、
フローライトアポクロマート135㎜F2.4だ、
タンバール90㎜F2.2だ、
エルマジ95㎜f2.4だ、
と、望遠系に心を奪われるというのも、
人生は面白い構図で展開してくれるものです。
人生って、本当にいろいろ意外なことが起こるものですね。

別ブログを「わが友ホロゴン、わが夢タンバール」と名付けたのも、
私の心の中に、望遠系にも心が傾く自分自身を感じ取っていたのかも?

今回のフローライト騒動で、かなり分かってきたことがあります。
私の心の動き方。
どなたもそうかも知れませんが、一貫性などまるでない!
それは私の写真観のせいのようです。

あなたにとって、あなたの写真はなんですか?
   人生の証し?
   人生の里程標?
   それとも、憂さ晴らし?

私にとって、私の写真は?

   思いがけない出会いの記録

向こうから挨拶するまでもなく、
私から挨拶するするまでもなく、
出会い頭にいきなりばったり出会って、

   「やあ、こんにちわ!
   奇遇ですねえ。
   あなたのような存在がこの世に生きていたなんて!」

   「なにをおっしゃる、ウサギさん、
   こちらこそ、あんたのような奇態な写真好き、
   このあたりに来たこと、ありませんよ!」

この世でタダ一つの存在、
私はそんな存在が大好きなのです。
一人一人の人間も実はそんな存在なのです。
でも、ご本人はそれに気がついていないだけ。

なにも非凡だ、と言っているのではありません。
どんな人のその人ただ一人の人生を、日々、毎瞬毎瞬、歩んでいます。
その瞬間瞬間を、この世でただその時にしかない貴重な瞬間と思うか?
そう思わないか、これはご本人の自由です。

少なくとも、私はそう思いたいし、そう実感しながら生きたい。
なにも一瞬ごとになにか変わったことをしろ、というわけではない。
その瞬間が二度とないことを噛みしめながら生きたい。
そう感じる瞬間こそ、私は本当に生きている、そう実感できる、
そうではありませんか?




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# by Sha-Sindbad | 2017-04-01 17:59 | Thambar90/2.2 | Comments(0)

1763 奈良町夢幻(タンバール90㎜F2.2アルカイックファンタジー)4 頂点

こうしてタンバールを使ってみたのは、
現在試写中のフローライトアポクロマート135㎜F2.4との対比のため。

タンバールこそは、私の愛するNo.2のレンズ。
やっぱり、私好みのすばらしい描写。
ソニーα7にひたすら感謝。
ライカM9だと、基線長が短すぎて、
135㎜レンズなんか使い物になりません。
そこで、こうしてブログに掲載しつつ、うっとり。

実は、今日、宮崎さんにお見せするために、
フローライトの写真をA4に7枚プリントしたのです。
その7枚を並べて見ると、
「いや、こちらもすごいじゃないか!」

ゾンネタール50㎜F1.1と並んで、
現代的クラシックレンズの極致、
そして、タンバールとの対比をしたくても、
この2本はまったく比較対照の域を絶している、
これが私の結論です。

ハリウッドの偉大な女優たちのようです。
グレタ・ガルボも美しい。
でも、イングリット・バーグマンも美しい。
ヘプバーンも最高だし、
マリリン・モンローも絶対最高。
つまり、みんな最高!
(現代の世界中の女優たちはみんな落第です!
日本の女優なんて、ぜんぜん区別がつかない。
個性というものが浮かび上がってこないのです。
どこが、スター?)

レンズの場合、大抵の場合は、優劣はつきます。
でも、優劣の比較を絶している名レンズもかなり沢山あります。
欠点もまた魅力に通じるのですから、怖い。
レンズ特性なんかで優劣を云々する人は、本当にレンズを愛しているんだろうか、
私ははっきり疑ってしまいます。

マクロスイターもゾンネタールもレンズ山系のピークに立っています。
そんな頂点に突っ立つレンズに私はかなり沢山出会ってきましたが、
この2本はそんな伝説的レンズたちの系譜に直接繋がっている、
そう、私は信じています。




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# by Sha-Sindbad | 2017-03-29 22:56 | Thambar90/2.2 | Comments(0)

1764 奈良町夢幻(タンバール90㎜F2.2アルカイックファンタジー)3 コルトー


YouTubeで、とてもありがたいアルバムを見つけました。

Chopin - Complete Piano Works/New Mastering
(recording of the Century : Alfred Cortot)
(https://www.youtube.com/watch?v=SPYR8QzU1-o)

往年の偉大なピアニスト、アルフレッド・コルトー演奏による、
ショパンのピアノ作品集です。
5時間45分という膨大な収録です。
でも、編集者はとても親切です。
どこにどの曲が収録されているか、ちゃんと一覧表を用意。
この比類のないピアニストによるショパンを満喫できます。

この人の生涯は1877年から1962年にわたっています。
何百回ものコンサートを開いたでしょう。
コルトーは亡くなり、聴衆もほとんど亡くなっているでしょう。
コルトーの生の演奏を記憶する人はほとんどいない。
演奏家たちの本当の芸術はすべて同様の運命にあります。
消え去りゆく。
偉大な画家たちの運命はもう少しマシかもしれません。
作品が残るからです。

でも、よく考えると、演奏家たちを憐れむ必要はありません。
私たちの人生そのものが同様の運命にあるのですから。
私たちの日々の人生は、
自分の記憶の中からもどんどん去っていきます。

これで分かります。
記憶に残ることは、私たちにとって、実はあまり意味がない。
本当に意味があることは、現在!
今、私たちはなにをし、どう感じるか?
これだけなのでしょう。

私は、なにか意味があったなと思ったことを、
2つのブログでかすかに記録しようとしています。
でも、誰も読まないし、自分自身も読み返すことなどほとんどない。

とすると、ここでも、意味があるのは、
今、このブログを作る、
この行為だけ!
とすると、どんどん作ることにしたいものです。
かすかにではあれ、自分の中に記憶のよすがが残る希望があるからです。

さあ、奈良町でのタンバール写真、続けましょう。





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# by Sha-Sindbad | 2017-03-28 14:10 | Thambar90/2.2 | Comments(0)

1763 奈良町夢幻(タンバール90㎜F2.2アルカイックファンタジー)2 ベールの陰から



YouTubeで、とてもありがたいアルバムを見つけました。

Chopin - Complete Piano Works/New Mastering
(recording of the Century : Alfred Cortot)
(https://www.youtube.com/watch?v=SPYR8QzU1-o)

往年の偉大なピアニスト、アルフレッド・コルトー演奏による、
ショパンのピアノ作品集です。
5時間45分という膨大な収録です。
でも、編集者はとても親切です。
どこにどの曲が収録されているか、ちゃんと一覧表を用意。
この比類のないピアニストによるショパンを満喫できます。
この人の生涯は1877年から1962年にわたっています。
何百回ものコンサートを開いたでしょう。
コルトーは亡くなり、聴衆もほとんど亡くなっているでしょう。
コルトーの生の演奏を記憶する人はほとんどいない。
演奏家たちの本当の芸術はすべて同様の運命にあります。
消え去りゆく。
偉大な画家たちの運命はもう少しマシかもしれません。
作品が残るからです。
でも、よく考えると、演奏家たちを憐れむ必要はありません。
私たちの人生そのものが同様の運命にあるのですから。
私たちの日々の人生は、自分の記憶の中からもどんどん去っていく。
これで分かります。
残ることは、私たちにとって、実はなんの意味もない。
本当に意味があることは、今、私たちはなにをし、どう感じるか?
これだけなのでしょう。
私は、なにか意味があったなと思ったことを、
2つのブログでかすかに記録しようとしています。
でも、誰も読まないし、自分自身も読み返すことなどほとんどない。
とすると、ここでも、意味があるのは、今、このブログを作る、
この行為だけ!
とすると、どんどん作ることにしたいものです。
かすかにではあれ、自分の中に記憶のよすがが残る希望があるからです。
さあ、奈良町でのタンバール写真、続けましょう。




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# by Sha-Sindbad | 2017-03-26 14:50 | Thambar90/2.2 | Comments(0)

1763 奈良町夢幻(タンバール90㎜F2.2アルカイックファンタジー)2 ベールの陰から

今日は帰宅が遅れました。
仕事が一杯、時間は少し。
タンバール写真だけざらっと並べることにしましょう。





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# by Sha-Sindbad | 2017-03-24 23:58 | Thambar90/2.2 | Comments(0)

1762 奈良町夢幻(タンバール90㎜F2.2アルカイックファンタジー)1 対比

近頃、ずっと宮崎貞安さんのニューレンズ、
フローライトアポクロマート135㎜F2.4に付き合ってきました。
澄み切った清冽そのものの表現は、現代的夢レンズの極致、
そんな感じがしてきました。

そこで、考えました、
フローライトの対極となるレンズはないだろうか?
すぐに思いつきました。
どうやら、タンバール90㎜F2.2、

3月9日、ソニーα7に付けて奈良町に持ち出しました。
430枚撮りました。
かなりの数ですが、
今回の試写は「わが友ホロゴン」にはふさわしくない。
本ブログで、レンズの味わいをごらん頂くことで、
フローライトとのコントラストを楽しんでみたい。

かなり沢山並べることになりそうですが、
段々と両レンズの味わいを感得していけるのでは?
そう考えたのです。
楽しみ。





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# by Sha-Sindbad | 2017-03-22 11:25 | Thambar90/2.2 | Comments(0)

1761 号外3(フローライトアポクロマート135㎜F2.4をライカM9で使ってみた)



3月19日日曜日、
ライカM9にフローライトアポクロマート135mmF2.4を付けて、
白毫寺町、高畑町、ささやきの小道、春日大社を北上しました。

我が家を出て、十数歩で、これは大変なことになったとちょっと後悔しました。
ライカM9のファインダーにも135mmの枠があります。
ちょっと大げさに言えば、極小。
フローライトは115mmまで接近できます。
ところが、ライカM9の基線長って、ライカMシリーズの最低じゃないでしょうか?
ピントがなかなか来ない!
収穫は500枚を超しましたが、かなりのロスが出たはず。
でも、しっかりピントの来たものはなかなかすてきな画像です。

今回の試写は宮崎貞安さんからこう頼まれたからです、
「試写結果はほとんど最短近くの接近写真ばかりなので、
中距離でも描写力をチェックしたいので、
そのあたりで撮ってもらえませんか?」
私のロボグラフィはせいぜい3mあたりが最遠。
135mmのユーザーの多くは風景写真家でしょうから、
たしかにこれではレンズ試写にはなりませんね。

そこで、
「じゃ、ライカM9に付けて撮りますよ」
とは、大きく出たものです。

午前10時から午後4時半まで休み休みですが、この難業。
それじゃ、目も腕もくたくたに疲れきっただろう?
と、案じていただく向きもあろうかと思いますが、
と言う言葉のは、完全にレトリック、
誰も来ないブログで、案じるも案じないもあるわけがありません。
私としてはしっかり記録しておきたい!
ぜーんぜん、疲れなかった!
水素吸引のおかげで、疲れず、疲れがたまらず、疲れが翌日に持ち越すこともありません。
私は昔の私ではないのです。

夜、500枚少しの収穫をマックに収納し、
ざっとチェックしました。
5mあたりの中距離を撮ろうと思いつつ、
かなり至近距離が混じっています。
もちろん全部開放(絞りレバーがないので、絞り込めないのですから、当然)。

ロボグラフィばかりマックの画面上で開いてみました。
これは号外No.3が必要だな、そう直感しました。
以前からそう感じているのですが、
画像の確かさはソニーα7よりもライカM9の方が上。

完全にランダムに開いたものたちですが、
これも一つの縁。
さらっと並べて、ごらん頂きましょう。



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[後書き]
並べてみて、笑ってしまいました。
中距離での試写に行ったのに、
ほとんど全部最短撮影距離近くのロボグラフィ。
それにしても、雰囲気よく撮れるレンズです。
# by Sha-Sindbad | 2017-03-21 12:02 | Fl.Apochromat135/2.4 | Comments(2)

1760 号外2(フローライトアポクロマート135㎜F2.4が天満橋筋商店街でピエロと会った)



宮崎貞安さんのニューレンズの試写をかなりさせていただいています。
宮崎さんのレンズもそうですが、
私が手に入れた新しいレンズたちも、洗礼を受けなければなりません。

大阪天満橋筋商店街のピエロマネキンをどれだけ美しく撮れるか?

この数年、宮崎さんのレンズ以外のニューレンズは手に入れていません。
そんな経済的余裕などなくなったからです。
旅にも出ず、贅沢もせず、完全にスパルタンと化しています。
ひたすら近場の路地裏ばかりをぐるぐる回っています。
飽きません。

所変われば品変わる、と言いますが、そんなのは当たり前。
もっとエキサイティングに行きましょう。
所変わらねど、レンズ変われば、写真も変わる。

フローライトアポクロマート135㎜F2.4をソニーα7に付けて撮りました。
こんなピエロに会ったことはない!
私はそう確信しています。

とりわけ横位置の2枚が気に入りました。
それなのに、ブログでは、縦位置のように拡大できない。
残念。




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# by Sha-Sindbad | 2017-03-18 23:23 | Fl.Apochromat135/2.4 | Comments(2)

1759 新大阪(エルマー35㎜F3.5なら急ぎ足でもなんとか撮れるようだ)


毎月1回の劉継虹先生の二胡レッスンは、
私にとっては、喜びであり、ヴォルガの舟歌でもあり、というところ。

朝9時半にJR新大阪駅に到着してから、
夕方先生を新幹線駅までお送りするまで、
身体を使う仕事は全部私が担当なのですから、
とくに今回のように3時間半の講習会を挟むと、
そのテーブル、椅子の設定から譜面台の調達、運搬まで、かなりの仕事。
まあ、普通の体力の人では無理でしょう。

水素吸入器Beautyflyでしっかり体力を付けているので、
私の場合は、ぜんぜん疲れませんし、後に疲労が残ることもありません。
大したものです。

バッグには軽量のセットを潜めました。

ソニーα7とエルマー35㎜F3.5

会場のココプラザとJR新大阪駅を3度往復しますので、
その行きずりにちょっとロボグラフィを楽しみました。
いつものように、開放でしか撮りませんが、
画角と開放の暗さを利して、目測で撮れるのが強み。
さらっと並べてみましょう。

とくに、土曜市のみなさん、撮影を嫌うので、
すべて、垂らした右手でブラインド撮影。
だから、写真としてはろくなものはありませんが、
おそらくは写真を始めたばかりのカルティエ=ブレッソンも使った、
そう推測されるこのレンズ、
ソフトなのに、リアル、
リアルなのに、どこか奥が深い、
そんな感じが一杯で、まさに、極上!
ズマロンは別として、
ズミクロンもズミルックスもディスタゴンも要らない!
そうお思いになりませんか?





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# by Sha-Sindbad | 2017-03-15 11:58 | Elmar35mmF3.5 | Comments(0)

1758 奈良町(フローライトアポクロマート135㎜F2.4が奈良町で劇的勝利を)10 伝説!


今日は記念すべき日となりました。
私が一番大切にしているアルトリコーダーがどうやら脱皮しました。

本当は、リコーダーそのものはしっかり能力を持っているのに、
私が使いこなせなかっただけなのですが、
突然、正しいサウンドが響き渡るようになったのです。

二胡と揚琴の演奏法を学ぶにつれて、
楽器の演奏は一にも二にも脱力次第だと分かりました。
要は、身体の正しいパートを脱力し、正しい場所を緊張させる。
それぞれに、その仕方は違いますし、
常に同じ場所を脱力するわけではない。
でも、とにかく秘訣をつかんだようです。

世界に誇る楽器製作者である杉原広一さんに作っていただいた、
バロック時代のリコーダー名人デンナーの名作のコピー、
なかなか思うように鳴りませんでした。
そうだ、息を吹き込んでいたのが間違いなんだ。
リコーダーは吹くものじゃない!
息をそっと送り込めば、リコーダー自体が鳴ってくれるんだ!
そう気づいたのです。
本当に、鳴り始めました。
得も言われぬようなあたたかでふくよかで、力がこもるサウンド。

このリコーダー、上質の紫檀(ローズウッド)でできていて、
私の希望で表面の色合いは暗めに仕上げていただきました。
その重厚な色合いと言い、
ずしりとした重み、得も言われぬ肌触りと言い、
1個の芸術、としか言いようのない存在感。
でも、思うように鳴らなかったのに、鳴り始めたのです。
2017年3月13日はリコーダー記念日となりました。

なぜこんなことを書いたか?
フローライトアポクロマート135㎜F2.4
太さも形も違いますが、なぜか、握り具合が似ている!
フローライトの名状しがたい深みをたたえて、
しっとりと輝くレンズ表面の輝き具合まで、
デンナーと似ている、そう気づいたのです。

今日、天満橋筋商店街で、二人の人から、
このレンズのことを尋ねられました。
尋常ならざるものをお感じになったのです。
異口同音に「凄いレンズですね」

フローライトの輝き、レンズ形状、レンズ描写、
これらのすべてがこのレンズに、
伝説のレンズとしての未来を約束してくれている。
私はそう確信しています。





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# by Sha-Sindbad | 2017-03-13 23:59 | Fl.Apochromat135/2.4 | Comments(0)

1757 奈良町(フローライトアポクロマート135㎜F2.4が奈良町で劇的勝利を)9


2月11日土曜日、
劉継紅先生の講義「大海啊故鄉」一曲完成講座

先生の講義を聴きながら、思い出した映画があります。
イングリッド・バーグマン主演の『秋のソナタ』(1978年)
バーグマンは母であるピアニストを演じます。
かつて棄てた娘を訪ねます。
娘もピアニストを目指しています。
娘の演奏に耳を傾けた後、母は、その曲の性格や、
パッセージごとに細かく雄弁に演奏の心得を聴かせます。
娘が想像したこともないような深く透徹したアプローチ。
娘は、母にはとても追いつけない才能の深い溝を感じます。

私が劉継虹先生の講座を聴きながら感じたのは、
ちょっと筋が違います。
私は、別に二胡の演奏家になりたいと思っているわけではない。
単に偉大な演奏家に接する機会を得て、
いわば二胡のレッスンを楽しむことを趣味にしているだけ。
でも、先生の語り口はバーグマンそっくりでした。
曲のことを知り尽くした、そんな感じ。


実に魅力的な曲です。
まあ、お聞きになってください。
大海啊故鄉 (電影原聲) The Sea, The Homeland (Original Soundtrack)
https://www.youtube.com/watch?v=sILzhr-bhiM 
テレビドラマでしょうか?
その主題歌です。
劉継紅先生がドラマの中で流れた二胡を独奏されたのですから、
作曲家王立平から実に細かい演奏の注文を受けながらの演奏だったそうです。
曲のことを知り尽くしておられるのも当然です。

可愛い歌手の卵による現代的な演奏も一つお楽しみください。
程晨 《大海啊故乡 》
https://www.youtube.com/watch?v=h4r3zXMWKKM
猛烈に簡単に歌です。
ところが、劉継紅先生はその楽譜の中に、
この曲を魅力的なものにする数々の工夫や独奏を、
玉手箱から宝物を一つ一つ取り出すように解き明かして下さいました。

ほとんどの演奏家がただ単純に歌い、演奏しているだけなのに、
劉継紅先生の二胡は想像を絶するほどにさまざまな技をちりばめて、
心に深く浸透して来る情感をたたえて、聴くものの心に食いこんできます。
そんな工夫を惜しげもなく教授されるのです。
もちろん私はまだ開放弦しか弾けない素人なので、ただの見学。
残念です。

すでに二胡教師をしておられる受講者が、
いきなり指名されて、一人で演奏されました。
驚くほどに見事な演奏でした。
先生がその長音をさらに印象深くする演奏法を伝授されました。
もう一度その方が冒頭部分をアドバイス通りに演奏されました。
もうそれだけで、ぐっと深い情感を讃える音楽になりました。
魔術。

今年一杯、この一曲完成講座が続きます。
ご自分が二胡独奏を担当された映画、テレビドラマの名曲が
いくらでもあるので、その中から生徒さんのリクエストを受けて、
順次採り上げられます。
次回は「少林寺」、その後は「紅楼夢」の名曲2曲が続きます。
日程は「劉継紅二胡 大阪教室」ホームページをご覧下さい。

とにかく日本国内に沢山活動している二胡講師の中で
けた外れに飛び抜けた大演奏家です。
すでに20数回講義、レッスンを受けましたが、
その度に心が揺さぶられ、奮い立たされる体験。
今回も3時間半、ほとんど立ち尽くめで講義。
今まさに絶頂期の迫力。
実に見事に雄弁な語り口、もちろん日本語です。

終わり付近で、2種類のアプローチによる模範演奏。
さらには、名曲「良宵」の作曲者、劉天華が自分の曲をどう弾いたか、
そのデモンストレーションもしていただきました。
劉天華、張鋭先生、劉継虹先生は順次師弟関係なのでできる芸当。
1日経っても、まだ少し興奮しています。

とって付けたようで申し訳ありませんが、
今この瞬間、突然、後悔!
ああ、先生のあの演奏姿を、
フローライトアポクロマート135㎜F2.4で撮ればよかった!





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# by Sha-Sindbad | 2017-03-12 23:42 | Fl.Apochromat135/2.4 | Comments(0)

1756 奈良町(フローライトアポクロマート135㎜F2.4が奈良町で劇的勝利を)8


1930年代から1960年代にかけて、
ライカが写真ルポルタージュの最高の武器として活躍しました。

レンジファインダーのファインダーによるピントの精度は、
焦点距離が長くなるにつれて落ちていきます。
ライカがレンジファインダー用に用意した一番の長玉が135㎜。

200㎜以上はビゾフレックスという一眼レフ装置用に用意されました。
私は使ったことがありません。
L型、M型ライカの利点は手の中にしっとり収まるコンパクトさ。
これを自ら裏切る巨大なアタッチメントなんか、
テリートという凄い描写の望遠レンズを本気で使いたい人か、
ライカ使いの報道プロが仕事に必要がない限り、誰も使わなかったでしょう。

レンジファインダー用の135㎜レンズも極めて優秀なのですが、
私は使いませんでした。
開放でしか撮らない私には、近接で撮ったときのピント精度の悪さと、
パララックスの大きさのどちらでも苦労することが明らかだったからです。

ソニーα7なら、この両方の問題が一挙解決。
フローライトアポクロマート135㎜F2.4でもタンバールでもオーケー。
オートフォーカス常用の皆さんには想像が付かないでしょうけど、
生涯オートフォーカスなんか使うものかと決心している私です。
こうして最近接の開放写真を並べていると、
我ながら、ちょっと感動してしまいます。





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# by Sha-Sindbad | 2017-03-10 16:07 | Fl.Apochromat135/2.4 | Comments(0)

1755 奈良町(フローライトアポクロマート135㎜F2.4が奈良町で劇的勝利を)7 蛍石


フローライト(蛍石)って、なんだか魅力的ですね。
フローライトアポクロマート135㎜F2.4の一番前の大きな玉、
これが蛍石なんだそうです。

キャノンのサイトから引用させていただきましょう、

「長い間実用化が不可能だといわれてきた蛍石レンズもその1つです。
蛍石は色収差が極小という理想的な特性をもちますが、
通常の光学ガラスでは得られない鮮やかで繊細な描写を実現するため、
どうしても蛍石をレンズに使いたいという想いが技術者にはありました。
その想いが結実して、ついに蛍石の人工結晶化に成功。
さらに、それまでの光学ガラスのような研磨ができないデリケートな素材に、
通常の4倍の時間をかけて研磨する特殊加工技術を開発。
1969年、世界初の蛍石採用レンズを世に送り出します。
しかし、蛍石は極めて高価であるので、
キヤノンはより多くのレンズで色収差補正を実現するため、
屈折率・分散特性ともに蛍石に近い特性の硝材を開発。
1970年代後半には、この硝材を使用したUDレンズの実用化に成功します。」

本レンズの1枚目の蛍石レンズはこのキャノン開発のものと思われます。
本レンズの外観上の最大のポイントがこの1枚目レンズの大きさ、美しさ。
蛍石レンズを使うことによって、どんな効果がもたらされたのか?
これは私にはまったく分かりません。
キャノンの記載によれば、次の2点のようです。
① 色収差が極小という理想的な特性
② 通常の光学ガラスでは得られない鮮やかで繊細な描写
本レンズの写真をすでに何百枚と見てきましたが、
本当にその通りじゃないかな、という感じがします。

蛍石を使っているという伝説のレンズがマクロスイター50㎜F1.8。
そう言えば、本レンズもマクロスイターにちょっと描写が似ているかな、
そんな感じもしてきました。
どうやら、このレンズ、
生まれながらにして、伝説のレンズになるべき運命かも?





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# by Sha-Sindbad | 2017-03-08 22:33 | Fl.Apochromat135/2.4 | Comments(0)