レンズ千夜一夜

2017年 11月 20日 ( 1 )

1909 仮想レンズ(2017年9月15日セプトン50㎜F2が高畑町を爽やかに)3 以上の存在 



いつも思うのですが、
人間を見抜くということは難しいことですね。

ヤスパースは幾度も書いています、
「人は誰も自分がそう見える以上の存在である」
「人は誰もがそう見える以上の存在である」

要するに、自分のことを正しく理解することは難しく、
まして人のことを正しく理解することはできない。
そうであればこそ、自分自身を考えるときも、
人のことを評価するときも、
自分が一面のデータしか持っていない可能性を
忘れないようにしたいものですね。

土手を整然と歩いて行く2人の男の影。
突然、後ろの男が猛然と駆け寄って、前の男を突き飛ばす。
誰が見ても、前の男から見ても、卑怯な不意打ち。
でも、実は、草むらからマムシが首をもたげ、
ぐっと身体をそらして、前の男を襲おうとしていた、
と分かれば、後ろの男は恩人だった。

そして、レンズを使う度に、同じことを考えます。
名レンズと言われるレンズであればあるほど、
撮る度に違う顔を見せてくれるようです。
レンズもまた、人がそうであると思う以上の存在らしい。

私がレンズについてこのように感じるのには、
しかし、特殊な事情があるからかもしれません。
私は、開放絞りで、最短撮影距離で撮ることが多い。
そうすると、レンズに一番無理をさせているようです。
そんな距離で撮るためには、ちゃんとマクロレンズがある。
それなのに、すべてのレンズをマクロ的に使う。
レンズに無理をさせているわけです。

レンズは、多くの人がやるように、
中間距離で、絞りも最適絞りで使う、という、
いわば、ベスト画像を得る方法では、
レンズは、いわば限界一杯に使われているので、
いつも、いわば「一番良い顔」を見せてくれるかもしれません。
これが、いわば表舞台での値打ち。

でも、人間と一緒ですね。
無理な状況に追い込まれたとき、
どんな風に無理に対応するか、窮境を脱するか、
これでレンズの、本当のとは言いませんが、
逆境での値打ちが分かるかも知れません。
たとえば、人間が突然予期せぬしくじりを犯したとき、
意想外の振る舞い、表情を見せる可能性があるように、
レンズも、一番ムリな苛酷な条件で使われると、
意表を突かれて、意外な画像を生み出してくれるかも知れません。

だとすると、私のブログは逆境での値打ちを確かめるための、
予測不能のハプニングイメージ集なのかも?
正面切って言えば、そんな感じですが、
私本人は、はっきり言って、ただの遊び。
冗談音楽というものがありますが、
ロボグラフィは、いわば、「冗談写真」なのでしょう。

セプトンを銀塩フィルムで使っていた当時、
私は、このレンズは、フォクトレンダーらしい、
貴公子の風貌をたたえた名玉と考えていました。
でも、ソニーα7でマクロ的に使う今思います、
このレンズ、全然違う顔を持っている!
かなり野趣に富んだ、懐のかなり深いレンズだなあ。




b0226423_11473935.jpg
b0226423_11474576.jpg
b0226423_11475158.jpg
b0226423_11475603.jpg
b0226423_11481289.jpg
b0226423_11481841.jpg
b0226423_11482307.jpg
b0226423_11482927.jpg
b0226423_11483406.jpg
b0226423_11484015.jpg
b0226423_11484636.jpg
b0226423_11485211.jpg
b0226423_11485817.jpg
b0226423_11490372.jpg
b0226423_11490873.jpg
b0226423_11492031.jpg
b0226423_11492689.jpg
b0226423_11493279.jpg
b0226423_11493864.jpg
b0226423_11494422.jpg
b0226423_11495126.jpg
b0226423_11495719.jpg
b0226423_11500310.jpg
b0226423_11500804.jpg
b0226423_11502165.jpg
b0226423_11504560.jpg
b0226423_11502720.jpg
b0226423_11503212.jpg
b0226423_11503702.jpg
b0226423_11504560.jpg
b0226423_11510463.jpg
b0226423_11511141.jpg
b0226423_11511781.jpg
b0226423_11512200.jpg





by Sha-Sindbad | 2017-11-20 11:54 | Septon50/2 | Comments(0)