レンズ千夜一夜

2014年 08月 29日 ( 1 )

1116  天神橋筋商店街で (ビオゴン21mmF4.5は天神橋筋商店街向きの近接戦レンズらしい)



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今日は出勤です。

    なに、復職したのではなく、写真出勤。
    いくつか用もあって、大阪に参りました。

今日も超広角レンズの試写です。

    カメラはソニーα7。
    レンズはツァイスの伝説的超広角レンズ。
    ビオゴン21mmF4.5

知る人ぞ知る、1953年製のカリスマレンズです。

    ライバルのライカが1963年に発売したのが、
    スーパーアンギュロン21mmF3.4。
    このレンズにすっかり後れをとってしまったようですね。

私には、ハンニバルとスキピオの関係に似ていると思われます。

    ザマで会戦をしたとき、
    ハンニバルは十数年にわたるイタリア半島での苦闘でくたびれきり、
    ほとんど傭兵で構成してきた軍隊もぼろぼろになっていました。
    一方、スキピオは若く、ローマ軍はいわば一枚岩であり、
    ハンニバルとの長年の戦いで鍛えられ、
    戦術的にもハンニバルをしっかりと学んできた上昇機運の軍隊でした。

ビオゴン21mmF4.5はまだ超広角など誰も使わない時代に生まれて、
少し後に生まれたスーパーアンギュロン21mmF4とともに、
超広角レンズへの扉を開く仕事をしたのではないでしょうか?

でも、どんな時代でも、新しく、より明るいレンズを好むのが写真家です。
F4.5ではF3.4に勝てっこなかったのではないでしょうか?

    今では、周辺まで減光のないニューレンズが次々と登場して、
    スーパーアンギュロン21mmF3.4も超広角の王座をすでに降りて、
    独特の個性を写真づくりに活用する、
    一部の創作的写真家に愛用される境遇に甘んじているかもしれませんね。

じゃ、ビオゴン21mmF4.5は?

    このオールドレンズを持ち出して、
    写真づくりに利用している写真家はいないんじゃないでしょうか?

私も、あまりにも重いので、マツモトカメラに販売を委託したことがありました。

    でも、1年以上委託していたのに、とうとう売れませんでした。
    それがビオゴンの現在なのかもしれません。

やむなく引き取って、その後、ソニーα7が我が家に来て、
事態はにわかに一転しました。

    ライカM9では苦労してマニュアル露出をしていたのに、
    ソニーα7にはライカMマウントを介してすんなり装着でき、
    AE露出ですいすいと撮れます。
    しかも、カメラボディが格段に軽量化したので、
    ムクからの削り出しで作られたビオゴンでも軽々と使えるようになりました。

私の見るところ、堂々たる雄渾な描写力においては、
スーパーアンギュロンに一歩も引けを取らないレンズ。

    ソニーα7がそんなレンズの凄みをちゃんと出してくれるかが見所。
    今日がその初使いだったわけです。

帰宅して、マックのハードディスクに保存して、チェックしてみました。

    最高!
    スーパー!
    ツァイスらしい剛毅にして切れ味豊か。
    一刀両断!
    そんな感じの描写で、不思議に周辺減光も目立たず、

すべてノーファインダーですが、まるで私の心を知っているかのように、
写してほしいだけ、写してほしいように撮ってくれています。
ライカ党(私も実はそうなのですが)が真っ青になるほどの写り。
そう言っても、よろしいんじゃないでしょうか?

    509枚撮った内から、10枚とりあえず選んでみました。
by Sha-sindbad | 2014-08-29 21:58 | Biogon21/4.5 | Comments(0)