レンズ千夜一夜

1817 西九条(2017年6月12日キノプラズマート25㎜F1.5Mはフレアごしにささやいて)

人間の歴史、というのは不思議なものですね。
ある時期には、傑出した人物がどっと出現して、
民族を、国を、社会に革新的な変化をもたらします。

日本史でもそんな時期がいくつもありますが、
英傑そのものと言えるような人物を輩出しました。
その中でも傑出しているのは、
坂本龍馬、西郷隆盛、勝海舟、高杉晋作の四人ですね。

一つ、著しい共通点があると思いませんか?
彼らの人物、人間性、事績のことではありません。
名前。
4人の姓名とその組み合わせ、語感、印象、なにをとっても、
実に颯爽たる風格に溢れているとは思いませんか?

これがたとえば、こんな四人だったら、どうでしょう?
権太田五作、泥目十左右衛門、中華棒々鶏、出目金太郎?
「うーん、とても優れた仕事をしてくれた人だけど、
どうも印象がねえ、今一だねえ..........」

レンズもまったく同列に論ぜられそうです。
傑作レンズとして歴史上名高いレンズたちは一様に、
とても語感のよい颯爽さる名前を付けてもらったようです。
とりわけ私の心にぐっと来るレンズ名を上げよ、
そう問われますと、私の頭にとっさに浮かび上がるのは、
もちろん、第1に、「ホロゴン」、そして、
第2が「キノプラズマート」ですね。

ホロゴンの語感は大いなる包容力につながります。
そしてキノプラズマートの語感は鋭さ、そしてさらに、
眼光紙背に徹する視線につながります。
私のように開放一点張りの撮り方で撮った写真では、
実感していただけないかも知れません。
でも、撮影状況を記憶している私には、
このレンズは、焦点距離の違いはあれ、
開放のフレアーのベールを貫くようにして、
透徹した洞察を潜める画像をプレゼントしてくれる、
そんな感じがするのです。

大阪西九条で、わずか半時間ですが、
リコーGXRに付けたキノプラズマート25㎜F1.5Mと、
一緒に遊びました。
(Mマウントレンズに改造ずみのキノプラズマートです)
その折私にプレゼントしてくれた写真たちも、
やはりそんな印象を私に抱かせてくれます。
ただの薄汚れたロボグラフィ写真に大げさな!
そう非難されると、返す言葉はありません。
私はただ自分一人で楽しんでいる、そう考えて、
軽く無視していただければ、幸いです。




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by Sha-Sindbad | 2017-06-19 23:24 | Kinoplasmat25/1.5a | Comments(0)