レンズ千夜一夜

1809 奈良町(2017年5月18日写真教室帰りスピードパンクロ50㎜F2が寄り道)Part 3


photography(光の絵)を「写真」と翻訳したのは誰でしょうね。
カメラを売るための、欺瞞的キャッチフレーズだったかも知れません。
それほどに、この言葉が歴史に果たした役割はかなり疑わしいですね。

モノクロームの時代から、写真にさまざまな細工をすることなど、
大抵の写真家に撮ってはお茶の子さいさいだったからです。
「写真は嘘はつかない」
よく言われて来た言葉です。
単に角度を付けるだけで、もう完全な嘘になります。

アラン・ラッドは「シェーン」でトップスターに躍り上がります。
でも、ラブシーンが苦手でした。
実は背が低いので、大抵の女優さんを見上げることになるからです。
だから、台に上って、ときには女優さんが穴に入って、
抱擁シーンを撮影しました。
(アラン・ラッドは死ぬほど恥ずかしかったそうです)
下半身を写さないから、トリックが分からない。
遠景を撮るときは、レンズの角度、遠近感でいくらでもごまかせます。

つい最近まで、大抵の人は「写真は嘘をつかない」と信じてきました。
「写真が証拠だ」、よく言われる言葉です。
でも、裁判の場では、写真はむしろ証拠価値の低い資料。
いくらでもごまかせるからです。

デジタル時代になって、カメラ自体に種々の粉飾が仕込まれています。
CCDそのものですでに、レンズを通過した情報に加工粉飾がなされます。
そのうえ、さまざまな画像処理ソフトが組み込まれています。

当初のもう1つの訳語「光画」こそ、初めから正確な訳語だったし、
今では、「写真」という訳語は、写真の性質について、
完全な誤解、欺瞞を招きかねない「誤訳」であることは明らかです。

私のロボグラフィはまさに最初から「光画」として撮られています。
光は魔術師。
ロボグラフィは「光の魔術」「視覚の遊戯」です。
スピードパンクロ50㎜F2は「魔法の杖」、
それも最高クラスの杖というわけです。
私は写真で嘘をつきまくっているわけですが、
ロボグラフィたちもその嘘に片棒かついでいるわけです。




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by Sha-Sindbad | 2017-06-03 23:33 | SpeedPanchro50/2 | Comments(0)