レンズ千夜一夜

1800 記憶(2017年4月10日キノプラズマート20㎜F1.5奈良町にしっとりと)Part 3


おー、おー、ついにこのブログの記事も1800の大台に載りました。
よい機会なので、種明かしを一つプレゼントしましょう。
(すでに何度も何度も書いてきたことですが)

ときどき、写真に対して、過度な期待を寄せられ、
また、写真家自身が過度な期待を持ってしまうことがあります。
すなわち、「写真作品は深い精神性をたたえていなければならない。」

私が自分の写真を絶対に「作品」と呼ばない理由がここにあります。
私の写真に精神性などかけらもないからです。
あるのは、ただの2次元の見かけだけ。
あるとしたら、「わあ、いいなあ!」という讃歎の気持ちだけ。

写真家のみなさん、胸に手を置いて、よーく考えてみましょうね。
「自分に深い精神性があるか?」
「うん、あるよ」と答えられる人は政治家にでもなりましょう。
絶対に写真家になろう、なんて思わないように。

私は、「精神性」などというような高邁な要素など自分には無縁、
そうはっきり知っています。
まああるとすれば、過剰な期待と過大な反応、それ位でしょう。
おかげで、路傍のどんな取るに足りない欠片にも即座に触発され、
大げさなくらいに上機嫌になれるわけです。
でも、写真の奥底を深く探ろうとしても、なにもない。
奥底そのものがない。
2次元の平面の模様だけ。

私の写真の師匠田島謹之助さんに深く慨嘆されたことがあります、

    「あんたの写真って、なにかあるぞっと思わせるけど、
    よくよく見たら、なんにもないなあ」

ここでは、どうやら、キノプラズマートというレンズが、
そんな幻影を生み出してくれているようです。
ありがとう、キノプラズマート!





b0226423_2331764.jpg
b0226423_23305731.jpg
b0226423_23305060.jpg
b0226423_23304357.jpg
b0226423_23303562.jpg
b0226423_23302755.jpg
b0226423_23302185.jpg
b0226423_23301311.jpg
b0226423_2330741.jpg
b0226423_2330128.jpg
b0226423_23295317.jpg
b0226423_23294724.jpg
b0226423_23294166.jpg
b0226423_23293555.jpg
b0226423_23292951.jpg
b0226423_23292498.jpg
b0226423_23291769.jpg
b0226423_23291153.jpg
b0226423_23295100.jpg
b0226423_23285770.jpg
b0226423_23285093.jpg
b0226423_23283969.jpg
b0226423_23283343.jpg
b0226423_23282611.jpg
b0226423_2328192.jpg
b0226423_23281319.jpg
b0226423_2328293.jpg
b0226423_23275774.jpg
b0226423_23275035.jpg
b0226423_23274439.jpg
b0226423_23273979.jpg
b0226423_2327329.jpg

by Sha-Sindbad | 2017-05-22 23:59 | Kinoplasmat20/1.5 | Comments(0)