レンズ千夜一夜

1688 バス道(ペンタック38mmF2.9を手にバス道を辿ってみたら?)


私には一つ強みがあります。

もし大震災で家がぶっ壊れて、焼けてしまい、
着の身着のまま放り出されることだってあるかも知れません。
たまたま手近にあったバッグをひっつかんで、戸外に飛び出して、
「やれやれ、妻も家族(猫ですが)も無事だった。
どれ、どんなカメラがバッグに入っているのかな?」
と、のぞいてみて、オリンパスEP-L1にCマウントレンズ一本、
そんな可能性だって十分想定できます。
そんなとき、どんなCマウントレンズでも喜ぶでしょう。
それなりに十分個性的なレンズたちだからです。

そんなとき、
「うん、これがあれば、撮りたいものはなんでも撮れる」
とは考えません。
考えることは、
「うん、これがあれば、撮ってくれた写真を喜ぶことができる!」

すると、どなたか、質問が飛び出しそうですね。
「そのレンズでは撮れない、だけど、撮りたい、
そんな光景に出会ったら、やっぱりがっかりするんじゃない?」
その方は、私のことがお分かりになっていない。
私は、撮影に出かけたとき、レンズにすべてを託します。
そのレンズに撮れない光景など、まったく目に入りません。
入っても、「ああ、撮りたい!」とは考えません。
ないものねだりをせず、あるものを心から楽しむ、
それが私のポリシー。

残されていたレンズが35㎜銀塩カメラ用だと、
事情は違ってしまいそうです。
いくら好きなレンズばかり手元に残していると言っても、
時には、こう感じて、げっそりすることがあります、
「もう少し、私のお好みに撮ってくれたら、どうなんだろね?」
Cマウントレンズとはえらい違いなのです。

チビのCマウントレンズたちって、不思議です。
揃いも揃って、私の心をくすぐる写真を撮ってくれます。
なぜなのか?
私には分かりません。

12月1日、新大阪ではそんなCマウントレンズ中のお気に入りの一本、
ペンタック38mmF2.9をOlympus EP-L1に付けて、
リコーダー練習に持ち出しました。
行きのバスに乗車すべく辿ったバス道の写真と、
JR大阪駅での大和路快速待ちの夜景をごらん頂きましょう。
こんなぼけた描写が私の好みなのです。
つまり、現代デジタルレンズは全部、落第。





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by Sha-Sindbad | 2016-12-11 23:48 | Pentac38/2.9 | Comments(0)