1681 西九条(晴々とした気分のときにはクセノン50mmF2.8を持ち出そう)
レチナⅡCに付いていたクセノン50mmF2.8、
日沖宗弘さんが絶賛をしていたレンズですね。
ウィキペディアにこんな記載を見つけました。
「自分の研究のために絵巻物や仏教遺跡を撮影したり、
友人の仏像研究調査のカメラマンを引き受けたりしている中で、
日本製一眼レフカメラでは、
艶、凹凸、木目、丸み、品位や風格が写らないことに失望していたところ、
父が昔作成した自身のアルバムの
ある一定期間の写真のコントラストが高いことに気がつき、
父に聞いてその時期使っていたというレチナを使用して
その写真の美しさに感激したのがレンズにこだわる最初だったという。」
日沖さんの本の記載を見落したのでしょう。
そんなこととは知りませんでした。
父親が使っていたのがクセノン50mmF2.8そのものだったかどうか、
それは分かりませんが、私の記憶では、レチナのレンズの中では、
このレンズを評価しておられたようです。
もともと、クラシックレンズで写真を始めたのですが、
日沖さんのお陰で、レチナを入手し、
これがきっかけでずぶずぶと泥沼にはまり込んだようなものです。
このクセノンを使い始めた当初から、
私の印象では、輝く色、とくに赤の発色の良さと、
水際立った切れ味が特徴でした。
今、使っても、やっぱりそうですね。
by Sha-Sindbad
| 2016-11-30 19:04
| Xenon50/2.8
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