1573 新大阪(ペッツヴァール58㎜F2.3で心豊かに天隠れ)Part2
シュタイデル出版社の写真集の2冊目が届きました。
Saul Leiter
Early Color
先に届いた2巻本のモノクローム集、
Ealry Black and Whiteと言わば対をなす写真集です。
ソール・ライターが使っていたのはどうやらエクタクローム。
1940年代から60年代のカラー写真なので、
この写真集の第一刷は2006年なので、半世紀ほど昔のフィルム。
ほぼ同系統の赤方向に褪色しているようです。
おかげで、適当にと言うか、大幅にと言うか、時代色が着いて、
かなり格調の高い傾向で古色蒼然としています。
アマゾンでの新刊本を予約したのですが、結局品切れ。
その定価よりも廉価な古本を1冊見つけて、
ハンブルグから取り寄せました。
10日ほどで届き、梱包を解くと、
ほとんど使用感のない美しい本が現れました。
確かに美しい本なのですが、
「世界一美しい」とはちょっと言いがたい感じ。
日本の出版社の製本、装丁はシュタイデル出版社に負けていない、
と言うより、むしろ勝っているものがざらにあるからです。
でも、この小振りの写真集の作りも、
ソール・ライターの色あせたストリートフォトも、
私の気に入りました。
カルティエ=ブレッソンと私のロボグラフィを線で結ぶ、
という、大胆不敵な行動に出てみましょう。
丁度その中点よりちょっとカルティエ=ブレッソン寄りに、
ソール・ライターは位置している、そんな感じがします。
私がいつも撮っているロボグラフィそっくりさんまで、
時折出現します。
ますます、嬉しくなります。
今回はペッツヴァール58㎜F2.3による新大阪パート2。
私には理想的なペッツヴァール表現と見えるのですが.....?
by Sha-Sindbad
| 2016-05-05 11:26
| petzval58/2.3
|
Comments(0)