レンズ千夜一夜

1546 奈良町(スーパーアンギュロン21㎜F3.4には名剣の切れ味があるようだ)



気がついてみると、かなり多数のレンズを手に入れていました。
どうも私には収集癖があるようです。
でも、多くの収集家と一線を画するところがあります。
私は、レンズよりも写真をもっと愛しているのです。

でも、どんな場合でもそうですが、
なにかを得たければ、なにかを捨てなければならない。
もちろんお金を捨てたわけですが、
レンズを売れば、かなり戻ってきますから、
完全にお金と引き換えにしたわけではありません。
でも、完全に引き換えにしたものがあります。
それは、写真作品を制作するフォトグラファーという立場。

プロ野球の大谷選手が二刀流で有名ですが、
投打の両面で群を抜く才能を授かった天才のジレンマ。
どうやらご本人は二刀流を貫徹したいようです。
でも、どんな場合でもそうですが、
なにかを得たければ、なにかを捨てなければならない。
彼をさまざまに利用したい人間なら、二刀流を勧めるでしょう。
でも、どんなにがんばっても、二刀流であれば、
投手としても野手としても、
イチローのようになれないことは分かりきったことです。
スポーツ史に名を刻みたいのであれば、
彼の場合は、投手という選択肢しかないことは明らか。
こんなことは分かりきったことです。

項羽が劉邦に勝てなかった理由をご存じでしょうか?
項羽は劉邦に遙かに優る英雄でありながら、
将軍の立場と将軍たちを指揮する王者の立場、
このどちらかに専心すべきなのに、その選択ができなかったのです。
一方、劉邦は王者の立場に専念し、
有能な武将たちを駆使することができました。

じゃ、お前は、レンズコレクターとフォトグラファーの選択が
ついにできなかったじゃないか?
そうおっしゃる方は、フォトグラファーのことを理解しておられない。
専念したからと言って、写真家になれるわけじゃありませんね。
私は、自分に幻想を抱くことのない人間なので、
誰もが撮れるようなありふれた写真しか撮れないと分かっています。
選択肢などないのです。

    レンズを愛しているのですから、
レンズのf喜ぶことをしてあげたい、
    それが私のスタンス。

実はこのレンズ、ホロゴンに勝るとも劣らない王様レンズ。
このレンズを駆使した写真家は、
ジャンルー・シーフ、yoshiさんにとどまりません。
ところが、ホロゴンを駆使した写真家など皆無。
面白いですね。
それなのに、スーパーアンギュロン21㎜F3.4は、
我が家では冷や飯食いの地位に甘んじざるを得ない。
このあたりが楽しいですね。
奈良町で40分ばかり撮りました。
190枚の収穫から60枚ばかり2回に分けてご覧頂きましょう。
お暇でしたら、私がホロゴンを選ぶ理由を、
そして、yoshiさんがスーパーアンギュロンを選ぶ理由を、
そして、あなたなら、どちらを選ぶかを、
ちょっと考えてみて下さい。




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by Sha-Sindbad | 2016-03-29 22:40 | SuperAngulon21/3.4 | Comments(0)