レンズ千夜一夜

1518 ユニバーサルシティ(スピードアナスチグマート25mmF1.5が久々に楽しんだ)



2月8日月曜日、揚琴レッスンのはしご日です。
オリンパスE-PL1に定番、と言いつつ、久しぶりに付けたのが、
ダルメイヤー
スピードアナスチグマート25mmF1.5
キノプラズマート25mmF1.5と並ぶ、Cマウントのぼけレンズの双璧。

気温は低いけど、陽光の強さは春近しを告げています。
レンズは常に開放なので、感度を最低の100にセット。
それでも、かなりのショットがオーバー、それも過剰なオーバーに。
でも、これは私にとっては夢レンズです。
撮りたいものを、こんな風に撮りたかったと思う以上の
夢見心地に仕上げてくれます。

そこで、突然、気がついたことがあります。
そうだ!
撮影仲間に「これ、いいですよ」と勧めるのはやめよう!
よけいなお世話だし、
第一、夢を壊してしまいかねません。

自分で見つけ、自分で心の中に「こうなるんだろうな」と夢を見て、
撮ったものを見ると、その予想とはまるで違ったなにかが浮かび上がる。
発見と結果予測と現実の結果、
この3段階での思いのギャップが乱高下する、
それが喜びの源泉。
その最大の喜びが発見にあります。
それなのに、友人から発見の喜びを奪ってしまっている。
罪ですね。

逆に、友人にも平気で教えていただくのがこれまででした。
独創性などかけらもないので、独創にこだわらないからです。
でも、やっぱり発見の喜びが自分のものです。
友人たち、私の好みを知り尽くしているから、
よく「これ、ここにありますよ」と教えてくれます。
そのたびに、「ありがとさん」とお礼を言って、
喜んで撮らせていただくのが常でした。
これもやめましょう。

もちろん独創性のためではありません。
写真趣味の最大の喜びがこの発見にあります。
その喜びを放棄するのは、馬鹿げていますね。
友人からこんな風に言われるようなものです、
「君、すばらしい女性と出会ったんだよ、
だから、これまでつきあっていた女性、
よかったら、君に譲るよ」
とても無茶な、女性に失礼な比喩ですが、
他意はないので、お許しください。
よくよく考えたら、被写体を教えあうという行為、
これに近いのではないでしょうか?
自分にも友人にも被写体にも、全部、よくないことです。
やめましょう。

さて、スピードアナスチグマート、
オーバー気味もたくさん混じりましたが、
やっぱり良い雰囲気ですね。
その過剰とも言えるぼけ味は、
レンズ設計者の意図に沿ったものとは言えないのでしょう。
オリジナルのフォーマットよりも無理を強いるカメラで使うことで生じた、
副次効果なのですから。

でも、設計者に遠慮する必要はありませんね。
このあからさまなぼけ味こそ、このレンズの身上。
今日は一人だったので、全部正真正銘私の発見。
人には分からぬ喜びを私一人感じる、
これが醍醐味ですね。

以前に富士フォトサロンの出展者が観客にした驚愕の説明を思い出しました。
「わたしら、特別なんやからね。
こんな特別な場所をよーく知ってる写真家に連れていってもらって
撮るんだから!」
あなたは、どちらをとりますか?




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by Sha-Sindbad | 2016-02-16 22:27 | Sp.Anastigmat25/1.5 | Comments(0)