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レンズ千夜一夜

1492 ベイビー(ペッツヴァールSVE100㎜F2.9は宇宙的なんだろうか?)


1月9日土曜日、恒例の近江八幡撮影の新年会。
私が持参したカメラは2種。
メインはHologon15mmF8UF付きソニーα7。
サブはペッツヴァールSVE100mmF3.5付きライカM9。
撮り終わってみると、なんと不思議なことに、
どちらのレンズも、収穫数はぴたり366枚!
これじゃ、どっちがメインか決まらない!

そのペッツヴァールの収穫から1枚だけご覧いただきます。



1492 ベイビー(ペッツヴァールSVE100㎜F2.9は宇宙的なんだろうか?)_b0226423_221815.jpg





なんでこれが代表なの?
ご覧になる方がもしおいでになったら、10人中9人までそうお考えになるでしょう。
畑の隅の小さな土嚢、種袋、それとも肥料袋?
私以外にはほとんど誰も撮らないでしょう。
もちろんロボグラフィなのです。
(一人だけ必ず撮る人を知っていますが、
彼もペッツヴァール常用で、別々に撮っても、
めぼしいロボグラフィは必ず共通するうえ、
奇しくもほとんど同じ画像になります)

なんに見えますか?
なんにも見えないよ、ただの袋じゃないか?
もしそうなら、私の2つのブログはあなたを悩ませるだけでしょう。
前にも書きましたが、なんに見えてもよいのですが、
そのものずばりのもの以外のなにかが見えてこないと、私のブログは不毛。

なんに見えても、不毛じゃ!
などと口走るあなたは箒でそっと脇に掃き寄せておいて、
なにか別物に見えるあなたに、私にこれがどう見えたか、
お教えしましょう。

新生児のくるみ方でくるまれて安らかに眠る宇宙人の赤ん坊。

末娘が昨年産婦人科医院の保母さんに教えてもらったのです。
孫プリンセスは、胎内にいるときと同じようにしっかり丸く包まれると、
とたんに仏様のように安らかな表情となり、
すっと眠りに落ちてしまうのが常でした。
胎内に戻ったような気持ちになれるのでしょう。

世界中で昔から採用されてきた方法だと、あとから気づきました。
そっくりのくるみ方で布にすっぽり包まれた赤ん坊の写真を
さまざまな国の写真で見ることができるからです。
あんなにがんじがらめにぐるぐる巻きにされて、と、
かわいそうに思っていた私はなにも知らなかったわけです。

この赤ん坊もしっかり、かつ丁寧にくるまれて、畑の側で眠っています。
ああ、しまった。
しばらく待っていたら、UFOが音もなく飛来して、
赤ん坊を船内に収容する宇宙人ママを見ることができたかも知れないのになあ.....
by Sha-Sindbad | 2016-01-10 22:21 | PetzvalSVE100/2.9 | Comments(0)