レンズ千夜一夜

1481 中崎町散策(ゲルツのハイパーはぼくには出来過ぎたレンズだった)



ハイパーの描写を見ていて、思い出した人がいます。
パウル・ルドルフ博士
ツァイスでテッサー、プラナーというレンズ史の金字塔
と言える名レンズを作った人がなぜキノプラズマートを作ったのか?
このことをよく考えるのです。

私も各種のテッサー、プラナーを長年使いました。
すばらしいレンズです。
再現性こそレンズの理想、そう言っているようです。
でも、結局、私のレンズの座に座ることはできないで終わりました。

多くの写真家にとって、再現性、リアリティが理想なのかもしれません。
私は、あれこれと人生を謳歌しているように見えて、
実は現実なるものに飽き飽きしているのかもしれません。
写真を始めてからこの方、
再現性、リアリティなど夢見たことがありません。
レンズに求めてきたのは、超越性、夢、ファンタジーでした。
メタモルフォーゼこそ我が理想。

もしかすると、パウル・ルドルフ博士もそうだったのじゃないか?
そう気付きました。
レンズの王道を歩むツァイス社にいる限り試すことができなかった道、
それがキノプラズマートへの道だったのでは?
彼は写真を撮ったのでしょうか?
撮ったはず、そう信じたいですね。
明確な写真観がないと、
キノプラズマートのようなレンズは創造できなかった、
そう感じられるからです。
ハイパーには申し訳ありませんが、
パウル・ルドルフ博士も、ダゴール系の豪勢な厳格レンズたちには、
辟易してしまったのではないでしょうか?

このレンズを使わせて頂いて、
もう余計な回り道はよそう!
私の理想レンズたちとだけの生活を築こう!
そんな気持ちがますます強くなっています。
私もこれからは毎月5本ずつレンズを販売委託に回そう!
そして、名レンズについては、
その前にしばし名残の撮影も楽しむことにしましょう。




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by Sha-Sindbad | 2015-12-25 11:44 | Hypar1+5/8i/3.5 | Comments(0)