レンズ千夜一夜

1412 土曜市(2015年9月19日新大阪駅の朝は土曜市でにぎわっていた)



ずいぶん長い間、今日東寺の弘法市にご無沙汰しています。
以前はかなり通い、私家版ですが、弘法市の写真集も作ったほど。
昔はのどかな雰囲気でした。
観光客があまり多くなかったからです。

2、3年前に1度久しぶりに顔をのぞかせてみました。
がっかりしました。
観光客の渦。
骨董商たちは撮影を嫌ってぎすぎすとした表情。
もう楽しい写真の撮れるスポットではなくなっていました。

骨董商たちがカメラマンを嫌うのも無理からぬ事情があります。
土足で商品を置いた毛氈に踏み込み、
商品を置き換えて好きなだけ撮影して、
ありがとうも言わずに、ぷいっと次のターゲットに移動。

でも、実はもう一つ事情があるんじゃないかな、と疑っています。
かなり偽物が混じっているのを知られたくないのです。
段々と何も知らない土産物漁りの外国人観光客が増えて、
なんでもない小物や贋造物がかなり捌けるのです。
骨董商たちはさまざまなルートで仕入れる間に、
どうしようもない下手物、贋造物を掴まされることがいくらでもあります。
目利きなら見向きもしない代物ばかり。
そんなものまで捌ける絶好のマーケットになっているのです。
だから、撮られたくない。
目利きが見たら、どの商人か分かってしまうから。
偽物を扱い、客につかませるという評判が立ったらアウトです。
偽物を本物と思わせ、いつまでもばれないように処理する、
これが骨董商の真骨頂、正念場、なんて書いたら、
骨董商たち怒るでしょうね。
でも、そうなのだから、仕方がありませんね。

JR新大阪駅前の土曜市はもっとささやかな日常品の市です。
中古CDがちょっとフォトジェニックな形に台に並んでいます。
私はホロゴン15㎜F8Uですから、さりげなく手元で撮りました。
背後からそっとささやく声、
「撮らんといてな」
私もそっと、
「オーケー」
弘法市のようなぎすぎすした殺気がないのがいいですね。

私は関西弁はしゃべれませんが、関西弁が大好き。
その理由はこのあたりにあります。
分かっていただけるでしょうか?




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by Sha-Sindbad | 2015-09-23 14:06 | Hologon15/8U | Comments(0)