レンズ千夜一夜

1385 元興寺に出会う(ホロゴン15㎜F8Mがこの人を呼び出したのだろうか?)



後漢の哲学者に、王充という人が居ました。
彼は、著書「論衡」の中でこんな議論をしていました。
死後の生などはない。

もし死者たちが死後も存在し続けるとしたら、
この世界は死者に満ち満ちることになるだろうから。

でも、死者がこの世とは別の次元で存在するとしたら、
王充の論は成り立たないことになります。
実際、現在かなり有力になりつつある多元宇宙理論では、
現宇宙と重なり合うようにして無限の宇宙が次元を変えて併存し、
別宇宙のそれぞれには、現宇宙の私とほとんど違わない私が現存する、
そんなことが考えられているようです。

でも、そんなややこしいことを考えなくても、
死者たちは現宇宙に姿を変えて存在する、
つまり、宇宙の総量は、あなたの存命中も没後も変わらない、
そんな理論だって、考えることができそうです。

古刹元興寺で、そんな一人に出会いました。
同行の親友のDAさんが教えてくれたのです、
「ほら、土塀に誰か居ますよ」
私の友人たち、私がロボグラフィを撮ることを知っていて、
ご親切にわざわざ教えてくれるのです。

友人たちの写真はそれぞれに独特ですが、
私は決して教えません。
どこで、どんな風に撮るか、私には分からないからです。
ロボグラフィって、それほどに分かりやすい撮り方なのですね。




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by Sha-Sindbad | 2015-08-13 22:39 | Hologon15/8Degital | Comments(0)