レンズ千夜一夜

1331 古都の曳光 (ペッツヴァールSVE100㎜F2.9はさりげなく光になびくように)



5月14日古都奈良を中将姫光学さんと歩くとなると、
彼はオールドブランドに確かな目配りをするペッツヴァールレンズ貴族、
私はただのペッツヴァール設計のプロジェクターレンズばかりを廉価に揃えた、
ペッツヴァール庶民。
どうも勝負になりません。

その庶民の私がもっとも愛するペッツヴァールSVE100㎜F2.9と来たら、
ただの「視聴覚教育協会」指定レンズなのですから、
言ってみれば、十把一絡げで予算購入されたであろう教育器具。

先生、
「それじゃ、次は葉脈の顕微鏡写真を見てみましょう。
リチャード! よそ見して、なにを見ているんだ!
エリザベス! ウィンクなんかしてバートンの気を惹くんじゃない!
今は授業中なんだぞ!」
(ちょっとカップルが古すぎますね)

こんなレンズですが、sha-sindbadの手に落ちると、
これはこれで水を得た魚のように蘇りました。
sha-sindbadの格言、
「天は人の上に人を作らず。
人の下に人を作らず。
でも、レンズの上にレンズを作り、
レンズの下にレンズを作る。」
レンズ間にはどうしようもなく差があるものです。
ソニーα7に温かく迎え入れられた庶民ペッツヴァールですが、
なんだか「マイフェアレディ」のイライザのように、
気品溢れるプリンセスに生まれ変わりました。

本当のところ、そうは行かないことはちゃんと知っています。
ペッツヴァールの大手メーカーが高価なレンズを手磨きで創り出し、
精妙に組み合わせたブランドレンズたちの描写は、
教室用レンズには及びも付かぬ繊細微妙なイメージなのでしょう。
でも、幸いなことに、私はそんなレンズの描写を体験したことがない。
ブログ写真では、その区別はとても浮かび上がりそうにない。
私が高貴な姫君にお目にかかったことがないのと同じ。
知らないものは比較の対象になりません。
知っているのは庶民ペッツヴァールだけ。

ただし、中将姫光学さんにお借りしたペッツヴァールたちはおそらく貴族の令嬢。
でも、幸いなことに、みんな焦点距離が違います。
どうも比較しようがない感じ。
おかげで、ペッツヴァールSVE100㎜F2.9は生き生きいそいそと働いてくれました。

私のお好みを38枚選んでみました。
今日はいささか疲れることがありましたので、まずは半分の20枚ご覧下さい。
いかがでしょうか?




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by Sha-Sindbad | 2015-05-17 22:10 | PetzvalSVE100/2.9 | Comments(0)