レンズ千夜一夜

1330 皐月の乱れ (バランタン70㎜F3.5はますますさえざえと乱れて)


バランタン70㎜F3.5
この短焦点のペッツヴァールレンズについては、
No.1272、№1277に記事を書きました。

とても小振りの長焦点レンズ。
ソニーα7に付けると、実に使い回しの軽やかなペッツヴァール。

このレンズの持ち主、中将姫光学さんが旅の途中奈良に立ち寄られ、
昨日は二人で近鉄奈良駅から出発して東大寺へ、
東大寺から破石町(ワリイシチョウ)を経て、奈良町に戻り、
大いに撮影し、大いに語り合いました。

中将姫光学さん曰く、
「レンズの歴史は実はペッツヴァールでもうベストの域に達した、
そう言ってもよいと思います」
私も同感です。
幾度か、同趣旨の文章を2つのブログに書いてきました。

そう考える理由を、昨日撮った379枚から選んでみました。
このレンズ、ポートレートが本来の職域ですが、
ロボグラフィにも最適、そんな感じがします。
主人公を見事に引き立ててくれるからです。




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by Sha-Sindbad | 2015-05-15 15:26 | Valantin70/3.5 | Comments(2)
Commented by 中将姫光学研究所 at 2015-05-16 00:01 x
ペッツバールは適正焦点距離を使用した場合、周辺はワーストです。ベストはあくまで中心のみで、それで事足りるわたしにはこれ以上必要ありません。
描写の捉え方は人様々なので、断定的な言い方はよろしくないかもです。
それでも古いレンズを発掘する楽しみも含めて、ペッツバールに勝る愉しみはありません。
Commented by Sha-Sindbad at 2015-05-16 23:01
中将姫光学さん
まことにおっしゃるとおりです。
私もその趣旨でお言葉を引用させていただいたつもりです。
私の写真をご覧頂ければお分かりになると思いますが、
私は周辺のぐるぐるボケを可能な限り回避して撮っています。
私も中心部こそ命であり、
周辺はその中心部の美しさを引き立てる脇役に徹するべきだ、
そう考えているからです。
その意味では、ペッツヴァールの周辺部は、私のようにソニーα7等の現代フォーマットで使う限り、
周辺部まで整っているレンズには期待できないほどに、
とてもいい脇役を努めてくれているのでは?