レンズ千夜一夜

1322 古都の片隅で (ローデンシュトック55mmF2.2が古都の春を満喫した)



単身赴任で東京勤務を続ける親友の帰郷の機会に、
久しぶりに奈良で撮影をともにしました。
ふと思いついて、ローデンシュトック55mmF2.2をソニーα7に付けました。

完璧にクラシック!
そんなセットを私が使うのです。
似合っている!(と、自分では思っている)
それなのに、ああ、それなのに、
このレンズ、私のものじゃない!
貸す方も貸す方だ、罪作りだ!
などと、八つ当たり。

なぜって、私がこれまでに出会ったもっとも美しいレンズ、
そして、そのペッツヴァール的描写力も完璧。
忘れられないレンズになりそうだからです。

1時間半ほどの間に241枚撮りました。
内7枚だけまずご覧頂きましょう。




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by Sha-Sindbad | 2015-05-05 22:37 | Rodenstock55/2.2 | Comments(2)
Commented by petzval at 2015-05-07 12:20 x
おお、中心になる被写体が
気体としての空気、あるいは、液体風の空気の中で
浮いている!
木の葉っぱは画面から出て来そう。。。
もしかして、Shaさんて、私の様に、
「未練たらしい」性格なんですか?
もしそうだとすると。。。
こんな「未練たらしい」レンズをお貸しするんじゃなかった。。。

多くの人が「言葉にはニュアンスが伴う」と言いますが、
この言い方はちょっとおかしいです。
なぜなら、言葉よりニュアンスの方が先だから、
つまり「ニュアンスに言葉が伴う」のだから。
あるいは、ニュアンスの雲から言葉が出現するのだから。
このレンズの描写を見ていると、
性能に味が伴っているのでなく、
味が性能を作っている!
そういう感じがします。
おお、古い物はすばらしい!
Commented by Sha-Sindbad at 2015-05-07 22:22
petzvalさん、
私の性格見抜かれてしまいましたね。
もちろん未練たらしい性格の極致。
だから、ローデンシュトックにも未練たっぷり!

ペッツヴァールレンズや映画用レンズって、
petzvalさんがおっしゃる通り「味が性能を作っている!」ですね。
そんな中でも、ローデンシュトックの味わいは一際際立っていますね。
整然としているのに、ふくよかな味わいがオーラのようにまとわりつく。

なお、私は言葉とニュアンスは「鐘と鐘木」の関係だと思っています。
どちらが貧弱でも、出て来るサウンドは貧弱になります。
ローデンシュトックというレンズと味わいと撮影者、
このトリオも同様なのでしょう。