レンズ千夜一夜

1271 顔のある町  (ペッツヴァール70mmF3.5はレトロな町をさらにレトロに)


もともとペッツヴァールは湿板カメラ用レンズだったそうです。

   大きな湿板がフィルムの役目を担っていたのですから、
   レンズはその湿板一杯にイメージに結ばなければならなかった。
   大型カメラ用のレンズ、それがペッツヴァールでした。
   だから、大きなボックスカメラの先端にぽっちりと付いていたわけです。

そんなカメラから外されたレンズは、現代レンズと比較しますと、
かなり小振りです。

   ですから、小さなレンズだと思って手に入れてみると、
   とんでもない望遠レンズだった、ということが起こります。

無名のレンズだとかなり安いので、私も既に3つ手に入れました。

   レンズ趣味としては極めて慎ましい楽しみなのです。
   ところが、このレンズたちの内125㎜と140㎜はそう表記されていました。
   もう1本はほとんど同じ大きさで焦点距離の表記はありませんでした。
   焦点距離などちょっと調べれば分かるのですから、
   表記すれば買い手が限定されるので、わざと書かないのです。
   私の3本目は400ミリほどでしょうか?
   35㎜銀塩カメラ用だと、超大型になっていたはずのレンズ!

ところが、この3本、ほとんど大きさは一緒なのです。

   そんな事情がありますから、
   50㎜のような短焦点レンズは珍品と言えるのかも知れません。
   私はまだ見つけたことがありません。

petzvalさんからローデンシュトック50㎜F2.2、続いて、
中将姫光学さんからペッツヴァール58mmF2.3をお借りできたのは、
たいへんなご厚誼であり、感謝の言葉も探せないほど。
でも、今回は、中将姫光学さんからお借りした2本目。

    ペッツヴァール70mmF3.5

このレンズもまた大変に優秀なレンズです。

   もちろんペッツヴァールの個性は十分維持しつつ、
   イメージがドラマチックに躍動してくれます。
   まあ、ご覧下さい。




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by Sha-Sindbad | 2015-03-01 21:47 | petzval58/2.3 | Comments(0)