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レンズ千夜一夜

1131 孤独 (ホロゴンウルトラワイドは結局私の人生に似合っていたらしい)



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別ブログ「わが友ホロゴン」№542.24で、Nkさんのブログに刺激されて、
自分の人生について思い当たったことを書きました。

    孤高とは言いがたいけど、孤独ではある、そんな人生。

でも、後悔はしていません。
別の人生を求めるつもりもありません。

    いかなる評判からも遊離して、一人で生きていきたい、
    それが私の願いであり、喜びでもあるようです。

幾年も前から、ときどき、自分の写真に讃辞を呈せられても、
ちっとも心が喜ばないことに気づいています。

    人がどう受け取るかは、私にとっては無縁になってしまったようです。
    私にとっては「唯一無二」の写真たちなのですから、それで十分。

だから、写真展に参加しても、ブログ名、つまり匿名を名乗っています。

    自分一人で自分の写真を楽しむ人間は、表現とは無縁なので、
    完全など素人、ならば、人に知られることもよしましょう、というわけです。

そんな私にぴったりの写真を一枚、古いファイルから見つけました。

    こんな私のスタンスは昔から一緒で、以前は私家版写真集を作って、
    秘蔵していました。
    60冊は超えますが、その1つ写真選集「古色拾い」の一枚。

この中にはあたたかい住まいがあるかも知れない。
そんなことを人に知られることも望まない住人が、
安穏楽天に住んでいるかも知れない。

    でも、外から見たら、寒々と寂しい家。
    私にそっくり、そう感じられるのです。

これが銀塩ホロゴンの描写です。

    デジタルカメラ世代の皆さんには、なんと汚い画像!
    私には、この感触がないと、心がざわめかないのです。
    完全に世代間の亀裂が確認できる写真かも知れません。
by Sha-sindbad | 2014-09-15 11:44 | Hologon15/8 | Comments(2)
Commented by bisqueprince at 2014-10-03 03:10 x
言葉には出来ませんが、何か、伝わってくるものを感じます。
Commented by Sha-sindbad at 2014-10-03 23:21
bisqueprinceさん
ありがとうございます。
私にはこんな武骨な写真が一番楽しいのです。