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レンズ千夜一夜

1058 緑炎(パンタッカー50mmF2.3はいつもいつも魔のレンズで)



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14日に生まれたばかりの孫を連れて、長女一家が我が家に。
産後の静養というわけです。

    生後6日目というのでしょうか?
    誕生直後に対面した孫とはえらい違い。
    すでにプリンセスの気品を備え、
    しっかりあたりに注意を払っています。

もうまるでミニチュアのようにちっちゃいのですが、
抱いていると、ひしひしとこみ上げてきます、

    この子が結婚するまで元気でいるぞ!
    いや、ひ孫だって抱くぞ!

パパは明日の仕事に差し支えるので、自宅に帰ります。
私がお兄ちゃんをお風呂に入れました。

入浴後に、パパ、ママからあれこれ注文、

    「顔が濡れるといやがるので」
    「心配なく、膝に抱きかかえて髪の毛洗ったよ」
    「洗髪には、シャンプーはきつすぎるので、
    幼児用の入浴用フォームを使って」
    「もちろんそうしたよ」
    
私、大見得を切りました、

    「二人の子をずっとお風呂に入れたのは、
    誰だと思っているの?」

孫を仰向けに抱っこして、髪の毛を洗っていると、

    下からやさしい声、

        「重いでしょ?」

    2歳7か月の思いやりの言葉に出会って、感激。

    「重くないよ!」

でも、「軽いよ」とは言わないのは、祖父の思いやり。
本人、もうかなり大きくなっているつもりなんですから。

突然の戦争状態で、かなりへとへとになりましたが、
満ち足りた思いで書斎に上がりました。

    でも、ママをサポートするパパが居ないので、
    夜泣きが重なると、深夜起こされて、応援する約束。
    やれやれ。

お陰様で、このブログの更新は簡略化させていただきました。

    目下「わが友ホロゴン」で継続中のパンタッカー50mmF2.3シリーズ。
    その1枚をごらん頂きましょう。

もちろん開放です。

    ガラス一枚隔ててのデコレーション。
    現場はかなり薄ぼんやりした雰囲気。
    すべてを変えるのは露出。
    ぐっと過剰なほどにアンダーにすると、なぜか活気づき、
    緑の炎が立ち上ります。

クラシックレンズは大抵そんな切り詰めで効果を発揮してくれます。

    その理由は、おそらくシャドウの描出力にありそうです。
    どんなに暗い画面でも、暗部がつぶれないのです。
    私のような暗い写真を撮って、気持が明るくなる人間には、
    クラシックレンズが最適。

そんな中でも、パンタッカー50mmF2.3はベスト2。
もちろんホロゴンがベスト1。
by Sha-sindbad | 2014-06-19 23:32 | PanTachar50/2.3 | Comments(2)
Commented by 川越 at 2014-06-20 08:16 x
こんにちは。小さな子供にも大人の心遣い、なるほどなぁと感心しました。写真のほうはなかなか同じように撮ることはできませんが、古いレンズの使い方のヒント、こちらもなるほどなぁと感心しました。ありがとうございます。
Commented by Sha-sindbad at 2014-06-21 00:29
川越さん、ありがとうございます。
古代レンズでハイキーが似合うものって、
タンバールくらいしか知りませんね。
多くのレンズはぐっとアンダーに押さえ込むと、
イメージがガッと浮かび上がってきますね。