レンズ千夜一夜

1052 奈良町(スピードアナスチグマートで真夏の夜の夢を白昼見てしまう)



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木曜日持ち出したのは、ダルメイヤー。

    スピードアナスチグマート25mmF1.5

Cマウントのボケレンズ中、キノプラズマートと並ぶ白眉。
これをソニーNex-5aに付けました。

    37.5mmの広角レンズとして使えます。
    中心部は見事な精密感を示してくれるのですが、
    周辺部は激しく暴れます。

この対比を喜ぶか、嫌うかは人様々でしょう。

    レンズがありとあらゆる個性を示すのと同様に、
    人間も互いに信じがたいほどに個性、好みのバリエーションを発揮します。
    こうした個性、好みは各人の観察のフィルターとなります。
    フィルターを通して見えるものは、人によってまったく違います。

視覚フィルターの存在を証明する実験があります。
奥行き、比率が左右でまったく異なるいびつな部屋の実験。

    一方の壁ののぞき窓から見ると、
    左右奥の壁がまったく同じ奥行きの部屋に見えるように作られています。
    でも、本当は左右の遠近がまったく異なります。
    その両側の隅に一人ずつ人を立たせます。

    実際には遠近かなり違うので、窓からのぞく被検者は、
    近い方の人を遠い方の人よりはるか巨大に見えてしまうのです。
    ハリウッド映画でかなり活用された手法です。

    ところが、この巨大に見える方に配偶者のような近親者が居ると、
    被検者には、左右の人物が同じ大きさに見えるのです。
    夫はそんな巨大であるはずがないので、
    夫の立っている隅の方がずっと近いのだと、
    視覚的に自動調整してしまうのだそうです。

私たちが写真を撮るときにも、
撮影者自身の視覚的選択が自動的に働きます。

    ある人には輝いて見えるものが、別の人にはただの路傍。

スピードアナスティグマートのような個性的なレンズを持つと、
私の視覚的偏向はさらにワルプルギスの夜のように踊ります。

    このレンズのボケ効果を存分に発揮するシーンを探します。
    ソニーNEX-5Aだと、そのうえ、周辺の画像劣化が働き、
    ある人が見れば、悪夢のような、
    私が見れば、真夏の夜の夢のような、幻想シーンに。

オリオン15-28mmF6のような、ツァイス系の明快画像も好きなら、
ダルメイヤー系の茫洋画像も好き。

    「清濁併せ呑む」とはこのことかな?
by Sha-sindbad | 2014-06-12 15:15 | Anjenieux25/0.95 | Comments(2)
Commented by bisqueprince at 2014-06-24 20:38 x
僕の好みで言えば、E-PL1に装着バージョンですね〜!好みは別れるところですね^^

僕も、オールドレンズ沼にハマりたいですが、ライカのレンズで欲しいのがあるので、オールドレンズ沼は、まだまだ先になりそうです。オールドレンズの本は、ちょこちょこ買ってはいますが・・・^^
Commented by Sha-sindbad at 2014-06-26 01:52
bisqueprinceさん
自分の好みを大切にしましょう。
私の好みはまったく人気がありません。
きっと私は時代遅れなのでしょう。
おかげで、ずっとひっそり閑とブログを続けています。
でも、自分が喜ぶ写真を撮る、それしか道がないじゃありませんか?
だから、私はオールドレンズの海に溺れながら、
一人楽しんでいます。