レンズ千夜一夜

870 くつろぎ(理知的なレンズがあることをアポクロマート25mmF2で知り)



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今日はキノプティックのレンズを持ち出しました。

    アポクロマート25mmF2
    フランス製の名声サクサクたる映画用Cマウントレンズ。

今日はまず昼食時に撮った1枚だけをごらん頂きましょう。

    ははーん、ハイヒールの女性って、
    昼食時にはこんな風にくつろいでいるんだなあ?
    でも、とてもたしなみよくくつろいでおられます。
    隙のない女性なのです。

このレンズを使う度に、デカルトを思い出します。

    デカルトの数学はまるで不案内、彼の哲学も、
    学生の頃、「方法序説」を3度ばかり繰り返し読んだ程度ですが、
    純粋な理知にすべてを託した、明晰そのものの文章は印象的でした。
    そんな印象がアポクロマート25mmの明晰な画像にどこか通じている感じ。
    
中将姫光学さんのブログの記事「現代的達蓋爾」で、
(http://zunow.blog51.fc2.com/)
Kinoplasmatさんがハイペルゴンの記事を掲載されたことを知りました。
(http://oldlens.com/sanderson%20tropical%20and%20hypergon.html)

    このf48という途方もなく暗いレンズの、
    途方もなく明晰な写真に驚倒する思いですが、
    どこかアポクロマート25mmの明快描写に雰囲気が似ています。
    この機会に他の名レンズたちのコーナーを探索して、

ついでに、アポクロマート25mmの記事にぶつかりました。
(http://oldlens.com/kinoptik25.html)

    驚いたことに、kinoplasmatさんのレンズは宮崎貞安さんの改造版、
    Lマウントに改造してもらって、25mm広角レンズになっているのです。
    この作品群がまたすばらしい。

以前も、Kinoplasmatさんの記事で、
Kinoplasmat25mmF1.5のLマウント改造の可能性を知ったのですが、
今度もまた貴重な情報をいただきました。

次の改造はこのレンズに決まり。

    私の25mmレンズにはトポゴンがあります。
    これもまた希代の明晰レンズ。
    いい勝負をしてくれそうです。
    仏独の対決が待ち遠しくなりました。
by Sha-sindbad | 2013-11-27 21:18 | Apochromat25/2 | Comments(2)
Commented by bisqueprince at 2013-12-01 02:23 x
アポクロマート、堪能しました!  ピントの合ったところの描写が、ハッとするくらい現実よりもリアルです。 たしかに、品も感じます、実物の被写体よりも、品があるのではないでしょうか?
Commented by Sha-Sindbad at 2013-12-02 11:14
bisqueprinceさん
この女性のように、くつろいでも、なお品位のある形を保つ、
これはなかなか出来ることではありませんね。
ロボグラフィもそんな雰囲気で撮りたいものです。