レンズ千夜一夜

862 土塀の家 (スピードパンクロ35mmF2はシャドウで勝負したいレンズ)



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もう一枚、奈良町でのスピードパンクロ35mmF2をごらん頂きましょう。

モノクローム映画の時代に一世を風靡したレンズだけあって、
とても余裕のある描写で、主人公をすっと際立たせてくれます。

    パンタッカーやゾンネタールのようなカリスマ性のある描写とか、
    意外性とかはなくても、なにやら凄みがあります。
    実在感を重んずる実直で素直な作業師の雰囲気があって、
    これはこれで私を喜ばせてくれます。

そんな風に思うのは、私だけなのでしょう。
現代レンズをお使いの方ならおっしゃるでしょう、

    なんだ、大したことないじゃないか!
    現代レンズの方がもっと強烈で凄みに満ちた描写をしてくれるよ。

その通りなのでしょう。

    でも、現代レンズに移行する気持にはおそらく生涯なれないでしょう。

    その理由は、この写真を眺めていたら、
    自ずと明らかになるのですけどねえ。
by Sha-sindbad | 2013-11-18 21:30 | SpeedPanchro35/2 | Comments(2)
Commented by bisqueprince at 2013-11-21 01:33 x
仕事にかまけていまして、重厚なsha-sindbadさんのお写真を拝見するだけの心の余裕がなかったです。

ヒメツルソバ、でしょうか、僕は地面に這っているヒメツルソバを撮りましたが、このお写真のカッコよさは!

本日、未拝見のお写真、を全て見ました! sha-sindbadさんのお写真を拝見すると、なぜだか、嬉しくなります。この嬉しさは、どこから湧くのか、職人気質をお持ちでいらっしゃる(と思っています)ことも関係しているのでしょうし、僕の心に響くのです。


Commented by Sha-Sindbad at 2013-11-21 21:25
bisqueprinceさんが多忙であることは、
PHOTOHITOの記事でよく分かっています。
「恋は儚く・・・」素晴らしいですね。
本当に、自分の人生を歩んでいる感じですね。
私の敬愛する写真家林孝弘さんの写真を見ていると、
どんどん嬉しくなっていきます。
それと同じことをおっしゃっていただけると、本当に嬉しいですね。
そして、私の写真を「重厚」と評した方は初めて!