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レンズ千夜一夜

779 威風堂々(ホロゴンウルトラワイドなら、幼児だって主人公にできる)



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私は、ホロゴンに限らず、撮影法の原則を決めています。

    超接近水平垂直撮影法

私はどんなロボグラフィは真っ正面から撮りたいのです。
仕事でも、私は相手の目をしっかりと見つめてしゃべる、
これが唯一の正しい接し方だと考えて、実行してきました。

    私の言葉に賛同できない人は目を逸らしたり、下向きにしたり。
    でも、話すにつれて、段々と顔が正面こちら向きに近づき、
    姿勢もこちらに向かって前傾姿勢となってきます。
    私の提案に対して、
    「分かりました、それで結構です」と答えるときは、
    すべての人が超接近水平垂直姿勢になっています。

    ですから、人と話をし、説得するときは、
    間に広い机など挟んではいけません。
    狭い応接セット程度、できれば、なにもないのがいい。

    ドン・ファンが女性をくどくとき、
    離れてくどいた筈がないじゃありませんか?

写真も一緒です。

    できる限り、レンズを相手に近づけたい。
    ホロゴンウルトラワイドがとても便利なのは、
    初めからノーファインダーしか使えないカメラなので、
    素直に両手の先で相手に向かって差し出せること。

幼児がお母さんの後ろ1mほどを一人で歩いてきました。
通り過ぎながら、身体をひねって、間近で一枚。
お母さんもこの子もぜんぜん気づきませんでした。

左奥の男性に気づかれてしまったようですが、
私は撮影に夢中で、彼が一瞬こちらに顔を向けたことに気づかず。
ちっちゃな子を撮った後は、いつも意識してニッコリします。
気づかなければそれまでですが、気づいたときに効果があります。
だから、左奥の男性も、私が悪気があって撮ったとは思わなかった、
そう思いたいですね。
by Sha-sindbad | 2013-08-18 21:47 | Hologon15/8 | Comments(2)
Commented by bisqueprince at 2013-08-19 00:07 x
ホロゴンの描写は、ほんとうに僕の好みのど真ん中ですので、いつまでも見飽きないです。
昨日のお写真、改めて拝見しましたが、感動はそのまま続いています。
Commented by Sha-sindbad at 2013-08-19 22:09
bisqueprinceさん
ホロゴンというレンズ、ど真ん中しか撮れない、特化されたレンズ。
私はホロゴンに出会う前から、性格上ど真ん中だけと、特化された人間。
それだけに、最高に相性のよいカップルが誕生したわけです。
もしかすると、これが写真家が作品作りに使わなかった理由かも知れませんね。