レンズ千夜一夜

723 お手洗い(ホロゴン15mmF8Mでなぜこんなものを、とお嘆きの諸兄よ、さようなら)




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折角写真を撮るのなら、美しいものをより美しく撮りたい、
これが多くの写真家の願望でしょう。

でも、なかには汚いものを汚いままに、まさにリアルに撮りたい、
そんな写真家もおられますね。

    森山大道先生も、都会写真のシリーズでは、
    浴槽とか便器を思いっきり汚して撮ることで、
    1つのアクセントにしておられるようです。

私はそんなことはしたくない。
汚いものを汚いままに、とか、もっと汚く、なんて撮りたくない。

    どんなものでもよいのですが、路地の片隅でなぜか輝いているものを、
    私の目と心に写るがままの姿で撮りたいのです。

そんな風に撮っても、たいていの方の目にはきっと、
「わあ、汚い!」
これは仕方がありません。
皆さん、別の目と別の心で世界を認識しているのですから。
もしかすると、森山大道先生も、あの汚い便器や浴槽が美しく見えていて、
その写真も美しいのかも知れません。
でも、私以外の方が私の写真をどう見るかなんて、いわば治外法権の世界。

    私に言わせれば、知ったことか!

今回も、古い市場の共同トイレの手洗いを撮りました。

高いお金を出して稀少レンズを手に入れて、
なんでこんなものを撮るの、もったいない!
そんな風に不愉快にお感じなら、悪いことは申しません、
このブログとはご縁がないとあきらめてくださいね。
by Sha-sindbad | 2013-06-20 18:09 | Hologon15/8 | Comments(7)
Commented by nakky85 at 2013-06-20 18:14
あはは・・・素晴らしいと思います。ワタクシは。

ミカンのネットに包まれた石鹸・・・
懐かしい・・・
小学校時代を思い出してしまいました。
Commented by bisqueprince at 2013-06-20 22:34 x
自分の好みではなくても、それが人の好みであるなら、自分の価値の転換を図れることがありますので、「なぜ、こんなものを?」と思う人は、もったいないですね。
今回のお写真、僕の心にもピンときました!
Commented by a1photo at 2013-06-21 19:35
写真展といのは、とかく作者の思い込みが強過ぎ、(まあ悪くはないと
思うけど)第3者からすると「そう?」ってな感じが多いかもですね。
確かに、ホロゴンさんがコーディネイトすれば、これは面白いかもしれませんね。
yoshiさんなどどうでしょ。
Commented by Sha-sindbad at 2013-06-21 21:44
nakky85さん
この写真から、
市場のみなさん、顧客のみなさんが、
このトイレを丁寧に使っていることが見えますよね。
そんなことが感じられて、うれしくなったのです。
Commented by Sha-sindbad at 2013-06-21 21:47
bisqueprinceさん
多くの人は、私が人生の貴重な時間を無駄にしている、
そう考えています。
私はこの光景に正真正銘の心の美しさを見るのです。
自分の写真が人生の無駄かどうかなんか、考えるだけ、
時間の無駄。
自分の心が命じるままに撮って、楽しんでいます。
Commented by Sha-sindbad at 2013-06-21 22:01
a1photoさん
滅相もない。
yoshiさん、NKさんを初めとする、私が大好きな写真家のみなさんは、
私の頭上はるか上空を天がけておられるので、とても手が届きません。
私がいつも考えるのは、もちろんa1photoさん。
写真の中の人たちと同じ平面で、同じ視線で、
なんの力みのなく生み出してくる写真たちが語り出すのは、
とんでもない物語り。
なんでもない日常世界なのに、未知への扉があちこちに開いている。
さまざまなコンセプト、集め方、選び方、並べ方で、
わくわくするような写真展に仕上がる筈です。
プロデュースするなんて大それた考えはありません。
せめて助手を務めさせて欲しいですね。

Commented at 2013-06-21 23:32
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