714 奈良町 (Orion15-28mmF6は世に隠れなき名レンズなのだ)
私のように、クラシックレンズのレンズ特性など完全に門外漢、
ただ写りの良さだけで評価したい人間にとって、
ロシアの超廉価版28㎜レンズ、
オリオン15ほど素敵なレンズは少ないと言えそうです。
トポゴンのコピーなんだそうですが、
描写性はまったく違います。
私のトポゴン25mm f4に限って言えば、
ツァイス特有の抜けばたま散る氷の刃風凄みが特徴。
それに対して、オリオン15は、たしかにシャープなのですが、
ライカ用レンズらしいあたたかさと膨らみに心を奪われます。
なんだかズマロン35mmF3.5の28㎜版という雰囲気。
今日は、気管支炎で心身ともにゆらゆらとしながら、
でも、曇天に助けられて、36枚撮れました。
リコーGXR/A12に付けたOrion15-28mmF6。
実質的に42㎜のレンズとして使っているのですが、
気分はどこまでも28㎜広角レンズ。
8に絞り、約2.5m定焦点にして、
1.5mから10mあたりまでのパンフォーカス。
もちろん全部ノーファインダーです。
ゆらゆら、ポチッ、
ゆらゆら、ポチッ、
というような感じで撮りました。
いつもながら、撮影後の液晶画面での確認もいたしません。
-1.5に補正すると、もう画面はまっくらなのですから。
by Sha-sindbad
| 2013-06-11 21:17
| Orion28/6
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