レンズ千夜一夜

607  奈良町 (シノール25mmF1.4はフランスらしいハーフトーンで)


今日の出勤に登場したのは、ソン・ベルチオのレンズ。

    シノール25mmF1.4

朝は事情があってタクシーで職場に直行したので、
一枚もとらず。
昼食は恒例のインド料理店。
歩いて5分の往還の間に撮ったのはたった26枚。
5枚をごらん頂きましょう。

すべてロボグラフィ。
ロボグラフィはものを撮るので、構図などは無縁です。
では、どうするか?

    オリンパスEP-L1のビューファインダーを拡大して合焦したら、
    そのままぐっとシャッターを押します。
    ここではこう撮りたい、とか、
    ここではこんなことを表現したいなどと考えるのは写真家に任せます。
    私は最初に構えた位置で、撮れる範囲をそっくり撮ります。

5枚目だけは、バックに太陽があったので、
怪樹をシルエットにするためにF8に絞りました。
このあたりの露出設定だけは細かくします。
怪樹のこぶにピント合わせをして、ぐっとシャッターを押し込んだら、
太陽がバックに写っていました。
おそらく太陽が、自分も写してほしくなって、
視野内にさっと移動したのです。

この瞬間に、太陽が地球に光を投げかける区域で、
何人のカメラが太陽を狙ったでしょうか?
私は知りませんが、
こんな場合の統計上の平均値をいつも10±Aと踏むのが無難ですから、
(誰がそんなことを言ったか? 
私が言ったのです)
世界中の9±Aのカメラマンは泣いたことでしょう。
仕方がありません。
神とお天道様の加護がいつも私にありますので、あしからず。

こんなとき、カメラマン根性を出して、
「おっ、それじゃ、ちょっと撮影位置を変えて、
こうしたら、もっとドラマチックになるのでは?」
なんて考えていたら、
きっとお天道様は腹を立てて、二度と私に協力してくれないでしょう。
無欲にプレゼントをそっくり受け取って、ありがとうと感謝する人間だから、
プレゼントしてくださるのですね。

ソン・ベルチオは、よく知りませんが、
基本的にシネレンズの会社のようです。
アンジェニューとともに、フランスの香りを濃厚に醸し出してくれることで、
とても人気の高いレンズを輩出しています。

このレンズがどれほどの評価を得ているか、よく知りませんが、
私の目には、アンジェニューやキノプティックと同等の、
堂々たる写りをくれるレンズに思えます。




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by Sha-sindbad | 2013-02-24 14:49 | Cinor25/1.4 | Comments(0)