レンズ千夜一夜

569 注連飾り (キノプティックのアポクロマート25mmF2はただならぬ立体感で)


モーツァルトのオペラ「ドン・ジョバンニ」で、
ドン・ジョバンニの従者レポレロが歌う「カタログの歌」、
傑作ですね。

ドン・ジョバンニに捨てられた女性を慰めるために、
レポレロは、「あなたがはじめてじゃないんだ」と慰め、
ご主人がこれまでに交際した各国の女性達を数え挙げるのです。
その数が半端じゃありません。

これだけを聞くと、ドン・ジョバンニという男、
とんだ食わせ者の女たらしと見えますが、
ドラマの最後に、悔い改めをガンとして拒んで地獄に堕ちてゆく、
ドン・ジョバンニの凜とした気概を見ると、
彼は彼なりに、それぞれの女性を心から愛したのでは?
という気持が強まります。

ところが、従者のレポレロにはそれが分からない。

    昔から言います、「従者に英雄なし」

キノプラズマートさん、中将姫光学さん、KSMTさん、寫楽彩さんのお二人、
こんなクラシックレンズ愛好家の皆さんにも、
このドン・ジョバンニに通じるものが感じられます。

    ただ珍品レンズを集めるコレクターとは一線を画します。
    欠点があろうが、不細工であろうが、
    レンズたちのそれなりの個性と描写性に、
    たまらない魅力をお感じになっていることが分かります。

私は、クラシックレンズへの傾倒も知識も格段に劣りますが、
また、クラシックレンズたちへの愛情にははっきりと格差がありますが、
それぞれに個性的な独自の描写に向かっていて、
けっして他と比較しあうような姿勢をもっていないことに、
限りなく魅力を感じます。

    私もまたミニチュアですが、やっぱりドン・ジョバンニなのです。

そんなドン・ジョバンニにとって、キノプティックのレンズたちは、
硬派のレンズとしてたまらない魅力を放射しています。
アポクロマート25mmF2の魅力は、

    硬派的な質感描写と立体感



b0226423_22584832.jpg

by Sha-sindbad | 2013-01-09 22:58 | Apochromat25/2 | Comments(2)
Commented by nakky85 at 2013-01-09 23:58
J党に戻って・・・
なんかすっかり、再度「借金を推進することが、最大の経済対策だ」っていう感じに戻ってしまいましたね。

いや・・ほんと数年後、ギリシアみたいなことにならなきゃいいのですがorz
Commented by Sha-sindbad at 2013-01-10 16:43
また、偏頗で無原則のばらまきが始まるのではないでしょうか?
原発も無理して再稼働に持ち込もうとするでしょう。
どちらも有力企業の後押しがまったなしなのですから。
何一つ問題は解決していないのに、言葉だけが威勢良く飛び出してきます。
次第に、鳩山さんとどう違うのか、分からなくなっていくのではないか?
心配ですね。