レンズ千夜一夜

562 コラージュの壁 (自分よりはるか年寄りのペンタック38mmF2.9で歳を納め)



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コラージュという絵画技法があります。

    雑多な素材の組み合わせが異質な形象と印象を生み出す、
    そんな技法。

意図的にコラージュするアーチストもいれば、
意図しないでコラージュを作ってしまう人もいます。

コラージュすれば、全部芸術となるというわけではありません。
芸術って、そんな甘いものではないでしょう。
でも、時折、天才が出現します。
バスキアのコラージュ的な落書き絵は素敵ですね。
わざわざ画集を一冊取り寄せましたが、
頁を開く度に、魔法の世界が開けます。

東京から来られた写真の友人、KTさん、眼力の持ち主です。

30日、雨の奈良町を回ってこのコラージュの壁を見つけ、
31日、1年半ぶりに出会った私を連れて行ってくれました。
初めての地なのに、案内ぶりはまるで原住民でした。

こうなると、地元の私、まるで形無しですが、
素直に感激しました。

ホロゴンでかなり撮りましたが、これは未現像。
サブに携行したのは、
ペンタック38mmF2.9付きソニーNEX-5A 
このレンズで撮った写真を2枚ごらん頂きましょう。

開放でしか撮りませんので、かなりボケレンズなのでしょう。
でも、ダルメイヤーの由緒ある名跡にふさわしい落ち着きがあるのでは?

おかしな壁です。

    コラージュですが、けっしてアートではありません。
    乱雑、雑多な雑記帳壁。
    でも、面白い。

作者に会ってみたいような、会ってみたくないような。

    会っても、一人しゃべりまくって、
    私たちとの接点は見つからないでしょう。
    でも、けっしてバカでもなんでもない。
    言いたいことが一杯貯まっている人。
    でも、社会性は少し乏しいせいか、
    独創性が旺盛なせいか、
    壁をプロパガンダの舞台に選らびました。

通行人は、見なかった振りをして通りすぎます。
それを十分あまり撮りまくる、KTさんご夫妻と私、
この3人もかなり変わっています。

一年の締めくくりとしては、かなりシンボリックでした。

    見れば見るほど、
    この壁、私のブログにそっくりなのですから。
by Sha-sindbad | 2013-01-02 18:58 | Pentac38/2.9 | Comments(0)