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レンズ千夜一夜

546 路地 (ゾンネタール50mmf1.1は開放ドラマの演出者)



どうも、ゾンネタール50mmf1.1の呪縛から抜けることは難しいようです。

    なにしろ超小型、超軽量の超大口径レンズ。
    かなり暗い場所でも、なんとかなります。
    つまり、万能の標準レンズ。

昨日も、大阪有数の下町商店街、旭区千林商店街に参りました。
メインストリートの両側に魅力的な路地が一杯あります。

人生をどう歩きたいか?
これで人の肌合いが分かりますね。

    大通りをまっすぐ歩いて行きたいという、陽当たりコース。
    細い路地を一人静かに歩きたいという、日陰コース。

このブログにおいでの方は、一人の例外もなく、
陽当たりコースを大手を振ってまかり通っておいでになるでしょう。

    でも、ときどき、横路に逸れて、狭い路地に入るのも魅力的ですよ。
    人生にちょっとした陰影を与えてくれるかも知れないのですから。

千林商店街はしっかりアーケードで包まれていますが、
ストリートは外灯と店明かりで煌々と照らし出されて、
まさに陽当たりコース。

中国、台湾でもそうでしたが、
この陽当たりコースのすぐ側を日陰コースが走っています。

    陽当たりコースはまっすぐか、大きな弧を描くカーブ。
    ところが、日陰コースはくねくねと折れ、突然屈曲し、
    唐突に行き止まりになります。
    外灯も少なく、ひっそりとした闇をそこかしこに作っています。

ゾンネタール50mmf1.1はこんな路地への境界域が活躍の場。



546 路地  (ゾンネタール50mmf1.1は開放ドラマの演出者)_b0226423_18145476.jpg

by Sha-sindbad | 2012-12-16 18:17 | Sonnetar50mmF1.1 | Comments(0)