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レンズ千夜一夜

465  キャベツ (ゾンネタール50mmf1.1は開放が深く見える?)



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私が宮崎さんに送り返したゾンネタール50mmf1.1、
今夕7時、たった3日で我が家に帰宅しました。

    ヘリコイドリングにレバーが付き、
    開放1.1の数字と絞り表示との位置関係も改善され、
    使い勝手は万全となりました。

まるで、ちょっとだけぐれていたかわいい息子が、
上京して帰ってきたら、都の影響でしょうか?
きりっとした好青年に変身したみたい。

    ますます、かわゆうござる!

息子の帰宅を祝って、一枚アップしましょう。

    商店街のスーパーのキャベツの山。

私は微妙な絞り調整などしない、二値的人間です。
開くか、F5.6に絞るか?
ずっと開放で使い続けた記憶しかありません。
それなのに、被写界深度はかなりありそう。
ワケがわかりません。

ただ言えることが1つあります。

    かなり使っていますが、
    開放での被写界深度がかなり深い感じ。
    ヘアピンで合焦すると覚悟していたのですが、
    なんとまあ、予想に反して、ふっくりと合焦し、
    それから段々とフォーカスアウトしてゆく感じで、
    とても自然なのです。

宮崎さんのお話では、絞りをちょっと絞ったあたりの収差が
あたかもF4あたりと同様の効果を出す傾向があるようです。
レンズのお話しは私にはほとんど理解不能なのですが、
見かけ上、開放付近でもちょっと深度が深く見える効果があるようなのです。

そのお陰で、ネガフィルムの特性もあるでしょうけど、
超大口径の場合、ピントがかなり難しい傾向にあるのですが、
このレンズに限っては、開放付近がフレンドリーで、
とても使いやすくできているようです。

今回の写真はその一証左なのかも知れませんね。
それにしても、この自然な実在感、立体感、
そして、だんだんとアウトフォーカスして行くあたりの自然さ!
これはかなりの名レンズなのではないでしょうか?

いかがでしょうか?
by Sha-sindbad | 2012-09-26 21:07 | Sonnetar50mmF1.1 | Comments(3)
Commented by 川越 at 2012-09-26 21:30 x
これまで見せて頂いた写真でもボケが良いレンズだと感じていましたが、最先端のレンズと違いいきなりボケが始まるのではなく、スムースにボケて行くので深度が深いように見えるのでしょうか。この距離で開放で写してこれなら、かなり使いやすいレンズと言えそうです。それに写りもいいし。益々憧れます。
Commented by Sha-sindbad at 2012-09-27 10:55
チャングムを演じた韓国の大スター、イ・ヨンエさんは、
「空気のような美人」と言われました。
ゾンネタール50mmf1.1で撮れば撮るほど、
このレンズも「空気のようなレンズ」、
そんな感じがしてきます。
どんどん憧れてください。
憧れて、焦がれて、烈々たる思慕の情を燃やせば、
運命が川越さんとゾンネタールを結びつけてくれるかもしれません。
Commented by Sha-sindbad at 2012-09-28 20:57
今日宮崎さんと電話でお話して、
ただのレンズ好きの私とは格違いのハイブローのコレクターでいらっしゃることを知りました。
知らぬこととはいえ、失礼しました。
宮崎さんは、どうもご希望の皆さんにお応えする方向で、ご努力の様子ですね。
待てば海路の日和あり、かも知れません。