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レンズ千夜一夜

461  マネキン (ゾンネタール50mmf1.1の開放は時には華麗に)



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昨日、JR京都駅に着いた後、地下鉄で移動することになりました。
地下街で最初の一枚を撮りました。
婦人帽ショップのマネキン。

ライカM9のASA感度は80。
ゾンネタール50mmf1.1は開放で60分の1秒のシャッター。
歩きながらなので、さっと撮って終わり。

時折、店員さんから文句を言われます。
おそらく展示プレゼンテーション、商品デザインを盗むプロがいるのでしょう。
私はまさに清廉潔白なので、文句を言われたら、
「ああ、そうですか? ありがとう」でケリを付けますが、
さすがに、文句を言われた後で撮ることはできませんので、
いきなりまず撮ってしまうヒットエンドラン方式。

撮影位置にすっと移動し、
一瞬撮影動作に入り、ただちにシャッター。
オートフォーカスなんて10年以上前に1回使っただけで、無縁。
ひたすら自分フォーカスですから、フォーカシングのスピードが勝負。
背景などちらっとも見ません。
すべてレンズ任せ。

なお、つけ加えますと、
ファインダーものぞかず、その位置についてから見もしないで、
どうしてそこが撮影位置だと分かるのか?
分かりません。
お話しは逆。
なんでもいい、ここだと勝手に決めて立ち止まったら、
そこが撮影位置なのだと決めているだけ。
もっとよい写真が撮れる位置があるに違いない、
そう考えて、その場でいろいろ試すのは写真家のすること。
素人は、生死不問、結果不問なので、気楽ですね。

こんな旧式な撮り方だからこそ、
背景を全部溶かしてくれるゾンネタールは重宝です。
それにしても、開放でこれだけ美しい色乗りなら、
絞り込むと、ちょっと豪華すぎることになるかも知れないので、
どんな状況でも開放で乗り切りたくなりますね。
by Sha-sindbad | 2012-09-23 11:08 | Sonnetar50mmF1.1 | Comments(0)