レンズ千夜一夜

366 落ち葉 (ズマール50mmf2lで台風一過の光景を撮ってみた)



b0226423_14552499.jpg




ズマール50mmf2

1933年から12万本も作られたそうです。
私のズマールは№281817。
どうやら1936年製のようです。

ノンコーティングレンズですが、
筐体にはかなりの使用感があり、廉価に購入できたのは幸運。
なぜって、レンズにはほとんど疵がないからです。

とてもよく写ります。
12万本の作られたのは、大変に人気が高かったからでしょう。
とにかく柔和、優艶の描写。

ところが、ライカ社が続いて作ったレンズは、

    1936年 クセノン50mmF1.5
    1939年 ズミタール50mmF2
    1949年 ズマリット50mmF1.5
    1953年 ズミクロン50mmF2
    つまり、精密、厳密描写を目指すレンズばかり。

私が勝手に推測するに、
精密、厳密描写はツァイスの得意技。
戦前から戦後にかけて展開されたレンジファインダー戦争で、
おそらく常に首位に立ちながらも、
背後からひたひたと迫り来るツァイスの影に、
終始怯え続けたのではないでしょうか?

フィルム性能のせいもあったでしょう。
フィルム性能は、私が写真を始めてから現在までを考えると、
目覚ましいほど改良されました。

とくにネガカラーと来たら、柔和な表情は失わないままに、
とても精密な描写が可能となりました。
デジタルも同様です。

    現代こそ、ズマール活躍の場なのです。
by Sha-sindbad | 2012-06-21 14:57 | Sumar50/2 | Comments(2)
Commented by nakky85 at 2012-06-22 08:59
ホロゴン、やっぱりいいですね。
15mmも16mmも持ってないけど、ファンです。
いや、Hologonさんに出会ってなかったらファンになってなかったと思います(笑)

ワタクシ的には緩やかでわざとらしくない周辺減光と色味の深さが、もうそれだけで「味」に感じます。
Commented by Sha-sindbad at 2012-06-22 21:48
nakky85さん
ありがとうございます。
私にとっては、ホロゴンは絶対です。
私の後半生、ホロゴンとともに歩いて行きます。
ホロゴンに出会ったおかげで、
写真への欲を捨てることができました。