レンズ千夜一夜

297 落水 (ケルンのマクロスイター26mmF1.1の開放はあたたかな情感で)



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微妙な情感を写真で表現できる写真家がいます。
偉大な写真家たちがそれです。

エド・ファン・デア・エルスケンなんか、
処女作からしてそれができました。

音楽の演奏と同じです。
楽譜通り弾けても、それでは十分でない。
シンプルなフレーズに得も言われぬ情感を込めることができるのは、
真正のアーチストだけ。

写真も同様。

カメラ、レンズが進化したために、
見事な写真が撮れます。
なんだかカルティエ=ブレッソンよりも美しく、鮮やかに撮れているみたい!
現代のアマチュア写真家の一部の方は、
自分たちが過去の大写真家たちを軽く凌駕してしまったと自負しています。
あんなのは時代遅れだ、というわけです。

ほんとうに、カルティエ=ブレッソンを超えたのでしょうか?
とんでもない。
ただ、カメラ、レンズに撮ってもらっているだけ。
その証拠に、その見事な写真を拝見しても、心に響きません。

私のような素人は、そんな思い違いは絶対にしませんが、
ただ、レンズが素敵な写真をプレゼントしてくることが、
どんなに幸せなことか、これだけはよく分かっています。

今日も、オリンパスE-PL1に付けたレンズに溜息をついています。

    マクロスイター26mmF1.1

その開放描写のあたたかなこと!
腕はなくても、レンズが豊かな情感を醸しだしてくれるという点では、
ケルン社のレンズもダルメイヤーに負けていませんね。
by Sha-sindbad | 2012-04-10 18:20 | MacroSwitar26/1.1 | Comments(1)
Commented by nakky85 at 2012-04-11 09:25
あぁ・・やっぱり「ホロゴンデイ」が一番落ち着く気がします。ワタクシの心が・・・