レンズ千夜一夜

285 自転車 (バルター50mmf2.3はパンタッカーと双璧対極の開放美人)



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映画用レンズとスチール写真用レンズと、
この2種類のレンズの作り方、性能には違いがあるのでしょうか?

幾人かの方から、映画用レンズは、
スクリーンに投影してもなおシャープな画像を作り出すため、
それだけ高性能を要求されたと聞きました。

でも、どんな場合でもそうですが、
特化された性能は、別のシーンでは逆効果となりかねません。

なるほどスチール写真用レンズを映画に使ったという話はあまり聞きません。
映画用レンズに要求される水準を満たしていないのかも知れません。

でも、スチール写真は、昔の引き伸ばしで言えば、
せいぜい全全倍に伸ばせれば、十分だったのですから、
むしろ繊細微妙な味わいを求める方向では、
映画用レンズを超えているのかも知れません。

このあたりのことはまるで無知なので、
これは単なる頭の遊び。

近ごろ、映画用レンズを多用して感じることは、
まるで区別が付かないということです。
優れたレンズとなれば、ライカで使う限り、
映画用、スチール用などとことさら意識する必要はなさそうです。

ボシュロムのバルター50mmf2.3
確かに開放から強烈なる高解像レンズ。
平面を撮る限り、周辺まで像が崩れません。
立体感も色彩も文句なし。

でも、優等生的な仕事はしてほしくありませんね。
だから、パンタッカー50mmF2.3と同じ土俵に上っていただきましょう。

     -2まで切り詰めて、なにが起こるか?

無茶な使い方です。
でも、バルターは余裕綽々です。
キリリと像を結んでいるのに、
あたたかなふくらみを感じるのか、私だけでしょうか?
by Sha-sindbad | 2012-03-29 21:34 | Baltar50/2.3 | Comments(0)