232 恋 (キネタール37.5mmF1.8は最近接でドラマチックに歌い)
キネタール37.5mmF1.8はさすがに映画用レンズ。
絞りはf5.6だったと記憶しています。
いつも撮る陶器の壊れた人形。
最短撮影距離まで近寄って撮りました。
近ごろ、シネレンズの銘玉をかなり手に入れました。
大口径のものがかなりありますが、
では、暗いレンズがダメかと言いますと、
ジオグラフィックさんがいつもお書きになっているとおり、
どちらかと言うと、暗いレンズの方が見事な画像をくれます。
大口径レンズも、開放の描写もよろしいのですが、むしろ
ちょっと絞り込んだときの画像が勝負所という感じがします。
キネタール37.5mmF1.8は、その点で、見事合格では?
余談ですが、
ライカM9で撮ったときの結果との落差に驚いています。
シャープネスをオフにして、コントラスト、彩度も落としているのに、
開放から超精密、超高精細画像なのです。
要するに、画像がツンツンと尖っています。
ところが、リコーGXR/A12に付けると、
どこにも尖ったところがない。
むしろどちらかと言うと、しっとりとして、大人の味わいのレンズ。
この変貌、おそらく両レンズの画像処理ソフトの違いなのでしょう。
一度、ライカM3で使って、銀塩フィルムで撮ってみて、
このレンズの実像を確かめた方がよさそうですね。
by Sha-sindbad
| 2012-02-09 12:13
| Kinetal37.5/1.8
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