レンズ千夜一夜

211 陶器人形 (マクロスイター25mmF1.1で新しい人生を)



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人生って、沢山の扉のあるお屋敷ですね。

    ある日、ある扉を開いたとき、
    そこで何が待っているか?
    絶対に予測できない、それが人生。

すべて計画し、それを実現する人生もよろしいのですが、
それが大それた野望であればあるほど、
実現可能性が低く、失望可能性ばかりが高くなります。

むしろ人生が私にプレゼントしてくれるものを、
良きものも悪しきものも、そっくり呑み込む方が、
人生を素直に楽しめる方法なのではないでしょうか?

そんな人生の一角でレンズ人生なるものが展開する人、
これは、私の知る限りでは、かなり特殊な人間ですね。
ある種の「さまよえるオランダ人」らしく、
心当たりのレンズは全部試し尽くしたいという、
抑えることのできない、抑えたくもない欲求に駆られて、
どこまでもレンズ世界を彷徨い歩いています。

その欲求は、「理想のレンズ」を発見することで、
おとなしく収まってくれるのでしょうか?
私の個人的体験では、どうやら無理みたいですね。

私は、この「理想のレンズ」をすでに発見してしまった、
かなり稀な人間なのです。
15年半前に、すでに出会ってしまいました。

    ホロゴン15mmF8

でも、レンズ探索の旅がまだ続いています。
なぜか?
分かりませんね。
はっきり分かっていることが一つ。
それが楽しいこと。
楽しければ、いいじゃありませんか?

そんなレンズ探索の旅の分岐点がなぜか正月。
2年前、ライカ用ホロゴン15mmF8とトポゴン25mm f4を発見。
ライカでもホロゴン15mmF8を楽しめるようになって、
超広角レンズの楽しみが倍増しました。

ところが、今年の正月、
超大口径レンズを発見したのです。
大口径シネレンズとして知られたレンズ。

    マクロスイター25mmF1.1

このとても手が出ないと思っていたレンズが、
またも超廉価で、目の前に登場したのです。

約1週間で到着した、私3本目のマクロスイターは美しかった!

    ややお年を召されて、かすかにアンニュイの気配漂う、
    でも、瞳はまだ澄んで輝き、
    ウィンクしますと、もうメロメロになってしまいます。
    まだ輝くように美しいディーバ、という風格、風情。

ズマール50mmf2、
エクター47mmf2、
ズミルックス50mmF1.4、
マクロスイター50mmF1.8、
開放描写の卓抜な大口径レンズはいつくかありますが、
f1.1となると、もう次元が違うという感じですね。

    合焦部分には、ほんのりとフレアが漂い、
    マクロスイター独特の清澄な空気感を誘います。

    オリンパスE-PL1の拡大ライブビューのおかげで、
    開放でもしっかりシャープに合焦し、
    アウトフォーカスはとろけます。

前ボケ、後ボケ両方が分かるように、
最短撮影距離の、いわばマクロ域での写真を選びました。

    また、新しいレンズ人生が幕を開きました。
by Sha-sindbad | 2012-01-19 15:07 | MacroSwitar26/1.1 | Comments(3)
Commented by nakky85 at 2012-01-19 15:29
「彷徨える御レンズ人」ですね(笑)
Commented by nakky85 at 2012-01-20 10:25
ここ数日の東大寺界隈の・・・ものすごく好きです。
心がザワザワします(笑)
Commented by Sha-sindbad at 2012-01-20 22:03
nakky85さん
近ごろ、nakky85さん、あちこちで、
切れ味のよい言葉遊びを披露しておられますね。
今回など、かなり苦しいダジャレですが、
そのあたり、かなり大阪人に近い感じ。
その臨機応変の才能がストリートフォトに役立っている感じがしますね。