レンズ千夜一夜

183  祭の女 (パンタッカー125mmf2.3は悠揚迫らざる描写力で)



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かなり前のことです。
まだ、映画用レンズの会社アストロ・ベルリンも、
その代表的なレンズ、パンタッカーPanTacharも知る人ぞ知るだけだった時代。

「cha」はドイツの喉音で発音するのでしょうから、
もっと複雑微妙な破裂音なのでしょう。
でも、日本語で表記できない音を書くのには無理があるので、
通常言われているように、「パンタッカー」と呼んでいます。

その125㎜を友人が手に入れて欲しいと私に依頼したのです。
ウィーンのLeicashopから送ってもらいました。
8万円ほどでした。

今では、いくらするでしょうね?

友人が改造したのかも知れません。
M42マウントで使えるようになり、
その直後のネパール行きに借用することができました。

ブラックペイントの見事な鏡胴のレンズでした。
開放でも絞り込んでも、常に軟調でした。
写真、写真した写りではなく、あくまでもナチュラル。

イメージサークルが広いので、中判でも使えるはず。
大伸ばしにしたときに威力を発揮するあたり、
このレンズが70㎜用だったという伝説を裏付けているのでしょうか?
by Sha-sindbad | 2011-12-20 15:48 | PanTachar125/2.3 | Comments(2)
Commented by nakky85 at 2011-12-21 00:06
>ロボグラフィは、ストリートフォトとは違います。

見てて思うんですが、Hologonさんは有象無象・有形無形の膨大な景色の中から
「被写体を発掘する」天才だと思います。
特にこのロボグラフィというジャンルにおいては・・・

それをレンズの成果にするところが奥ゆかしいんですけどね(笑)
でも、間違いなくHologonさんは被写体を発掘する「鼻」を持ち合わせていると思います。
Commented by Sha-sindbad at 2011-12-21 22:35
nakky85さん
ありがとうございます。
でも、「下手の鉄砲数撃てば当たる」式手当たり次第が真相です。
nakky85さんこそ、佐々木小次郎のツバメ返しそこのけの妙技で、
絢爛たるストリート写真絵巻。
毎回、唖然としています。
もし私が「鼻」なら、nakky85さんは「フットワーク」でしょう。