15 水郷 (ヘリゴン35㎜f2.8はまさしくヘリゴンなのだった)
レチナについているヘリゴン50mmf2というレンズは、
ある種の伝説的な名声を誇っています。
私も持っていますが、
とても抜けの良いレンズで、
どこか名剣の切れ味を感じさせてくれます。
一方、ヘリゴン35㎜f2.8は、
ローデンシュトックが供給した、唯一のL39スクリューマウント。
それなのに、なぜか50mmほど有名ではありません。
使う人が少なかったために、評判にならずじまいだった、
そういうことでしょうか?
偶然、外国のお店で見つけました。
50㎜ヘリゴン以上に、強烈なる切れ味のレンズです。
でも、現代レンズのように、超精密描写ではなく、
大づかみにして、ガッと差し出してくる、
そんな力強い味わいに特色があります。
立体感を再現するのも、お安いご用、という感じですね。
by Sha-sindbad
| 2011-06-29 21:05
| Heligon35/2.8
|
Comments(0)